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薩摩オハラハー

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2023.3 屋久島、鹿児島(鹿児島市と知覧)、熊本を巡った記録
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薩摩オハラハー DAY1

薩摩オハラハー DAY1

はじめに

3/23(木)~4/1(土)まで延べ9泊10日の南九州旅に行ってきました。主要な目的地は屋久島。
高校生で登山を始めて「日本百名山」や「グレートトラバース」に影響を受けてきた自分にとって、屋久島は憧れの地でした。
大学受験期やコロナ禍で計画を先に延ばし続けてきましたが、この春にようやく実現させることができました。

WBCじゃないけれど、「憧れることをやめましょう」を自分の中で一つ達成

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薩摩オハラハー DAY2

薩摩オハラハー DAY2

種子屋久高速船

3/25(土)。6:30に宿泊先を出発し、まだ薄暗い鹿児島の街を抜けて港を目指します。

7:45鹿児島発の高速船でいよいよ屋久島へ。

経由地の指宿は曇っていましたが9:45に到着した屋久島宮之浦港は綺麗に晴れていた。旅人がよく言う「島に呼ばれた」とはこういうことなのでしょうか。

縦走1日目-登山口へ-

登山口最寄りの集落安房へバスで30分かけて移動し、協力金の支払いやガス

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薩摩オハラハー DAY3

薩摩オハラハー DAY3

縦走2日目-九州最高峰の頂へ-3/26(日)。5:00に起床すると雨はまだ降り続いていました。
軽めの朝食を作り、7:00に淀川小屋を出発。
南の島とはいえ、標高1000m以上の避難小屋は着込んでいても寒いもの。
このまま一日中ここで停滞している方が体を冷やしてしまうし、行動不能なほどの雨ではなかったので途中のピークを一部カットして一旦宮之浦岳のピークを目指すことにしました。

登山道は雨でぬかる

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薩摩オハラハー DAY4

薩摩オハラハー DAY4

-縦走3日目 苔むす森を歩く-3/27(月)、縦走最終日は快晴。高塚小屋から下るルートは見所が多いので細切れに紹介していきます!

まずは高塚小屋から徒歩5分、屋久島のシンボル縄文杉。
早朝7:00の撮影だったので周囲に人はほとんどおらず、山の主たる巨樹と静かな時間を共有できました。

淀川小屋からご一緒した熊本の高校山岳部顧問の先生が仰っていたことですが、縄文杉を目標に森に入る人が多いおかげで、

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薩摩オハラハー DAY5

薩摩オハラハー DAY5

屋久島一周記
3/28(火)。天候の安定しない島なので、この日は縦走の予備日として予め1日フリーにしていました。蓋を開けてみると縦走は予定通りに終了し、この日の天気は最高だったので、レンタカーで島一周してみました。周囲100kmの大きな島ということで、丸一日かけてじっくりと名所を巡りました。

まずは宿からレンタカー店に行く道中にある益救(やく)神社を参拝。

平安時代に出され、当時の「官社」をま

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薩摩オハラハー DAY6

薩摩オハラハー DAY6

島を出る日-大隅海峡をゆく-

3月29日。のべ5日間滞在した屋久島を去る日がやってきた。

10:00発の高速船で鹿児島へと戻る。帰路は種子島 寄港便だった。

30分ほどの航海で種子島西之表港到着。

3月末の西之表港は、おそらく本土の中学や高校に進学すると思われる学生たちと、彼らを見送る家族や友人で溢れていた。

お互い言葉を交わしながら手を振り合う姿を車窓越しに眺めていると、「やめてくれ、

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薩摩オハラハー DAY7

薩摩オハラハー DAY7

特攻平和会館鹿児島滞在最終日は早朝からローカル路線バス に1時間揺られ知覧へ。今回の旅でぜひとも訪れてみたかった場所だ。

特攻という重たいテーマを今に伝える施設だが、事実を淡々と伝える姿勢にとても好感の持てる場所だった。思想は事実を知った後に付いてくるべきものだ。

施設内はトップ画に使った飛行機の残骸以外は撮影禁止。
以下の写真は平和会館周辺の様子です。

遺書をはじめ特攻隊員目線の資料はもち

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薩摩オハラハー DAY8 肥後道草編

薩摩オハラハー DAY8 肥後道草編

来熊3/31(金)。翌日の飛行機で福岡空港から北海道へ戻ることになっていたので、実質最終日。当初は指宿辺りに行く計画も立てていたが、WBCでの村上選手の活躍にかなり刺激を受けたのでせっかくならと道中の熊本を巡ってみることにした。
人生初来熊(らいゆう)。

熊本市内名所巡り早朝に鹿児島を出発し、新幹線で1時間かからずに熊本駅到着。

午前中は市電に乗って名所を巡った。

旅慣れた知人たちからは「熊

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