Fukushima Yoshiyuki

MuroranIT/mountaineering/machine learning https://www.instagram.com/mt.fudaoxiangzhi/

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マガジン

  • 2023夏 題名のない旅

    2023.8. 名古屋→松本→甲府→東京を巡った記録

  • 薩摩オハラハー

    2023.3 屋久島、鹿児島(鹿児島市と知覧)、熊本を巡った記録

  • アジアの純真2023

    2023.3 ネパール(トランジットでタイ)を巡った記録

  • 令和の北前船 2022夏

    2022年9月、夏休みを利用して北陸を巡った記録。

  • 北の旅人 2022年5月~6月

    2022年5月(GW以降)~6月に北海道各地を巡った記録

最近の記事

エスコンフィールド初観戦記

アンビシャス 2023年4月、一冊の本を読んでいた。 題名は『アンビシャス』。2023年現在、北海道で最も熱い場所であるエスコンフィールド北海道の建設舞台裏を描いたノンフィクションである。 折しも縁あってこの本の感想を地元の書店の出版物に寄稿させて頂く機会があったので抜粋してみる。 物心ついた頃から生粋のファイターズファンである私にとって、エスコンフィールドは夢の国。昨年までは札幌に行く用事がある度に、わざわざ工事の進捗を見に行っていたほどの場所である。 今シーズンのど

    • 薩摩オハラハー DAY8 肥後道草編

      来熊3/31(金)。翌日の飛行機で福岡空港から北海道へ戻ることになっていたので、実質最終日。当初は指宿辺りに行く計画も立てていたが、WBCでの村上選手の活躍にかなり刺激を受けたのでせっかくならと道中の熊本を巡ってみることにした。 人生初来熊(らいゆう)。 熊本市内名所巡り早朝に鹿児島を出発し、新幹線で1時間かからずに熊本駅到着。 午前中は市電に乗って名所を巡った。 旅慣れた知人たちからは「熊本は都会」と聞いていて、実際高層ビルも多く札幌を歩いているような感覚だった。さす

      • 薩摩オハラハー DAY7

        特攻平和会館鹿児島滞在最終日は早朝からローカル路線バス に1時間揺られ知覧へ。今回の旅でぜひとも訪れてみたかった場所だ。 特攻という重たいテーマを今に伝える施設だが、事実を淡々と伝える姿勢にとても好感の持てる場所だった。思想は事実を知った後に付いてくるべきものだ。 施設内はトップ画に使った飛行機の残骸以外は撮影禁止。 以下の写真は平和会館周辺の様子です。 遺書をはじめ特攻隊員目線の資料はもちろん、知覧の地元住民目線、アメリカ軍目線の展示も豊富でいろいろと考えさせられる空

        • 薩摩オハラハー DAY6

          島を出る日-大隅海峡をゆく- 3月29日。のべ5日間滞在した屋久島を去る日がやってきた。 10:00発の高速船で鹿児島へと戻る。帰路は種子島 寄港便だった。 30分ほどの航海で種子島西之表港到着。 3月末の西之表港は、おそらく本土の中学や高校に進学すると思われる学生たちと、彼らを見送る家族や友人で溢れていた。 お互い言葉を交わしながら手を振り合う姿を車窓越しに眺めていると、「やめてくれ、こっちまでもらい泣きしてしまうじゃないか…」という気分になってくる笑 リアル「

        マガジン

        • 2023夏 題名のない旅
          0本
        • 薩摩オハラハー
          8本
        • アジアの純真2023
          3本
        • 令和の北前船 2022夏
          11本
        • 北の旅人 2022年5月~6月
          9本
        • みちのく一人旅
          16本

        記事

          薩摩オハラハー DAY5

          屋久島一周記 3/28(火)。天候の安定しない島なので、この日は縦走の予備日として予め1日フリーにしていました。蓋を開けてみると縦走は予定通りに終了し、この日の天気は最高だったので、レンタカーで島一周してみました。周囲100kmの大きな島ということで、丸一日かけてじっくりと名所を巡りました。 まずは宿からレンタカー店に行く道中にある益救(やく)神社を参拝。 平安時代に出され、当時の「官社」をまとめた書物である「延喜式神名帳」に日本最南端の由緒ある神社としてその名が登場する

          薩摩オハラハー DAY5

          薩摩オハラハー DAY4

          -縦走3日目 苔むす森を歩く-3/27(月)、縦走最終日は快晴。高塚小屋から下るルートは見所が多いので細切れに紹介していきます! まずは高塚小屋から徒歩5分、屋久島のシンボル縄文杉。 早朝7:00の撮影だったので周囲に人はほとんどおらず、山の主たる巨樹と静かな時間を共有できました。 淀川小屋からご一緒した熊本の高校山岳部顧問の先生が仰っていたことですが、縄文杉を目標に森に入る人が多いおかげで、屋久島の他の森の環境が守られている側面もあるようです。 そうした意味でも縄文杉は

          薩摩オハラハー DAY4

          薩摩オハラハー DAY3

          縦走2日目-九州最高峰の頂へ-3/26(日)。5:00に起床すると雨はまだ降り続いていました。 軽めの朝食を作り、7:00に淀川小屋を出発。 南の島とはいえ、標高1000m以上の避難小屋は着込んでいても寒いもの。 このまま一日中ここで停滞している方が体を冷やしてしまうし、行動不能なほどの雨ではなかったので途中のピークを一部カットして一旦宮之浦岳のピークを目指すことにしました。 登山道は雨でぬかるんでおり、場所によっては沢と化しているところも。 スパッツを履いていてもそれなり

          薩摩オハラハー DAY3

          薩摩オハラハー DAY2

          種子屋久高速船 3/25(土)。6:30に宿泊先を出発し、まだ薄暗い鹿児島の街を抜けて港を目指します。 7:45鹿児島発の高速船でいよいよ屋久島へ。 経由地の指宿は曇っていましたが9:45に到着した屋久島宮之浦港は綺麗に晴れていた。旅人がよく言う「島に呼ばれた」とはこういうことなのでしょうか。 縦走1日目-登山口へ- 登山口最寄りの集落安房へバスで30分かけて移動し、協力金の支払いやガス缶の調達を済ませました。協力金を支払った役場の安房支所では「うん、その装備だった

          薩摩オハラハー DAY2

          薩摩オハラハー DAY1

          はじめに 3/23(木)~4/1(土)まで延べ9泊10日の南九州旅に行ってきました。主要な目的地は屋久島。 高校生で登山を始めて「日本百名山」や「グレートトラバース」に影響を受けてきた自分にとって、屋久島は憧れの地でした。 大学受験期やコロナ禍で計画を先に延ばし続けてきましたが、この春にようやく実現させることができました。 WBCじゃないけれど、「憧れることをやめましょう」を自分の中で一つ達成できたかな。 屋久島での自然体験溢れた旅前半と、歴史巡りを満喫した旅後半。

          薩摩オハラハー DAY1

          アジアの純真2023③ KATHMANDU

          タメル3/7(火)、正午過ぎに首都カトマンズ入り。高校生の時に「神々の山嶺」を読んで以来、ずっと訪れてみたかった場所でした。 念願の「バックパッカーの聖地」タメル地区を拠点に、喧騒と猥雑に溢れる街を楽しみ尽くした2日間でした。とにかく歩いていて楽しい街。ちなみに羽生丈二とマロリーのカメラには出会えませんでした笑 タメルの雑踏を進んでいくと旧王宮のある「ダルバール広場」。 ボダナート広場から宿泊先に戻る道中の「カテシンブーストゥーパ」では初めてのマ二車ぐるぐる体験。 ト

          アジアの純真2023③ KATHMANDU

          アジアの純真2023② POKHARA

          ポカラへ12:30にカトマンズのトリブバン国際空港着。小さな空港なのでタラップから直接地面に降りる首相スタイルの降機です笑 空港を一歩出ると、大量の車とバイクの群れに遭遇し、タイ以上の喧騒に少々圧倒されます。カトマンズは復路で2泊予定ということで、今日は協定校のあるポカラへ。千歳から前泊含め3日かけていよいよ。 天候の影響で1時間半ほどフライトが遅れたものの16:30にポカラ着。快適なプロペラの旅でしたが、乾季には珍しく雨が降り続いていました。 協定校との交流で1週間ほど

          アジアの純真2023② POKHARA

          アジアの純真2023① TRANSIT

          深夜特急2/27(月)~3/10(金)で、人生初の海外へ行ってきました!行き先はネパール。初の海外旅行地にしてはずいぶんと渋い場所ですが、コロナ禍が落ち着き始めようやく復活した大学の協定校プログラムを利用する形になりました。 大学1年の春に短期で中国(武漢、上海)へ行く予定だったのがコロナで中止になってから、はや3年。 コロナ禍を耐え抜いてきた学部生活の集大成として、神々しい世界の屋根と、成長著しいアジアの熱気と喧騒を全身で感じる旅となりました。 団体旅行ではありますが、いつ

          アジアの純真2023① TRANSIT

          アジアの純真 薩摩日記 episode0

          2023年3月は「旅行月間」だ。 アジアの純真 上旬の2週間は大学の海外研修という形で、人生初の海外。 行き先がタイ経由でのネパールということで、なんとも自分らしい行き先。 初めて行く国が世界の屋根とは…。 3年前、同じく大学の海外研修で中国の武漢に行く予定だったのが、まさかの世界史的なパンデミックの震源地となり渡航中止になって以来の海外に行くチャンス。コロナ禍を耐えてきた甲斐があった…。 今回は協定校との文化交流企画なので登山はしないが、コロナ禍で北アルプスも満足に登っ

          アジアの純真 薩摩日記 episode0

          2022年を振り返る

          日付が変わり、正月3ヶ日が今年も終わってしまいました…。 この稿を書いている今は1月4日の深夜です。 大学の冬休みは短いので今日からは一気に日常。 2023年は学部の4年間が終わり、春からは大学院生になります。 プライベートでも盛り沢山な一年になりそうなので 私自身に対しても、普段関わって下さっている方々に向けても トピックごとに昨年を振り返り、年初にいろいろ書いてみようかなと思います。 ↑こちらは一昨年の振り返り 普段の旅の紀行文もそうですが、文章にすることで考えや気持

          2022年を振り返る

          令和の北前船 2022夏 DAY8-3 信濃川 旅の結び

          ↑前回の記事はコチラ 信濃川河井継之助記念館を16時に出発。継之助が北越戦争前夜に新政府軍と談判した「小千谷談判」の現場に行くには時間が短い。 記念館で「ゆかりの地マップ」を眺めていると、長岡市と小千谷市の境界である信濃川を望む河川敷に司馬遼太郎「峠」の文学碑があるらしい。 信濃川は日本一の長さを誇る大河。 旅の結びとしてふさわしい風景かも知れない!と思い、文学碑のある「越の大橋」に向かった。 橋の小千谷市側にぽつんと碑は立っていた。 護岸工事が進み綺麗な堰になっているも

          令和の北前船 2022夏 DAY8-3 信濃川 旅の結び

          令和の北前船 2022夏 DAY8-2 越後 英雄たちの選択

          ↑前回の記事はコチラ 春日山城糸魚川のお隣、上越市。 直江津の港を見下ろす高台に「越後の龍」こと戦国の名将上杉謙信の居城、春日山城がある。 麓から登り、じっくりと山城を堪能してみた。 城趾入口には「御前清水」。 謙信が出陣の際に飲んでいたといわれる水。山頂には井戸も発見されており、山城ながら水利には優れていたそう。 標高の割に巨大に感じる春日山城。 戦国期たけなわの頃の城ということで、無駄なものが一切ない常時戦闘向けといった印象を受ける。 登っていくと麓の頸城平野が一

          令和の北前船 2022夏 DAY8-2 越後 英雄たちの選択