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2023夏 題名のない旅 濃尾平野①

はじめに

ご無沙汰しております。
ほぼ1年ぶりのnoteとなりました…。
前回の記事は約1年前、できたてほやほやのエスコンフィールド初観戦記でした。この直後から長きに渡る就活が本格的に始まり、大学院も忙しくなり、一時期は体調を崩していたこともあってなかなかnoteに手が回らずにいました。

近況報告がてら、結論から申し上げますと、3月末に晴れて就活が無事終わり大学院の研究に関連した企業への内々定をいただきました!
生まれ育った北海道を離れ、来春からは関東平野の民になります。
現在は残り1年を切った大学院生活の総仕上げとして修論の追い込みに入っているところです。ただ、修論ばかりでは単調な生活ですし、去年海外を一緒に旅した友人から「最近noteはどうなの?」と聞かれたことをきっかけに、お蔵入りしかけていた旅noteを気分転換がてら書いてみようかな…という気分になったのでした。

↓昨年の自信作を上げてみる

今回の旅は8月後半の一週間。本来は南アルプスを予定して取った日程でしたが、天候と自身のコンディション不良で断念。加えて旅の直前に夏期インターンのお祈り通知も数通届き(全落ち)、心中穏やかではありませんでした笑
とはいえ、せっかく確保した夏休みを無駄にするのはもったいなかったので、南アルプスのために確保していた時間と予算を東海甲信で行ったことのない県を巡る旅をすることに使ったのでした。
名古屋→信州→甲州→東京と巡る日程。いつものようにセンスのいいタイトルが思い浮かばず特に題名はありませんが、この旅で東京をじっくり自分の足で巡った経験が就活を終えた今振り返ると「インターンシップ」な旅だったのかなと思います。

すばらしい街

8月23日(水)。
もともと山梨県に行くために取っていた羽田行きの航空券をそのまま利用し、品川で新幹線に乗り換えて名古屋へ。

新千歳を飛び立って45分ほど、「羽田空港の滑走路混雑のため当機は松島上空で旋回いたしております」の謎アナウンスで宮城県上空をしばらくぐるぐる。飛行機好きな友人に後で聞いてみたけどかなり珍しい出来事だという…。

結局のところ遅れは数十分で、新幹線を一本遅らせるだけで済みました。旅にトラブルは付きものだし、普段からそれを楽しむくらいの気持ちでいるのですが、新千歳羽田線ということもあり公用じゃなくて良かった…とほっとしました。

東海道新幹線で名古屋についたのは15時過ぎ。
「三河安城駅」無事通過のアナウンスと、名古屋駅直前に車窓に写る「ナゴヤ球場」が名古屋に来た実感をもたらしてくれました。日本の大都市では唯一未踏の地だったこともあり、名古屋駅前の安宿にたっぷり3泊して濃尾平野を堪能することにしました。

熱田神宮

夕方到着だったこともありこの日訪れたのは熱田神宮のみ。
東海地方独自の私鉄「名鉄」の赤い車両に揺られて向かいます。

名古屋の街を移動していると、大都会というよりは延々と広がる都市圏といった印象を受け、札幌に似ている部分を感じる街でした。特に、名鉄に乗っていると主観だけど苗穂とか琴似らへんの空気感を感じます。名古屋駅の地下街が「エスカ」なのもなんとなく親近感🐓(札幌駅前はエスタ)

何もない、と揶揄されがちな街とはいえ、日本を支える大産業地帯であり歴史的にはあの三英傑を輩出した東海道の最重要エリア。見るべきスポットは多いのです。

特にスピリチュアルに詳しいわけではないですが、古社らしく境内の雰囲気はぴんと張り詰めたものが。三種の神器の一つ「草薙剣」を祀るだけのことはあります。

境内の片隅には、桶狭間の戦い出陣前に織田信長が戦勝祈願を行い、御礼として奉納した塀もあります。

信長塀

東海道新幹線の影響で名古屋から琵琶湖を経由すると思いつつ、意外にも本来の「東海道」は名古屋から桑名を経由し鈴鹿峠へ至るのが正式ルート。
当時は名古屋市街地を経由せず桑名へと船で渡るのが定番ルートだったということで、熱田神宮の近くにはその名残を示す「七里の渡し」跡があります。

ドアラと名古屋城

8月24日(木)。
名鉄のダイヤが乱れるほど朝から大雨だったので、朝は宿でゆっくり。
本来予定していた岡崎を明日に延期し、地下鉄で移動できる範囲の市内観光をすることにしました。

まずは東山動植物園。
当初の予定にはなかったけれど、もともと自然好きかつ動物好きだし、日本一の展示種類数を誇る巨大施設なので子どもの頃から行ってみたい場所でした。

日本で初めてコアラを飼育した施設であり、中日のマスコット「ドアラ」もここが由来になっています。

平日で雨だったので客足も少なく、知的好奇心をくすぐる良いリフレッシュになりました。

珍獣コビトカバ
微笑ましいアジアゾウの親子

続いて名古屋城見学。
関ヶ原以降の城、かつネームバリューの割に歴史の表舞台に出てこないスポットかつ再現天守ではあるものの、建築物としては一見の価値ありだと思います。

城内には復元された本丸御殿。
御三家の威光を感じる豪華絢爛な空間でした。

リハビリnoteがてら序盤の名古屋観光の様子を綴ってみました。
次回は濃尾平野編②、清洲岡崎桶狭間を巡った戦国色強い記事になると思います。
今回もありがとうございました!


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