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アジアの純真 薩摩日記 episode0

2023年3月は「旅行月間」だ。

アジアの純真


上旬の2週間は大学の海外研修という形で、人生初の海外。
行き先がタイ経由でのネパールということで、なんとも自分らしい行き先。
初めて行く国が世界の屋根とは…。
3年前、同じく大学の海外研修で中国の武漢に行く予定だったのが、まさかの世界史的なパンデミックの震源地となり渡航中止になって以来の海外に行くチャンス。コロナ禍を耐えてきた甲斐があった…。

天気が良ければこんな景色が見られる

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%91%e3%83%8e%e3%83%a9%e3%83%9e-%e3%83%8d%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%ab-%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%8a%e3%83%97%e3%83%ab%e3%83%8a-4642530/


今回は協定校との文化交流企画なので登山はしないが、コロナ禍で北アルプスも満足に登っていない自分が国境を越えて世界の屋根を眺めに行くのだから人生は面白い。(軽いトレッキングは研修メニューに含まれているらしい!)


薩摩日記

そして、下旬の1週間は長期休みごとにお馴染みになりつつあるひとり旅企画。今回は、高校生の頃から計画を温めてきた念願の「屋久島縦走」。高校生で登山を始めて以来、「日本百名山」や「グレートトラバース」に影響を受けてずっと憧れてきた島だ。日本百名山100番目の九州最高峰「宮之浦岳」を中心に、縄文杉や「もののけ姫のモデルとなった森」などを巡る計画。期間はたっぷり1週間。飛行機は新千歳↔福岡のみで、屋久島へは九州新幹線と船で移動するので屋久島以外にも鹿児島本土(知覧、桜島など)や熊本福岡あたりをいろいろと巡る予定だ。

念願の洋上アルプス

関ヶ原

今回、屋久島行きを計画したのは登山の動機以外にも「鹿児島」という地への憧れのようなものが大きい。昨年春の東北で青森を巡ったときに、次は本州の南端を見てみたいと思った。陸奥湾と錦江湾って地形を反転させたら結構似ているように思える。
昨年夏の北陸旅行で関ヶ原を隈なく散策したときは、「島津の退き口」の舞台を訪れている。

島津義弘陣跡から遠く薩摩方面へと続く道を眺めてみた

関ヶ原に西軍として参戦したものの三成の要請に応じず全く兵を動かすことのなかった島津軍。
小早川の裏切り後、東軍の勝利が決定的になるとまさかの東軍の中央を敵陣突破。伊勢街道をひたすら南下し、這う這うの体ではるばる薩摩へと帰還した。

というのが、関ヶ原での世に言う「島津の退き口」である。

関ヶ原を巡ったのは、昨年9月の残暑厳しい日。島津軍が陣を置いた場所からは一本の道が延びていた。それは遠く鹿児島へと続く道である。旅の道中で、次の旅の行き先が示されることは多い。かねてから持っていた屋久島への憧れと、「鹿児島」という土地への興味が結びついたのはこのときだったと思う。

コロナ禍で長らく遠征できない日々が続いたので、今回は自分にとって初の飛行機を使った遠征登山となる。北海道の山ばかり登ってきた自分にとって、新鮮な驚きに満ちた旅になるだろう。

2023年の1月は旅行計画と大学の研究室活動であっという間に終わってしまった。動き回る3月に向けて、2月は時間を有効に使って力を蓄える月にしたい。研究頑張らなくては…。


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