Fuzuki Arai

アーティスト。書評家。株式会社アトリエ新井文月代表。ニューヨーク個展開催。オマーン/パ…

Fuzuki Arai

アーティスト。書評家。株式会社アトリエ新井文月代表。ニューヨーク個展開催。オマーン/パレスチナ大使より日本アラブ友好感謝賞受賞。信濃毎日新聞書評委員。週刊朝日書評掲載。アートやデザインなどクリエイティブ本を紹介。

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    ノンフィクション書評サイトHONZ(2011−2024)のアーカイブ

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    【限定品版画】

    魂の形2024デジタルアート297×420mm※額装ホワイト&マットにて発送この作品は"魂の形 "を表しています。青、赤、中央の3つの光で人間の魂の姿を表し、これらの光は私たちの人生の旅を象徴しています。光が伝えたいことは、私達は人生において魂(心)をより明るい光へと強くすることを目標としています。The Shape of the Soul2024Digital ART297×420mmFuzuki Arai's artwork explores the concept of "The Shape of the Soul." This piece uses three lights—blue, red, and a central light—to represent the true form of the human soul. These lights symbolize the journey of our lives, where the goal is to strengthen the soul (the heart) into a brighter light.*Shipped gold-framed, the art will be available until June
    ¥85,000
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    THE GREAT PYRAMID [limit Prints]限定版画

    THE GREAT PYRAMID [limit Prints]Dimensions (mm) 175 x 225Outside dimensions 179 x 229Viewing dimensions: 159 x 209Mat window dimensions 119 x 169Approximate weight (kg) 0.3When the artist visited Egypt, he rented the tomb of King Khufu's pyramid. The image that came out of his meditation was drawn that day in automatic writing.An all-seeing eye. The earth, moon, stars, Anubis, and volcanoes are depicted.作家がエジプトに訪れた際、クフ王のピラミッドの墓を貸し切った。瞑想して出たイメージを、その日に自動書記で描いたもの。すべてを見通す目。地球、月、星、アヌビス、火山などが描かれている。【グレートピラミッド】版画作品製作寸法(mm)175 x 225額縁外寸法179 x 229見え寸法159 x 209マット窓寸法119 x 169重量目安(kg)0.3※ご注文後の決済終了から3週間ほどでお届けします。※注文後に額装作業をして送付します。※日本国内送料無料
    ¥50,000
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    Catalog Works『新井文月 作品集 銀河文字』すべてはつながっている

    This book is a collection of works representing the author's 10th anniversary activities. The actual works have been called overflowing with energy, and this collection of works will convey that feeling.B5 sizeFull colorEnglish/Japanese80P265gすべてはつながっているミクロからマクロ闇から光いつの日か銀河の理を知ることができるだろう現代アーティスト新井文月。新井は宇宙の声を反映させた「銀河文字」を描く。新井は幼少より足の病気で内向的な性格であった。しかし絵を描くことで病は治癒され、見えない力に興味を持つ。それから気功とダンスを学び、法螺貝を吹くことで明確な形が降りてくるようになった。その文字はどの文献にも掲載されておらず、新井はそれらを「銀河文字」と名付ける。その形は昼夜と問わずに降りてくる。それはひと文字につき、10万語以上の意味が圧縮されていることが判明した。ただどの文字にも共通するのは「この世のすべてはつながっている」ことを表している。新井は2010年よりボランティア活動として壁画を描きはじめ、2011年、東日本大震災から東北周辺を中心に芸術支援団体フラワープロジェクトを発足。2014年、ニューヨークにて活動の個展を開催。2015年にはイスラムと日本の親和性についての作品を発表し、Arab Week 2015 Art Exhibitionに展示。作品《月》について高円宮妃から「この上ない美しいブルー」と賞賛される。主催国のオマーン/パレスチナ大使からは日本アラブ友好感謝賞を授与された。2023年、世界96カ国から選出される101人の現代アーティストに日本人で唯一選出された。本書は著者の10周年の活動を表した作品集でもあり、また世界中で展示を開催する芸術家の哲学を垣間見ることができる。実際の作品からはエネルギーが溢れていると呼ばれており、本作品集にもその感覚が伝わってくるだろう。B5サイズB5無線綴じ冊子フルカラー英語/日本語80P265g寄稿文:アンドレアス・クラフト(ベルリン芸術大学教授)吉森保(生命科学者/大阪大学栄誉教授/オートファジー研究者)久保田 晃弘(多摩美術大学美術学部情報デザイン学科助教/同アートアーカイヴセンター所長)
    ¥3,300
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記事一覧

日本最後のシャーマンたち ミュリエル・ジョリヴェ

本書はベルギー生まれの日本学者、ミュリエル・ジョリヴェが著した一冊だ。フランス語圏の読者に向けて出版したものを、逆輸入で日本語に翻訳し発刊された。日本の伝統的な…

Fuzuki Arai
4週間前
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『僕はダ・ヴィンチ』天才芸術家の正体

レオナルド・ダ・ヴィンチの名で何を思い浮かべるだろう。スフマート技法による『モナ・リザ』の作品だろうか、またはキリスト教の聖書に登場する『最後の晩餐』の画家とし…

Fuzuki Arai
8年前
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超現実主義『〈遊ぶ〉シュルレアリスム』

最近はどうも「シュール」という言葉自体がひとり歩きしている。 日本語でシュールと聞くと、多くの人は「虚しい」とか「説明し難い」とか「空しい」という感想を持つだろ…

Fuzuki Arai
10年前

『フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』

高級ブランドのロゴはなぜ高そうにみえるのか?そんな文字にまつわる素朴な疑問に答えてくれる本である。デザインに少しでも興味ある人なら、装丁を含めて中をパラパラとめ…

Fuzuki Arai
10年前

『名画の言い分』木村泰司

ミケランジェロの彫刻やモネの絵画を見たとき、私達は何を思うか。 実物から圧倒的なパワーは伝わってくるが、おそらく多くの人がもつ印象は、「へえー」とか、「何かわか…

Fuzuki Arai
10年前

『閃け!棋士に挑むコンピュータ

人工知能VS人間 将棋指しは人生の時間の大半を棋盤に向かい頭脳の鍛錬に費やす。日本将棋連盟会長の米長邦夫はかつて3人の兄に対し「兄たちは頭が悪いから東大に入った。…

Fuzuki Arai
10年前

『弓と禅 改版』オイゲン・ヘリゲル

弓道場は心がすずやかになれる場所だ。花道や茶道と同じく幽玄の世界を垣間見る事ができ、その間は普段の仕事や日常生活を切り離すことができる。 著者は大正時代の終わり…

Fuzuki Arai
10年前
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『装丁問答』石田 衣良 ブックデザインという仕事

著者はグラフィックデザイナーであり、本の装丁家だ。東京造形大学客員教授であり、講談社出版文化賞ブックデザイン賞など多数受賞するなどデザインに対する意識と情熱が高…

Fuzuki Arai
10年前

『芸術闘争論』村上隆

本書は世界のアート界で活躍する筆者が芸術を志す新人アーティストに向けたメッセージだ。 筆者はアート界を視野にいれた芸術活動においては、欧米主体のグローバル・ルー…

Fuzuki Arai
10年前
日本最後のシャーマンたち ミュリエル・ジョリヴェ

日本最後のシャーマンたち ミュリエル・ジョリヴェ

本書はベルギー生まれの日本学者、ミュリエル・ジョリヴェが著した一冊だ。フランス語圏の読者に向けて出版したものを、逆輸入で日本語に翻訳し発刊された。日本の伝統的なシャーマニズムに焦点をあてており、現代社会においてシャーマンと呼ばれる存在がどのように変遷してきたかを説明している。

タイトルに「最後の」とあるのは、実際に彼女達(ほぼ女性)が生きている世代が今で最後となっているからだ。師弟関係や代々巫女

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『僕はダ・ヴィンチ』天才芸術家の正体

『僕はダ・ヴィンチ』天才芸術家の正体

レオナルド・ダ・ヴィンチの名で何を思い浮かべるだろう。スフマート技法による『モナ・リザ』の作品だろうか、またはキリスト教の聖書に登場する『最後の晩餐』の画家としてだろうか?周知の通り、彼は絵画のみならず彫刻・建築・科学・数学・解剖学・地学など、極めて広い分野に精通していた。各分野における天才だということは確かなのだが、どのような環境で育ち、複雑な戦時下でパトロンを変え逞しく生き延び、失敗を重ねても

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超現実主義『〈遊ぶ〉シュルレアリスム』

超現実主義『〈遊ぶ〉シュルレアリスム』

最近はどうも「シュール」という言葉自体がひとり歩きしている。

日本語でシュールと聞くと、多くの人は「虚しい」とか「説明し難い」とか「空しい」という感想を持つだろう。一方、シュルレアリスムは「超現実主義」などと訳されるので、よけい小難しいものに感じてしまう。本来の意味はどうなのか。

そこで本書が適切なガイドとなる。本書はシュルレアリスムにおける作品を紹介したアートガイドになるが、シュルレアリスム

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『フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』

『フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』

高級ブランドのロゴはなぜ高そうにみえるのか?そんな文字にまつわる素朴な疑問に答えてくれる本である。デザインに少しでも興味ある人なら、装丁を含めて中をパラパラとめくれば興味が湧くはずだ。

中を覗けば美しい文字の組み合わせと、フォントのサンプルであるブランドショップの例や欧米で展開するブランドの写真がフルカラーで掲載されている。フォントの本は数多く販売されているが、本書はラグジュアリー感満載なので見

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『名画の言い分』木村泰司

『名画の言い分』木村泰司

ミケランジェロの彫刻やモネの絵画を見たとき、私達は何を思うか。

実物から圧倒的なパワーは伝わってくるが、おそらく多くの人がもつ印象は、「へえー」とか、「何かわからないけどすごいなあ」程度の感想ではないか。しかしそれは感性が不足しているのではなく、絵画の見方を知らないだけだ。つまり美術史を知らないのだ。

ではどうやって見ればよいのか?と思う人にとって本書を強くオススメする。我々日本人は、美術品は

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『閃け!棋士に挑むコンピュータ

人工知能VS人間

将棋指しは人生の時間の大半を棋盤に向かい頭脳の鍛錬に費やす。日本将棋連盟会長の米長邦夫はかつて3人の兄に対し「兄たちは頭が悪いから東大に入った。自分は将棋指しになった」と矜持の言葉を残している。また柴田ヨクサルの漫画『ハチワンダイバー』は、プロ棋士である鈴木大介八段が監修しているせいか、将棋の世界に魅了され没頭している棋士そのままを疑似体験できる。

本書では将棋ファンにとって

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『弓と禅 改版』オイゲン・ヘリゲル

『弓と禅 改版』オイゲン・ヘリゲル

弓道場は心がすずやかになれる場所だ。花道や茶道と同じく幽玄の世界を垣間見る事ができ、その間は普段の仕事や日常生活を切り離すことができる。

著者は大正時代の終わりに大学教授として日本に滞在していたドイツ哲学者である。映画『ベスト・キッド』ではないが、本書は師範の元で鍛錬を通じ禅を学ぶ記録となっている。ここで登場する弓矢の名人とは、剣聖ならぬ弓聖と称された阿波研造。彼の射法はテクニックではなく精神性

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『装丁問答』石田 衣良 ブックデザインという仕事

『装丁問答』石田 衣良 ブックデザインという仕事

著者はグラフィックデザイナーであり、本の装丁家だ。東京造形大学客員教授であり、講談社出版文化賞ブックデザイン賞など多数受賞するなどデザインに対する意識と情熱が高い。そんな装丁家が書いたエッセイであり、1話わずか4ページ構成なので、どこからでも気軽に読める。

エッセイの内容は思わず本を「ジャケ買い」したくなる衝動や、現代の装丁家についてなど装丁に対するこだわりの話が多数掲載されている。ユニクロのロ

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『芸術闘争論』村上隆

『芸術闘争論』村上隆

本書は世界のアート界で活躍する筆者が芸術を志す新人アーティストに向けたメッセージだ。

筆者はアート界を視野にいれた芸術活動においては、欧米主体のグローバル・ルールを知らないで制作していても無駄であると述べている。同時に芸術の世界で必要なのはパトロンがいて成り立ってきた資本主義社会の背景とルールを知ることと、コンテクストにより自分の作品を武装し付加価値を身につける事だと諭す。

つまり画家としての

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