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想像がdigられる

ヘッダ画像をお借りしています。

withnewsというメディアがあり、未来について特集していました。別にぼくは普段から当該メディアを閲覧しているわけではありません。

未来とは何か?大きく分けるとメタバースとかLGBTQとか、AIとかDX……その他始まってはいるけどなんだかよくわからない技術の過渡期みたいなものについて総合している。

ハイプ・サイクル(新技術の浸透)

米ガートナー社が提唱したハイプ・サイクルでは物事が流行……といいますか市井に浸透する機会について曲線グラフで確かめられる。

ある技術が生まれたら、

Step1:黎明期(技術の引き金、Technology Trigger)
ハイプ・サイクルの最初の段階は、黎明期で「技術の引き金」またはブレークスルー(飛躍的前進)から始まります。新製品発表やその他のイベントが報道され、世の中の関心が高まる時期です。(以下上記リンクより引用)

そのうちドガっと(流行の機運が一部で)上がって

Step2:流行期(過剰期待の頂、Peak of Inflated Expectations)
ハイプ・サイクルの次の段階では、流行期で世間の注目が大きくなります。過度の興奮と非現実的な期待が生じることが多い時期です。成功事例が出ることもあるが、多くは失敗に終わります。

ガクっと(実はこんなデメリットがあるんだね。使いづらくね?大丈夫そ?的に期待値が)下がって

Step3:幻滅期(幻滅のくぼ地、Trough of Disillusionment)
ハイプ・サイクルの3段階目は、幻滅期です。技術は過度な期待に応えられず急速に関心が失われ、「幻滅のくぼ地」にります。幻滅期には、メディア・マスコミはその話題や技術を取り上げなくなります。

ゆるんと(継続のための地道な努力により知名度はもとより定着度が)上がって、

Step4:回復期(啓蒙の坂、Slope of Enlightenment)
ハイプ・サイクルの4段階目は、回復期です。メディアでその技術が取り上げられなくなった一方、いくつかの事業は「啓蒙の坂」を登りながら継続し、その利点と適用方法を理解するようになります。

(コスト減とか技術供与により模倣しやすくなって)浸透することがわかる。

Step5:安定期(生産性の台地、Plateau of Productivity)
ハイプ・サイクルの4段階目は、安定期です。広く世の中に宣伝され新技術が受け入れられるようになると、技術は「生産性の台地」に到達すします。その技術は徐々に安定し、第二世代、第三世代へと進化し、安定的な技術になってきます。なお、その台地の最終的な標高は、その技術が広範に適用可能かあるいはニッチ市場のみかによって、様々です。

最初に挙げたリンクでは主にメタバースを知らない、「未知だけどいずれエンターテインメントがそっちに寄りに吸収されていくんでしょ?でもどうしたらええのよ」的な層に向けて知見を深めるために書かれていたような気がします。

メタバースは流行期にあるのか

メタバースはどこに属すでしょうか。まず間違いなく言えるのは一般的ではないこと。だったら黎明期を越えて流行期になり、幻滅期を過ぎてFacebookが社名を変更したあたりでGAFA(GAFAはGAMA-ガマ-になるのか?)によるメタバースへの本気度が伺えたことによる回復期の一途にあるといえるでしょうか。社名変更は内部告発の目逸らしかも知れませんが……

ともあれメタバースを体験するためにはそこそこ値段がかかるデバイスとか場所とか使い方を覚えたりしなきゃいけないため、参加障壁がそこまで低い……とは言えないような気がします。

こと流行期においては現在よりもっと仰々しいデバイスがなきゃ接続してもその機能や価値体験を存分に味わえなかったり、技術者向け、ガジェット好きな富裕層向けだったりしたのかも知れない。そこまでの現実があったかどうかまでは存じ上げない。

大局的に見れば、まだ黎明期が始まったばかりとすら評されるのかも知れない(後の時代から)。

そしてこれはインタビュイーであるバーチャルライバー市場の知名度とか人気とかにもそのまま同じことが言えそうな気がする。

プライバシー

withnewsのインタビュイーは仮想世界の生き物であるため、そんな人々よりも少し早くその世界にいる……気がする、と言う意味で説得力がありそうです。

今回の話題はもともと仮想的ないきものである場合ではなく、(人間向けのメディアであるため)人間が仮想の身体を手にしたらどうなる的なアプローチです。

インターネットそれ自体が仮想世界と言えるため、withnewsで触れられているプライバシーへの安全性が当該空間において保証されることにはコミュニケーションの舞台としての発展の可能性が見込める。

人間からしたら仮想空間に入るために身体をCG(3D)とか絵みたいにしなきゃならない。それを拒んだら仮想空間における人間の存在なんて単なる文字でしかない。まさにいまこのページのように。

というのは偶然にもインタビュイーが過去、ついひと月前ぐらいに述べたことではありますが、そこまで攻撃的な文脈で述べられたというよりはおもしろの次元だったため気にしないでもらえれば幸いです。

エンターテインメント

プライバシーを詳らかにしないために別に文字だけのままでいる選択肢もあるけど、メタバースはより生き物としての人類に近いかたちで存在できるからその仮想体を纏おうよ、と考えるのは何か進化論にも通じる考え方のような気もします。仮想体が進化してプライバシーが守れなくなるわけでもない。

このnoteの最初の段落でエンターテインメントが徐々にそちら寄りに発展していくから~みたいな言い方をしましたが、インタビュイーのようなインフルエンサー……といいますかアイドル的な象徴的な存在の方が仮想空間で歌なり演劇なりの舞台に立ち、自分が仮想体としてそれを近くで見られるのが一般的になりそう、というのがその発展の過程のひとつになるのでしょう。インタビューでも触れられています。

また本人がそれを日々の生き様で体現している。上記は専用の空間……舞台設定を持っているバックアップ企業の力がないとできない、一般に開放されているわけではないメタバースですが

昨日なんかはたまたまマインクラフトで遊んでましたが、同時期に同業他国の人々が使っているサーバを繋いだ背景があったため、初めて海外の人々とゲーム内で遊んだ。

マインクラフト自体がメタバースなので、日本にいながらにして英語圏、ハングル圏、インドネシア語圏内の人々何十人と同時多発的にコミュニケーションできました。

ちなみに他の人もガンガンそうして遊んでいる。

個人的にはその空間を盛り上げるために尽力する本人もファン(技術供与、演出協力、とにかく何かしら創る……)も相互にマネタイズできる手法があったらすげーな!と思うんですがそんなに都合の良いことはないでしょうか。じゃないと不健全なやり甲斐搾取になりがちなので

それでもインタビュー末尾で触れられているように、現実と仮想の2つに選択肢が広がるということはまんまある生命ひとつの可能性が単純に2倍になることを意味……しなくもない(普及とか人口的な下支えが要るかも知れませんが)ため、メタバースを怖がっている人に読ませたら何らかの期待を持てるようになれるかも知れない。

とか言ってしまうと何か使命感が芽生えてしまいそうなので、ただエンターテインメントを受け取るだけの場所としてメタバースを捉えたっていいし、なにか自己実現ができそうな場所と捉えても良いのでしょう。何より人と人が近すぎる距離で触れ合わなくても話せることは感染症が広まるのを防げたり……時代に即した良いことがそれなりにあるでしょう。

どちらかにいた人がある日逆の可能性を見出すことがあるかも知れません。現実と似てますね。メタバースでできたんだから現実でもやってやれと思う人が現れるのだろうか。その逆すらあるのでしょうか……

仮想が流行るためには現実にない差別化を図る必要があり、でもそこまで商業的な付加価値をつけることが定着や一般化につながるかといえばそうでもないような気がする。

異空間でのコンサートにどうやって興味を引き付ければいいでしょう、ぼくは感染云々も怖いですが、それを置いてもCD音源さえ所有していればアレンジが異なる生演奏をそこまで絶対視できない。後でライブ盤がでましたよ、と言われたら儲けもんだと思って買うかも知れない。そういう層に訴求するにはどうしましょう、、

という辺りの掘り下げがあるwithnewsもあるためゴールデン・ウィークの学びにすると良いのかも知れない。

今回のwithnewsは別刷りの新聞になったみたいですが、全国じゃなかった……のは残念かも知れない。

でも、こうしてまさに当該コンテンツがインターネットメディアという仮想空間でリリースされたからこそ――――――たとえそれが現行のメタバースよりはいくらか(かなり)制限がある一方的な活字メディアであるにせよ――――――その仮想空間にぼくらが参加できたから、読めたとも言える。当該コンテンツ自身が仮想空間のメリット、この場合は仮想空間に活字をリリースすること、を体現している。

メディアの目読を通じて、そのメリットをぼくらは図らずも体感できた。上手くまとまりました。。

……という上記、最後の数段楽を追記できるのも、この場所もまたインターネットブラウザからしか編集・閲覧できない活字メディアであるためですね。当該記事がメディアに発露されていなければ、このnoteが書かれることもありませんでした。

現実世界であれば過去の出来事は修正したり再編纂できたりしない。けどここが仮想空間だからできてしまう。修正や再編集する行為自体が良いか悪いかは一旦置いておいて……

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