見出し画像

★檸檬から林檎、想いは巡る〜ふなログVol.152〜


こんばんは。
真夜中の更新でございます。
読まれる時は日中かもしれませんが…


先週末、
久々に「Mステ」なる音楽番組を
自宅のテレビで観る機会があったのですが、

これもまた久々に
「椎名林檎」というアーティストが出演して

圧巻のパフォーマンスを披露していたので、
思わずテレビに
釘付けになってしまいました。


おそらくデビューされてから、
20年くらい経っているのではないでしょうか。

「圧倒的に」
独特の歌詞の世界と、
パワフルながらも妖艶なサウンドは健在。
いやー、
脂が乗りまくって底が見えない。
(女性に対して失礼な表現ですが…)


しかも、
一度もライブ演奏したことがない
ファン待望の曲を
満を辞して演奏してしまったものだから、
凄いテンションが
伝わってくるのも感じました。


私は、椎名林檎の
熱狂的なファンではなく
マニアではないのですが、

そんな私でも
ビリビリと魂が震えるものを感じ、
バックのベースの刻みや
「ここぞ」という時のドラムの音。

全て「この曲」と
一体化して迫ってくるものを
感じました。


20年ちょい前くらいですかね…
冴えない大学生活を送り、
未来が見えず混沌とした毎日を
過ごしていた私は、

妹が聞いていた
椎名林檎の曲を
自分も聴いていた時があったのを
思い出しました。


何かに
反抗していた自分。

何かに
憤っていた自分。

何かに
主張しようとしていた自分。

全てを
疑おうとして疑いきれなかった自分。

全て
若く青臭かった自分。


「林檎」のサウンドとともに、
あの頃の
不甲斐なくて混沌としていて

しかし、
自己嫌悪に陥りながらも
陥りきれなかった自分が
映し出す光景が

見事にまでに
久々にフラッシュバック
されました。


「記憶は感情に結び付く」
と、
脳科学の本で読んだような記憶が
あるのですが、
(適当な記憶ですみません)

まさにそのことで、

あれこれと
「若さ故」に苦しんだ記憶が、
椎名林檎のエッジの効いた
サウンドに
呼び覚まされたというわけです。

(普通、私くらいの年代の男性は、
ここは「尾崎だろ」なんですが、
「尾崎」知ったのが、
自殺した時だったという…)


「混沌こそが我」
というべきか、

どうも「混沌」とした時期というのは、
後から振り返ると
私の人生で結構意味が
深かったりするものです。

それは人生に
「?」や「!」が
暴れまくっていた時期なのかも
しれません。


あまり多くは語りませんが、
大学入った後の私は
「荒れて」いました。

高校まではレールに敷かれた人生で
満足していたのだが、
突然「成人」という名のもとに
レールを外されたことを知り、

自分の無力さと
世の中の「混沌」に絶望していました。


しかし、
それが今では当たり前だなぁ、
と思えるようになり、

そして
今ではそんな「無力」や「混沌」は、
大歓迎と思えるようになったのが、
とても不思議でなりません。


そんな状態で聴いた
「林檎」の曲。

同じ曲なのに、
我が身もきちんと熟して
成長していたのだな、

誇らしく思えた瞬間でした。

→早速、ベストアルバム
「ニュートンの林檎」を
購入してしまったという。。


「感情と記憶が結びつく」
という件でもうひとつ。


今年2019年の年明けに、
私はとある「大失態」を犯し、
人生の底を味わっていました。

2019年1月2日の朝でした。
忘れもしない
瞬間的に5円動いた円高。

これで「人生が終わった」と
死んだような時間が流れました。


この時に覚えているのが…
米津玄師の「檸檬」という曲。

ちょうど
「アンナチュラル」というドラマの
再放送がテレビでやっていて、
その主題歌だったんですね。


このドラマは初めて観たのですが、
当時勝手ながら
「コメディエンヌ」だと思っていた
石原さとみが、
猟奇殺人事件に挑む
凄いシリアスな役をこなされていて、
印象的だったのを覚えてます。


死を匂わせる世界観とともに
流れていた
「檸檬」という曲。

自身、
死んでいたような感覚だったので、
これが絶妙に
フラッシュバックしていました。

だから、今でも
「檸檬」がラジオなどで流れると
当時が思い出されるわけで…
あの頃の苦しみが
じわりじわりと感じられるし、


そして
あの時が
「人生の転機」だったと、
檸檬のイメージとともに
噛み締めることが今できています。


人生の成熟と
人生の転機。

人は何回
このような「変容」を
遂げていくのだろうか。

しかし、
「変容」を避けていく人生を
選ぶこともできるはずだが、

私としては、
やはり「変容」を受け入れ
肯定していき、
痛みとともに成長していきたい。


成長痛は、
少年少女だけではない。

目指す在り方に向けて
大人も立派に背中を見せながら
痛みとともに成長していくのだ。


痛みは
あの頃の感情とともに。

しかし
「変容」の喜びとともに、
あの
「林檎」と「檸檬」の味は
忘れないだろう。

-------

【今日のまとめ】
記憶は感情に結びついている。
中でも
印象的な記憶は、
印象的な感情とともに
蘇ってくる。

その感情や記憶は、
人生において
どんな意味があったのだろうか?

それを
現在から俯瞰しながら、
振り返ると

過去の痛みとともに、
未来への希望が見えてきて、
成長への糸口が見えるのかもしれない。

-------

(ここまで正味2,328文字)

ここまで読んでくださり、
有難うございました😊🍜

-------

■ページ下部のプロフィール「ふなログ」をクリックもしくはタップ頂くと、バックナンバーを辿ることができます😊

■フォロー大歓迎!フォローもお返しいたします^ ^「にわかユーザー」も大歓迎っ!

#日記 #圧巻 #本質 #毎日更新 #毎日note #エッセイ #とは
#雑記 #仕事 #ビジネス #人生 #生き方 #考え方 #人生100年時代 #note #note毎日更新 #ワークスタイル #ライフスタイル #ビジネス #商売 #価値提供 #noteのつづけかた #noteでよかったこと

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?