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夜の帳に銀の星 ―🎬時空を超える活動寫眞🎦―

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2020年7月の記事一覧

映画:市民ケーン

映画:市民ケーン



制作年:1941年

制作国:アメリカ

キャスト:チャールズ・フォスター・ケーン /オーソン・ウェルズ
ジェデッドアイア・リーランド /ジョゼフ・コットン
スーザン・アレクサンダー /ドロシー・カミンゴア

あらすじ:大邸宅「ザナドゥ城」で、かつてのメディア王ケーンが、「薔薇の蕾」という言葉を残して亡くなるところから、映画はスタートする。

アメリカメディアを買収、運営し巨万の富を得たケーン

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20年以上前のモノって、すでに「ライト・ヴィンテージ」とか呼ばれたり。

20年以上前のモノって、すでに「ライト・ヴィンテージ」とか呼ばれたり。

ボクが「ラブリーボーン」で出会い、「ハンナ」で涙し、「グランド・ブダペスト・ホテル」で恋に落ちたサーシャ・ローナン。

そんな彼女の出演作の中でも一番好きかもしれない「レディ・バード」。そして、最近では(と言っても、4年前?ってことは「レディ・バードよりも前か)「ムーンライト」でその名が一躍有名になったスタジオ「A24」が制作した新作「mid90s」。

タイトル通り、1990年代半ばのLAを舞台

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作品は現実を追い求めるものではない

作品は現実を追い求めるものではない

こんばんは、今日はちょっとだけ作品づくりについてお話しします。

「作品は現実を追い求めるものではない」というテーマです。

このテーマですとあまりにも範囲が広いお話しになってしまうのですが、今日は本当に少しだけにしておきたいと思っています。

まぁこういったことは、ほとんどのクリエイターの方は持ち前のセンスで感覚的に理解していることなのかもしれませんが、最近少し気になることがあったので整理してお

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映画の邦題を付け直そう!

映画の邦題を付け直そう!

海外映画の邦題が減った。

多くの人が直観的に認識しているだろう。
 
僕は先日、「本当に減ったのか?」と気になった。そこで、前回の記事でヒット作を手動で集計した。

すると、実際に独自邦題は減少傾向にあるとわかった。1950年代は独自邦題が多く、70年代を境に逆転した、などの推移も見て取れた。

洋画の国内配給では、原題をそのままカタカナ表記にしたタイトルが今の主流になっているのだ。

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映画の邦題が減ったような気がするので、集計した

映画の邦題が減ったような気がするので、集計した

古い映画を色々とDIGっていると気になる事がある。

タイトルだ。

「吾輩はカモである」
「地上より永遠に」
「素晴らしき哉、人生!」
「お熱いのがお好き」
「発情アニマル」

昔の海外映画にはどれもこれも、素敵な邦題があったようだ。

ひるがえって今の海外映画の邦題は、意味がわかるようなわからないような、原題をそのままカタカナにしたようなタイトルが並んでいる。

なんか、そんな気がしないだろう

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いまさら映画『JOKER』を観る。

ここでもやはり、正義の話。

「ゴッサムが燃える」という劇中の台詞は、文字通り“炎上“を思わせた。

正義という名の鈍器で他の正義を問答無用に叩きつぶす、その応酬。理不尽さ。

「笑い」と「正義」の結びつき方も気になったナア。

ブログに「ランボー・ラスト・ブラッド」(2020)の感想を書きましたー!
最後のアメリカン・ニューシネマと言えるかもしれない、シリーズ最新作です。
https://aozprapurasu.hatenablog.com/entry/2020/07/02/205827?_ga=2.250207494.1699540978.1593496605-1570308171.1583194511

トーク版
https://radiotalk.jp/talk/318888