ショートショートで、ちょっと一息#アーカイ部
『夏の終わり』
夏が終わる。
「夏、終わっちゃうね」
「そうだね」
「やり残したことある?」
「たくさん」
「たとえば?」
「キャンプとか花火とか他にも。来年の楽しみかな」
「じゃ、今年やろう!」
「今年の夏は今年しかない的な?」
「違う。来年の夏が必ずくるとは限らないから!」
去年のこと。
今年の夏、彼はいない。
『照れワーク』
「なんて呼んだらいいですかね?」
「名前でも、ちゃん付けでもいいですよ!」
「えぇ……悩みます……」
「ちなみに京子さんは、なっちゃんって呼んでくれてます!」
「なっちゃん。恥ずかしくて結局夏海さんって呼んじゃいそうです」
「リモートだとチャットやWeb会議になるんで尚更照れますね!」
『秒給制バイト』
「うちは時給じゃ雇ってねぇ。秒給制よ」
「1秒でいくらってことですか?」
「おうよ」
「僕だったらいくらで雇ってもらえますか?」
「1秒、1円でどうだ」
「やす!」
「くないわ!破格だぞ?」
「えっと……1分で60円。1時間で……3600円!すみません!」
「世の中、1秒の価値を知ってるほうが少ないもんよ」
『ユニークなカフェ』
面白いカフェがある。
ユニークな商品名が特徴的だ。
「みんなと同じ気持ちを味わいたいのなら【マジョリティー】がオススメです!」
「あなただけの一杯を味わいたいなら【マイノリティー】はいかがでしょう?」
ほどよいくだらなさが丁度いい。
新たな命を授かった私は【マタニティー】を頂いた。
『人と、』
「感染症にでも罹らなきゃ、仕事を休めなかったらしいよ。リモートワークってやつも、そこから始まったみたい。もっと前は『24時間戦えますか?』なんて言葉もあったらしい」
「今から100年前はそんなことがあったんだね」
「争いで血も流れたとか」
「僕らはオイルを垂らしながら24時間稼働だけどね」
『今週のワンピ』
「単行本派だから絶対にネタバレするなよ?」
「ダメって言われると言いたくなっちゃうのが人間よね」
「やめろよ?」
「今週のワンピは」
「やめろって!」
「シャンクスが腕持ってかれた」
「いっちばん最初かい!何週前の話してん!」
「右」
「右?」
「右腕持ってかれた」
「それは話が変わる」
『大丈夫そ?』
「大丈夫そ?」
"う"はどうした。
気になって3年。
「大丈夫そ?」が死語になった。
ちょっと前に「だいじょ?」が流行り、今は「だいそ?」「だいそー?」が流行っている。
最初は100均か?と思ったが、気づいたら私も「だいそ?」を使っている。
「だいそ?」
「だいそー!」
やっぱり100均感はぬぐえない。
『交通系』
「さて、聞かせてもらおうか。ミスが起きたのは何故か」
「交通系ICカードですか?」
「ん?」
「ナゼカ」
「んなもんあるか!」
「アルカ」
「ないわ!」
「ナイカ」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
▽▼noteって、面白い▼
たどり着いた毎日更新1000日目。「書く」と書いて「刺激」と読む。
▽▼好きで、生きる▼▽
「やりたいことで生きていく」本気で思うならやるべきこと【1】
「やりたいことで生きていく」本気で思うならやるべきこと【2】
「やりたいことで生きていく」本気で思うならやるべきこと【3】
▽▼SNSやってます▼▽
Instagram:趣味でイラストを投稿中。
Twitter:イラスト、140字小説、その他雑記。ふくふくのアレコレ。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
「ワクワクを届け続ける、オラ(私)に現きn…元気を分けてくれ!」いただいたサポートはさらなるワクワクの発信に活用させていただきます!「ワクワクすっぞ!」