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図書館

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図書館全般についての記事をまとめています。
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#私の仕事

図書館のお仕事紹介:所在変更

図書館のお仕事紹介:所在変更

所在変更とは、つまり本のお引越しです。

具体的な作業としては、現物(本)の移動、住所(配架場所や請求記号といった所蔵データ)の変更、必要に応じて背ラベルなどの装備もお召し替え、となります。

所在変更の理由理由はいろいろあり得ますが、私の勤務先の場合、まずは配架スペースの確保が目的です。
なにしろすでにある本で棚がいっぱいなところへ新着本がどんどん来るわけですから、所在変更しないことには新しい本

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図書館のお仕事紹介(17)貸出・返却

図書館のお仕事紹介(17)貸出・返却

「図書館の仕事って、カウンターで貸出返却してるだけでしょ?誰にでもできるんじゃないの?」
これは図書館に対するありがち誤解ナンバーワンですが、それに対して反論すると「いや貸出返却は仕事全体のごく一部で、ほかにもレファレンスとか受入・分類・目録・装備とか蔵書点検とか除籍とか展示とか修理とか…」と長くなるので、それがこの「図書館のお仕事紹介」シリーズを始めた動機にもなっています。
しかし、シリーズ17

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図書館のお仕事紹介(16)福袋

図書館のお仕事紹介(16)福袋

福袋といえばお正月の風物詩ですが、最近では図書館でも「福袋企画」を取り入れているところがありますね。
図書館員が選んだ数冊を外から見えないような袋に入れて、封をしたまま借りてもらい、中身は開けてみてのお楽しみ、というわけです。

私の勤め先でも、数年前から福袋企画を続けています。

数年間やってみてわかったのは、福袋には人間のハートに火をつける何かがあるらしいということです。

今まで誰も借りなか

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「歴史」というキーワードで歴史の本を探すとどうなるか

「歴史」というキーワードで歴史の本を探すとどうなるか

図書館内には蔵書検索用のPCが何台かありますが、ときどき利用者が検索結果表示画面を開きっぱなしで行ってしまうことがあります。
見つけしだい画面をクリアしていますが、図書館員としては、利用者さんがどういうキーワードで検索したのか気になって、つい見てしまいますよね。

ある日、学生さんと思しき人が例によって画面を放置したまま本を取りに行ってしまったので、見ると「歴史」というキーワードで検索していました

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図書館のお仕事紹介(15)巡回

図書館のお仕事紹介(15)巡回

半端な時間にちょっと手が空いたな、というときは、館内を巡回することにしています。

警備上の巡回は警備員さんがしてくれているのですが、図書館員の巡回は別の目的があります。

「巡回している自分の姿を利用者に見せる」ことです。

「図書館員だけど質問ある?」みたいな顔で、ゲーム画面のモブキャラ的に館内をうろうろしつつ、書架の乱れを直したり、困っていそうな人にお声がけしたり、問い合わせを受けたりするわ

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図書館のお仕事紹介(14)利用案内・利用者教育

図書館のお仕事紹介(14)利用案内・利用者教育

利用案内と利用者教育は、広い意味ではレファレンスサービスの一種かと思いますが、単独で紹介されることがあまりないので、項目を立ててみました。

図書館員の使命として「利用者の時間を節約する」ということがあります。
「この本が見つかりません」「探し方がわからない」といった問い合わせについては、こちらが探して本を持ってきたほうが早いので、そうすることも多いです。

ただあえて「利用者が次から自分で見つけ

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図書館のお仕事紹介(12)展示

図書館のお仕事紹介(12)展示

今回は、図書館業務にしては華やかな部類と言える展示についてご紹介します。

ふだんの業務で一番多いのは「新着展示」ですね。新しく入った本をすぐに配架せず、新着本コーナーに展示します。

もうひとつは「テーマ展示」です。よくあるテーマは季節行事(ひな祭りとかクリスマスとか)、推薦図書、人物関連、時事問題、貴重書や郷土資料の紹介などでしょうか。

作業の流れとしては「展示テーマを決める」→「資料の調査

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図書館のお仕事紹介(11)相互利用

図書館のお仕事紹介(11)相互利用

相互利用とは、要するに図書館同士でやる本の貸し借りです。
(Inter Library Loan、略してILLともいいます)
「自館に登録している利用者からの依頼で、他館の所蔵資料を利用させてもらう」業務と「他館からの依頼で、自館の所蔵資料を提供する」業務になります。

さらにそのなかで、本そのものを貸し借りする「現物貸借」と必要なページだけコピーして送ってもらう「文献複写」に分かれます。

さら

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図書館のお仕事紹介(10)レファレンス

図書館のお仕事紹介(10)レファレンス

今回はいよいよ図書館の花形業務、レファレンスのご紹介です。

今頃になってしまったのは、そもそも私はレファレンス専門の担当者でもなく、例によって「何でも屋」として他業務の合間にバタバタとレファレンスもやっているだけなので、私ごときに語れることがあるのか不安だったからです。
(実際世の中には「レファレンスの鬼」みたいなすごい専門の司書がいて、事例集などもいろいろと発信されています)
とは言え最近はレ

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図書館のお仕事紹介(8)蔵書点検

図書館のお仕事紹介(8)蔵書点検

蔵書点検(以下蔵点)は、以前ご紹介した除籍と同様「やらないとまずいし、かなりの労力もかかるが、やってもほめられるわけではない仕事」の典型と言えます。
具体的に何をするかというと「館内にある資料のバーコードをスキャンして、正しい場所にあるか確認する」という作業です。

蔵点は体力勝負ですなにしろ点検対象が数万件、下手をすれば数十万件になります。
普通のお店でも「棚卸」というかたちで在庫を確認するでし

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図書館のお仕事紹介(7)分類

図書館のお仕事紹介(7)分類

図書館の本は、たいてい背ラベルに三段にわかれた記号が書かれています。
一番上の段に書かれた数字が、分類記号です。
その分類記号を決めるのが分類業務です。
この分類、以前紹介した目録と並ぶ図書館でもマニアックな部類の業務です。
https://note.com/fukuidharu/n/n1b78840cd4e3

分類とは:数字には意味がある分類法にもいろいろあるのですが、ここでは多くの図書館で採

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司書講習のメリットとデメリット

司書講習のメリットとデメリット

私は司書の資格を司書講習で取得しました(もう20年ほど前ですが…)。
通っていた大学に司書課程がなかったのです。
最近、周囲に司書講習の受講を検討している人が何人かいたので、メリット・デメリットをまとめてみることにしました。

注:あくまでも20年前に受講した者の感想です。受講を検討されるかたは最新の情報をご確認ください。

司書講習のいいところ出会いがある

大学の司書課程だとどうしても「まあつ

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図書館のお仕事紹介(6)督促

図書館のお仕事紹介(6)督促

督促とは要するに返却期限を過ぎても返してくれない利用者に対して返却を促す業務です。館外貸出をしている図書館であれば、避けて通れないものでもあります。

私は基本的に図書館業務で嫌いなものはないのですが、督促だけはどうも苦手です。担当者ではなくても手伝いを頼まれただけで、露骨に「やだなあ」という顔をしていたと思います。

入職当時、督促の手段はおもに電話だったので、テレアポかサラ金の取り立てのごとく

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図書館のお仕事紹介(5)選書

図書館のお仕事紹介(5)選書

「図書館で購入する本は、誰がどうやって選んでいるの?」という質問を受けたことがあります。実際には館種や規模によってさまざまなのですが、ここではよくあるパターンについてご紹介します。

① 選書担当者が選ぶ一番オーソドックスな方法で、1人または複数の選書担当者を決めて、その人が選びます。
たいてい図書館には「選書資料」としていろいろな新刊案内や目録が送られてくるので、そこからピックアップしていること

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