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この30年でGDPが倍だったかもしれない日本

本題に入る前に、失われた30年とは正確に説明すると経済成長できずに、毎年同じ名目GDPを繰り返していたということです。


GDP(国内総生産)500兆円がずっと横ばいの30年

さて、本題に入りますが、バブルが崩壊した1990年から日本は、約500兆円あまりのGDPのままずっと停滞をしているのです。
因みに、その頃からずっとデフレだったので実質GDPはじわじわと成長していました。
もちろん、だからと言って良かったわけではないのですが、少し説明がややこしいので名目GDPに絞って話を進めていきたいと思います。

ここで、皆さんに質問です。
仮に、1990年時点でGDP500兆円として、年2%の成長ならどうでしょうか?

計算をすると、2023年現在のGDPは942兆円となります。
では、年3%の成長ならどうでしょうか?
2023年現在のGDP は1,287兆円となり、今頃とてつもないことになっている計算ですね(苦笑)。
先進国で、年3%の経済成長は難しいので、年2%の経済成長だとしても2023年の現在は942兆円なんです。

1990年から比べてなんと約2倍なんです。
今年(2023年)の、日本のGDPは約585兆円(IMFの推計)ですが、それと比較をしても、約1.6倍にもなっています。
僅か数%の成長であっても、長期間の成長をし続けるのとそうでないのとでは埋められない程の差になってしまうと言うことがよく分かりますね。
このように、GDP500兆円とGDP1,000兆円とでは、国の様子が全く違っていきます。
人口が変わらなければ、一人あたりのGDPはGDPに比例しますし、一人あたりのGDPは所得に強く相関します。
ですから、ざっくりと言えば年収が倍も違っていたと言うことなんですね。

例えば、2023年現在の平均年収は443万円ですので、単純計算をすると平均年収は886万円です。
実は、平均年収1,000万円に迫る勢いなのです。
現役世代全員ですから、これは強烈なパワーになりますよね。
年収が倍も違えば、購買力も極めて高くなります。
当然ながら物価も上がりますが、その分、諸外国には負けない購買力になります。
安い海外産の食品や輸入品で相変わらず、日本人は豊かさを実感できていたことでしょう。
なお、GDPが倍となれば、国の借金のインパクトは半減します。
政府の国債残高は、約1,000兆円を越えていますが、ざっくりと言えば、これが約500兆円ぐらいのインパクトになるということです。
持続的な経済成長が、いかに大事かが良く分かりますよね。

個人の持続的な成長が大事です

ここまでは、国レベルのお話でしたが、個人でも同じことなんです。
皆さんも考えてみて下さい。
仮に、現在の年収が500万円だとします。
毎年2%で32年間も年収アップすれば、年収924万円になります。
毎年3%も年収がアップすれば、年収1,287万円なのです。
難しい話ではないですよね。
大事なのは、小さくても良いから毎年積み重ねて年収をアップさせることなんです。
今までであれば、会社の給与に頼るしかありませんでした。


しかし、幸いなことに今の時代は副業ができます。
更に言えば、投資環境もかなり充実してきていますよね。
自助努力で何とかできる時代なのです。
考えようによっては、これはとてもラッキーなんですよ。
国依存、会社依存、他人依存だと、どんなに努力をしても限界があります。
だから、自分たちの努力次第で年収を上げられるなら、こんなに楽なことはないですよ。
もし、皆さんひとりひとりが努力できる環境(時間やエネルギーがある状態)なら、とっても幸せなことなんです。

多少の時間はかかるかもしれませんが、少しずつでも年収を積み重ねてコツコツ上げていけば、いずれは想像ができないようなレベルへと到達します。
昨年の年収が500万円なら、2%アップの510万円にするとか…。
毎年、これを繰り返すことの破壊力は既に理解ができたと思います。
しかし、皆さんの会社が毎年コツコツと年収を上げてくれる様な、とても良い会社だとしても、それに甘えるのは余りお勧めができないです。
その理由は、会社の給与って言うのは、会社が稼いだお金を分けて貰っているに過ぎないからです。
つまり、会社が傾けば簡単になくなります…。
だから、最終的にモノをいうのは、「自分で稼ぐ力」です。
自分で稼ぐ力を少しずつでも良いのでつけていきましょう。
年10万円なら、月1万円で十分すぎますよね。
たった、それだけの力であっても長い目で見ると、強烈なインパクトが出てくるわけなんです。

分かりましたか?
皆さんも、私たちと一緒に行動をしてコツコツと自分達で稼ぎましょう!!

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