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【衝撃】陰キャ・ぼっちほど、起業で成功している!? ――自称「陰キャ・人見知り」の経営者たち

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
起業の成功者というと、陽キャで、コミュニケーション力が高く、人脈が多いというイメージがありますが、実際にはそんな人ばかりではなく、陰キャで、人見知り、コミュ症な人が起業して大成功をおさめている事例がたくさんあるのをご存じでしょうか?
 
誰もが知っている、あの世界的に有名な経営者も、自称「陰キャ・人見知り」を公言しています。
 
自らが「ぼっち起業家」にして、今までに多くの陰キャの方々を起業で成功に導いてきた「ぼっち起業コンサルタント」として知られる杉本幸雄さんの新刊『「ぼっち起業」で生きていく。』のなかで、自称「陰キャ・人見知り」を公言している、具体的な経営者の名前を出して紹介しています。今回はその該当箇所を一部編集して、全文公開します。

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イーロン・マスクも、ぼっちだった

 Ⅹ社(旧Twitter)やテスラ社などで有名な起業家イーロン・マスク(Elon Reeve Musk)氏は、人見知りで孤独な少年時代を過ごしました。
『イーロン・マスク未来を創る男』(アシュリー・バンス、斎藤栄一郎訳、講談社)によると、マスク氏は学校でひどいイジメに遭い、何度も転校を余儀なくされました。イジメのせいで手術が必要なくらいの大ケガをしたこともありました。マスク氏の同級生は「マスクは親しい友人がいない孤独な少年だった」と証言しています。
 私も幼少期からイジメられてきました。悪口や暴力はもちろんのこと、物を隠されたり、服を着たままプールに落とされたり、トイレに行かせてもらえなかったりしました。私はイジメられながらも、イジメっ子や周囲の同級生や教師たちの様子を観察していました。救ってくれる人は誰もいませんでしたが、私はこれが社会だと理解していました。だから、自分で自分を守る戦術を考えて、2、3年に一度くらいのタイミングで大胆な反撃をして、周囲をドン引きさせていました。
 友達がいなかったマスク氏は、プログラミングのスキルを身につけ、一日10時間も読書に夢中になっていたらしいです。私はといえば、毎日が「敵」との闘いだったので、洞察力と戦略立案の思考力が強化されたのは間違いありません。
 マスク氏の過去を知らない人は、彼を陽キャで話し上手な人だと思っているでしょう。でも、そうではありません。彼は人前で話すことが苦手で、プレゼンテーションでは、スティーブ・ジョブズ氏のようには言葉が滑らかに出てきません。
 それは私も同じです。話し始めるときに吃音を伴ったり、「あのー」「えーっと」のような無意味で不要な〝フィラー〟をよく発してしまいます。
 私は〝フィラー〟や緊張感を減らすために、発言する前に簡単なメモをつくることをしています。仕事のコンサルティングやミーティングでも、相手に伝えたいことを箇条書きにして準備をしています。

世界で活躍する、自称「人見知り」経営者たち

 マスク氏以外にも、人見知りを自称、またはそう言われている経営者はたくさんいます。(敬称略)

◉マーク・ザッカーバーグ

 Facebookの創業者でCEO。彼は2010年のインタビューで自分が「イントロバート(内向的)」だと言っており、大学時代には友人との交流も少なく、自分の部屋でコードを書いていました。

◉マリッサ・メイヤー

 Yahoo!の元CEOで、Googleの元副社長です。彼女は人見知りで話すことが苦手、内向的だと認めています。Googleで働いていたとき、イベントやパーティにはあまり参加せず、自室でコードを書いていたという話があります。

◉孫正義

 ソフトバンクグループの創業者で会長兼CEO。移民の家庭に生まれ、日本でひどい差別やイジメに遭いました。グループのある幹部は、そのためか「孫さんは意外に人見知りで、これと決めた人以外に仕事を任せない」と発言しています。彼は自分のビジョンを実現するために、常にリスクを取って果敢に挑戦し続けています。

◉永守重信

 日本電産の創業者で会長。彼は、自分のことを雑誌のインタビューで「人見知りの極み」と言っており、人前で話すことが苦手です。しかし、自分の技術力と経営力に絶対の自信を持っていました。また、「ちょっと変わった人間が世の中にないものを生み出している」と異端を認める社会を望んでいました。

◉藤田晋

 サイバーエージェント代表取締役社長。2000年に史上最年少社長として東証マザーズに上場しました。「そもそも私はテンションは低めだし、人見知りするし、口数も少ないし、緊張するし。ぼそぼそしゃべるし……」とアメブロで綴つづっています。著書『仕事が麻雀で麻雀が仕事』(竹書房)で、麻雀で言い訳をしない、何が起きても自分のせいという姿勢を学んだと述べ、ビジネスに役立つ、ここぞというところで、大胆な勝負に打って出られる勝負強さを麻雀から学んだと言います。

 いかがでしたか?
 ぼっちや陰キャ、友達がいなくても、話が下手でも、起業して成功者になれることを、なんとなくでもわかっていただけたら幸いです。クラスの人気者だった人だけが、大人になっても活躍するわけではないということです。ぼっちでも逆転できます!

〈著者プロフィール〉
杉本幸雄(すぎもと・ゆきお)
ぼっち起業家。起業コンサルタント。国内唯一無二の陰キャや人見知りの経営者向け交流会「KIO 陰キャ×自由が丘支部」支部長。
1969年1月生まれ、明治大学農s学部出身。幼少の頃から虐待やイジメに遭い人生の前半はドラマのようなどん底人生。人見知りであまり話さず、話してもどもってしまい、小学生の頃のあだ名は「障がい者」だった。独りぼっちでいることをむしろ好み、寂しいとか孤独だと感じることはなかった。社会人になってからは、正社員だけでなくアルバイトや派遣スタッフでも、どこで働いても長続きしないダメ人間。1カ所で最長で3年、最短では午前中2時間だけで辞めて帰ってくるほど。正社員だけでも10社以上に転職した結果、ついには、もう履歴書を書くのも面接に行くのもめんどくさくなったという理由で、ぼっち起業を決意し、およそ20年前にコンサルタント業で起業。日本で随一のぼっち起業コンサルタントとして、ぼっちや陰キャ経営者からのコンサル依頼が絶えない。逆境を跳ね返して幸せを得るコツは「片手間ダメ! ど根性®」の姿勢で、目標達成のために必要な努力を少しずつ着実に消化していくこと。好きな動物は、ガリガリに痩せ目つきが鋭い、野良猫。

今回ご紹介した新刊『「ぼっち起業」で生きていく。』の著者、杉本幸雄さんが、「ぼっち起業」に向いている人として、次のような人を挙げています。
 
◉会社で働くのに窮屈さを感じている人。
◉ぼっち・人見知り・コミュ症と自認しているが、起業したい人。
◉集団行動するのが苦手、一人で自由に稼ぎたい人。
◉就職に抵抗感がある学生。
◉とにかく自分のペースで仕事がしたい人。
◉飲み会とかの付き合いが苦手、めんどくさい人。
◉会議で自分の意見を発言するのが苦手な人。
◉人に指示されたり、管理されて働くのがツラい人。
◉会社の給料に不満があり、収入を自分で自由に決めたい人。
◉複数の人といるより、一人でいるほうが好きな人。
◉実際に対面で会ったり、電話で人と話すのが苦手な人。
◉社内政治とか根回しがめんどくさくて仕方がない人。
◉ライフスタイルや趣味を重視した人生を歩みたい人。
◉オタク気質がある人。
 
陰キャ、コミュ症、人見知り、オタク、集団が苦手……。
 
一見、起業に向いていない性格だと思ってしまうかもしれませんが、本書を読めば、その価値観は180度変わります。むしろ、起業に向いている武器である、と。
 
では、武器にするためにはどうすればいいのか、その武器をどのように活用していけばいいのか、そのときに注意すべき点など、ぼっち起業コンサルタントとして、今まで多くの「ぼっち起業家」を成功に導いてきた著者の杉本さんが培ってきた経験や知識、知恵を余すことなく盛り込まれた1冊が『「ぼっち起業」で生きていく。』(杉本幸雄・著)です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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