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間違いを抱え続けることが最大のリスク


2023年12月30日(土)朝の6:00になりました。

間違いとは単に、ものごとを行うための別の方法なのよ。

どうも、高倉大希です。




間違えるということは、思っている以上に大した問題ではありません。

間違っているのなら、修正すればよいだけです。


もっともよくないのは、間違いに気づけないパターンです。

間違いを犯すことではなく、間違いを抱え続けることが最大のリスクです。


どれだけ間違えないように気をつけたところで、わたしたちは必ず間違えます。

だからこそ、できるだけはやくその間違いに気づかなければなりません。


予定していた作戦が失敗しようとも思い通りの道筋じゃなくても目的を見失わなければその状況は新たな挑戦になる。それが...『即興』に必要な思考!“青い監獄”に指示待ち人間はいらない。欲しいのは自分の挑戦を自分で見つけられるエゴイストだ。

金城宗幸、ノ村優介(2021)「ブルーロック 14」講談社


最近、若さとは間違えることなのではないかと思うようになりました。

思い切り信じて、思い切り間違えてみるわけです。


「間違える」というと、どうしてもネガティブな印象が付随します。

ここでいう「間違える」は、極めてポジティブな意味合いです。


正しいと信じたものを、ずっと更新し続ける。

これが、歳を重ねるということなのではないかと思うのです。


当時と今とでは、なんというか、世界と自分の命との距離感が違う。子どもの頃は世界という舞台の真ん中で生きていた。それに較べると、今は目の前の世界がなんだか遠い。観客席に座ってるみたいだ。

穂村弘(2023)「蛸足ノート」中央公論新社


変わり続けていると、結果として変わらなかったところが出てきます。

それが、いわゆる「自分らしさ」です。


自分らしさとは、意固地になるための理由ではありません。

変わりやすさを保ったあとに、自然と残る結果です。


だからこそ、若いうちは「自分らしさ」になんてこだわるべきではないのだろうなと思います。

新たな世界に踏み入れるときの、足枷になってしまいます。


私は、人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間だ。将棋界にも、最初からピンチを招こうと思っている人はいないが、ピンチに陥って奮い立ち、知恵を出せる人と怯んでしまう人がいる。

羽生善治(2005)「決断力」KADOKAWA


いま考えていることなんて、未来にはどうせ変わります。

いま大切にしていることなんて、未来にはどうせ変わります。


大切なのは、変わりやすさを保つこと。

そして、間違いにいちはやく気づくことです。


自分らしさなんて、勝手にあとに残ります。

間違いを抱え続けることが、最大のリスクです。






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