感想なんて言いたくない
2023年10月18日(水)朝の6:00になりました。
それってあなたの感想ですよね?
どうも、高倉大希です。
映画は、ひとりで観たい。
ずっと、そう思っています。
なぜなら、終わったときに感想を言わなくて済むからです。
こう思ったとか、ああ思ったとか。
ひとりなら、話す必要がありません。
だれにも邪魔されることなく、余韻に浸ることができます。
学校ではよく、感想文を書きます。
子どもながらに、なぜ書かなければならないのかとずっと疑問に思っていました。
たのしかったとか、おもしろかったとか。
だからどうした、という話です。
そこまでは言わずとも、よかったね以上のことはありません。
名もないひとりの感想なんて、だれも興味がないのです。
他者に感想を共有しようというのなら、せめて発見を述べなければなりません。
あなたの解釈をとおした、あなたなりの発見です。
そこではじめて、他者に興味をもってもらえる可能性が生まれます。
当然その発見がしょぼければ、だれも見向きはしてくれません。
自分の感想を、他者に受け取ってもらう。
当たり前のように行われていますが、そんなに簡単なことではありません。
だから感想は、けっこうバレます。
目の前のものごとをどう捉えたのかが、顕になってしまうわけです。
学校でやけに、感想文を書かせる理由はここにあります。
感想を書かせれば、その人のものごとの捉え方が顕著にあらわれるのです。
おなじものを対象としているのなら、なおさらです。
おなじ映画を観たあとに感想を言おうものなら、すべてがバレてしまいます。
また今度、いっしょに映画を観にいきましょう。
そして、なにも言わずに帰りましょう。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。