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丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)『犬だつて散歩する』講談社 1986年9月刊 231ページ 講談社文庫 1989年9月刊 254ページ 解説 海老沢泰久 年譜 小田切進編

丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『犬だつて散歩する』
装幀イラストレーション 和田誠
講談社 1986年9月刊
231ページ
福岡市総合図書館蔵書
読了年月日不明

講談社文庫 1989年9月刊
254ページ
解説 海老沢泰久
年譜 小田切進編
p.241-254
購入年月日不明
ブックオフ105円

https://www.amazon.co.jp/dp/4062028379
https://www.amazon.co.jp/dp/4061845241

「現代川柳にいはく、退くつの猫に出てゆくとこがあり、と。猫だって散歩する、いはんや犬においてをや。そしてわたしもときどき東京の街をぶらつく。最新エッセイ31篇。」

「犬だつて散歩する、いはんや人においてをや。広大な知性とユーモアの宇宙を駆けめぐる、ご存じ丸谷氏一流、読む散歩。
イギリスの料理はうまくないという日本人の偏見は、漱石に責任がある。
明治維新史の謎、高杉晋作の辞世を推測すると…。
日本の武士の切腹は、中国式のホラを真に受けての風俗ではなかったか等々、
傑作エッセイ31篇を収録。」

丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『小説現代』
1985年10月号、12月号~1986年10月号連載
エッセイ31篇

1976年1~12月号連載
『低空飛行』
新潮社 1977.5
に続く二冊目

「大文学」
「外人接待法」
「最初の言葉」
「コアラ」
「立ちて見に来し印南国原」
「石川半山の人物評」
「嫌ひなもの」
「阿部お定」
「徴兵検査」
「日系マッカーサー」
「東京といふ山」
「誇張論序説」
「フェリーニの船」
「酒杯の間」
「味噌汁考」
「バイコロジー」
「戯曲の習作」
「ホームズ学の諸問題」
「残念な話」
「食堂車」
「漱石の句」
「目覚まし時計」
「龍の研究」
「アヂサヰとドヂヨウとオツトセイ」
「カラオケ論」
「歴史の勉強」
「巡査の役得」
「ポルノ漢詩」
「日比翁勘.」
「儒教の研究」
「電柱」

「漱石は、たぶん本代に金をまはすためだらう。
下宿代をケチつてばかりゐるし、
まして料理屋で散財なんかしてゐないから、
うまいものをちつとも食べてゐない。
ただ下宿の飯がまづいまづいとこぼすだけだ。
これを日本人は多年にわたつて読み、
かつ他人に吹聴し、その結果、われわれは何となく、
イギリスの料理はうまくないと思ふやうになつた……
傾向がかなりあるやうな気がします。

わたしの調べだからかなりいい加減かもしれないが、
漱石がイギリスの食べもので褒めてゐるのは、
下宿の朝飯のオートミール
(麦の御粥みた様なもので吾輩は大好きだ)
だけである。それを悪いとは言はない。

しかし
ブリティッシュ・ブレックファストといふのは、
コンティネンタル・ブレックファスト
(コーヒーにパンだけ)なんかと違つて、
世界に冠たる豪勢な朝食なのだから、
もつとほかのものも賞味してもらひたかつた
としみじみ思ふ。

わたしに言はせればたとへ本を十冊やニ十冊、
買はなくたつて、それよりはむしろ
本式のブリティッシュ・ブレックファストを
体験することのほうが、
イギリス文学の研究に役立つのである。
文明といふ文学の背景を抜きにして
いきなり文学を大事にするのは、
近代日本の病弊であつた。

このあひだ玉村豊男さんの
『ロンドン 旅の雑学ノート』
https://www.amazon.co.jp/dp/4101297037
といふおもしろい本を読んでゐたら、
イギリス人は、晝も夜も午後のティー・タイムにも、
朝食みたいな一品を食べる連中で、
つまり彼らは一日に四回の朝食を取る国民なのだ
といふ意見が書いてあつた。名論である。

わたしはこの玉村さんの説にすつかり感心し、
漱石がどうしてあの、
景気のいい卵料理だの、
チキン・レッグだの、
平目のフライだの、
キドニー・アンド・ベイコンだの、
そしてなかんづく
ニシン料理(うまい!)だのを
賞味しないのかと残念で仕方がなかつた。

あのニシンを一匹ないし二匹食べて、
紅茶をガブガブ飲み、
マフィンだのパンだのを食べ、さうさう、まず最初に
オレンジ・ジュースを飲むのを忘れてはいけないのだが、
とにかくさういふことを毎朝してゐれば、
ロンドンでノイローゼになるなんてことは不可能なのに。

然るべきところで食べる
イギリス式の朝飯、
あの大量のスクランブルド・エッグズ
(底にパンが敷いてある)、
あのハムやソーセージ、
あのニシン、あの……、充実した美食、
漱石はその快楽を日本人に報告しなかつた。

報告したのはみな、
侘しい食べもののことばかりだつた。
かうしてわれわれ日本人は、
イギリスの料理はまづい
と思ひこんでしまつたのである。
つまり漱石は一国民の常識を規定したわけだ。
まことに偉大な文学者だつたと
言はなければならない。」
講談社文庫
p.11-16「大文学」


「地名でつける[力士の]醜名[しこな 四股名]の背景としては、
古代以来の地霊振興があるでせう。土地の霊をほめたたへて豊穣を
祈ることと、巨人信仰とが結び付いて、相撲といふ祝祭が成立した
のでせう。あれはかつては宗教行事だつたのです。

和歌といふのはもともと、土地の霊に献(ささ)げるまじなひの詩
といふ特性を持つてゐた。和歌によく出て来る名所が歌枕として
特別あつかひされた。そしてこの歌枕が醜名になる。

和歌的なものと相撲的なものとが、呪術性において一致してゐるので、
その呪術性が文学性に変つて、優雅な洗練をもたたらした。
かういふ美風を近代日本において最も花やかに継承したのが、あの宝塚で、「天津風雲の通ひ路ふきとぢよ乙女の姿」の天津乙女とか、
「有馬山猪名の笹原」の有馬稲子とか、そんな藝名が続々とつけられた。

あの工夫はすごかつたですね。
古代的なものがくるりとひつくり返して現代に応用されたのである。
何しろ小林一三は勘がいいから、相撲も少女歌劇も、
祝祭性といふ点ではまあ似たやうなものだと見抜いてゐたのだらう。
すごい洞察力、すごい直感であります。」
講談社文庫 p.45-46
「立ちて見に来し印南国原」


「先年わたしは、
江戸を代表する女はいつたい誰だらうかと
閑にまかせて思案したあげく、
それは八百屋お七しかゐないといふ結論に達した。
紺屋高尾[こうやたかお]でも、
笠森お仙でも駄目なんですね。やはりお七がいい。
第一、江戸は火事の都でしたから、その点でもぴつたりなんです。
つまり、まことに荒つぽく情熱的なのが江戸の女だといふことになる。

そこで話はおのづから、
東京の女の代表は誰だらうといふことになりますが、
これはもちろん阿部お定。ほかにはゐませんね。

昭和といふ時代が明治や大正に対して誇ることができるのは、
この一点においてではないかとさへ思ふ。」
p.62-63「阿部お定」

https://www.youtube.com/watch?v=3NYGumvfUIc
十代目桂文治「八百屋お七」 25:23

https://www.youtube.com/watch?v=7L071dtRLQc
紺屋高尾 古今亭志ん朝 32:34

https://www.youtube.com/watch?v=bp2-dlzMM5Q
鈴木春信「浮世美人寄花
笠森の婦人 卯花(鍵屋お仙)」


「われわれの食生活において味噌汁は原点なのである。
どんなに不器用な男だつて、飯と味噌汁だけは作れるのぢゃなからうか。(ちなみにに言ふ。わたしはこのほかに目玉焼と
鶏のレバーの赤葡萄酒煮といふレパートリーを持つてゐる。)

そしてわたしが自分で作る味噌汁として最も得意なものは、
豆腐汁でも、ネギ汁でもなく、
シュウマイの味噌汁で、どうもわたしの経験によると、
これには崎陽軒のシュウマイが向いてゐるやうだ。
つまり維新號のもののやうな高級品はぴつたり来ない。」
p.103-109
「味噌汁考」

「ホームズ学といふのは、作者ドイルは無謬である、
もし間違つてゐるとすればそれはワトソンの責任、
といふ前提の上に構築されてゐる…
この学問のさういふ性格をよく示すのは…
『空き家の冒険』のなかの記述をめぐる考證である。
何しろ名探偵が死んでしまったのだ…
[凝つてゐた心霊学の研究に金がかかつて
仕方がなかつたらしい]ドイルは十年後に
『空き家の冒険』でホームズを登場させた…
小説の上では、ホームズは
三年間しか留守にしてゐなかつた…
[「大空白時代」なんてホームズ学では言ふ]
この三年間、彼が何をしてゐたか…」
p.128-140
「ホームズ学の諸問題」

「[吉田健一さん(1912.4.1-1977.8.3)は]
食堂車が大好きな人だった。
食堂車でハムを肴にビールを飲む楽しさを、
あんなに上手に書いた人はほかにゐない。

あの批評家は、
卑俗な事柄をたちまち高尚な文明論に転ずるのが得意だつた。
といふよりもむしろ、吉田さんの手にかかると、
世の中には卑俗な事柄なんかなくなつて、
すべて高雅な話題と化するのだつた。
あの脱俗の気風をわたしはなつかしむ。

吉田健一さんがハムを肴にビールを飲んでばかりゐたのは
賢明だった。なぜあれが上策かといふと、火の熱を使はない
ものだからである。近頃の食堂車はみな、どこか遠いところで
何時間か何十時間か前、火の熱を使つて料理したものを
電子レンジか何かで軽くあたためて差し出す方式だが、
あれで味がすつかり落ちる。それくらゐならむしろ
冷たいものがいいから、そこでハムとビールになるわけだ。」
p.147-152
「食堂車」

横浜市民だった1980-87年頃、
妻の実家博多への新幹線を利用するたびに、
真似をして、
食堂車でハムサラダとビールを注文してました。

「先年うちのチワワが年を取って死んだとき、
家人の嘆きは非常なものであつた。
わたしに追悼の句を作れと命じた。
そこで一句ものしたのですが、
それではどうもいけないと言ふ。
「だつてこれぢゃあ漱石の句のほうがずっと上よ」
そこでわたしは、

猫の墓に
此の下に稲妻起る宵あらん 漱石

に張り合ふ句を作らうとして苦心サンタン、
どうもうまくゆかなくて困つた末、
やうやく一句ひねつて何とかお茶を濁したのでした。
春晝やどこにかくれし座敷犬」
p.153-159
「漱石の句」

「[『大言海』(1932-1937)の]
大槻文彦[1847.12.22-1928.2.17]の語源探求は
古代人の命名の心理を分析する。
その過程が非常に合理的で納得がゆく。

彼がドヂヨウの表記をどう考へたかといふ話…
『言海』[1889-1891]を編纂するとき、
この魚の名のドの次がヂなのかジなのかでまづ悩んだ。…

語源は何なのかはわからぬまま、ドヂヤウとした。
何しろ、ドジヤウとあったり、ドゼウとあったり、
てんでんばらばらなのだから、迷ふのは当然なのだけれど、
この学者は気長に調べて行った。

高田与清[ともきよ 1783-1847]
『松屋筆記』[1818-1845]
「泥鰌、泥津魚(ドロツヲ)の義なるべし。」

ドロツヲのドロは泥。ツはノに同じ。
ヲはウヲですね。カツヲのヲである。
だからドヂヨウとはつまり泥の魚で、
ドロツヲ→ドツヲ→ドヂヨウとなる。

念のため言い添へて置きますと、
ドゼウは江戸時代のいい加減な仮名づかひである。
あの頃の表記がひどかつたのは有名ですが、
おそらくあれは、字を書ける人が急にふえたせいでせう。
それに、たいていの人は仮名づかひなんてことに関心がなかつた。
ドゼウヤ(とわざと書きますが)の親父が
そんなことに詳しいはずはないのである。」
p.176-182
「アヂサヰとドヂヨウとオツトセイ

「徳川将軍家は十五代つづいたわけだが、
その十五人がみんながみんな、
印象が鮮明なわけではない。
初代家康のことはもちろん誰だつて知つているけど、
二代秀忠はただ名前だけが覚えられてゐる。
何だか偉いお父さんに叱られてゐたばかり
みたいで損な役まはりである。

十四代家茂(いへもち)は
皇女和の宮のせいで急にくつきりと迫るし、
それにもちろん十五代慶喜(よしのぶ)は、
初代家康にひけを取らないくらゐ大活躍する。
あの人は恰好いいですねえ。
あれだけの大所帯をあつさりと投げ出す
ところが何とも言へない。
わたしは好きです。
一つには豚肉を好んで食べたといふところが
気に入つてゐるせいもある。
わたしは歴史小説の作家たちに、
慶喜が豚を食べる情景を詳しく描いてもらひたい
とかねがね思つてゐます。
彼が豚のステーキとか、豚のスキヤキ(味噌じたてがいい)とか、
あるいはトンカツとかを食べるくだりをぜひ読みたいものだ。
わたしに限らず、読者はきつと大喜びするはずなのに、
大家、中堅、新進はどうしてこの好材料を手がけないのだらうか。
憂慮にたへない。」
p.189-190
「歴史の勉強」

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B8TDVJTP
アマゾンプライムビデオ
歴人めし
シーズン1
エピソード4
 徳川慶喜 豚と白菜の博多蒸し
チャンネル銀河 2016年制作


「朝鮮は儒教国だった。いや、今でもさうらしい。
何しろすぐそばの中国から、ぢかに輸入したため、
影響がきつかつた。
日本はその朝鮮を経由して受け入れたせいで、
いはば薄い水わりの儒教国になつたが、
朝鮮のほうはさしづめオン・ザ・ロック、濃いんですね。

李朝のころ、儒教の徳目
(忠・信・孝・悌・礼・義・廉・恥)を
一字づつ大書して、八文字そろつたのを屏風にし、
子供部屋や書斎に立てて教化に資する、
といふ風習が生じました。
まあ明治の教育勅語の民間版みたいなもの…」
講談社文庫 p.221

「滝沢馬琴が[『里見八犬伝』の]
八犬士(仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌)で表はした
儒教的徳目と朝鮮の徳目では、部分的に違ふ。

諸橋[轍次 1883.6.4-1982.12.8]さんの大きな漢字辞典
[『大漢和辭典』初版 1943]で「八徳」を引いても
『八犬伝』と同じ。
向うの廉と恥とが、こつちでは仁と・智になつてゐる。
これは李朝の支配階級である両班(ヤンバン 文官)と
徳川期日本のそれである武士との差でせうね。と言つても、
両班がが清廉で恥を知つてゐたか、
武士が仁に厚く智慧の持合せが多かつたか、かなりあやしいけれど。
足りないと自覚して、めいめい二つのものを強調したのかもしれない。」
p.221-225
「儒教の研究」

読書メーター
丸谷才一の本棚
登録冊数180冊
刊行年月順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091201

高校生の頃(1970-72)に読んだ
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『深夜の散歩 ミステリの愉しみ』
早川書房 1963.8
https://note.com/fe1955/n/n26e000989c48
https://note.com/fe1955/n/nf236daad7399
以来五十年以上読み続けてきました。

丸谷才一所蔵図書一覧
60冊 単行本刊行年月順
2020年10月13日作成
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/4541208092620461
その後、
アマゾン中古を30数冊購入して、
現在は99冊。

今日は八年前に87歳で亡くなられた丸谷才一さんの命日です。 ウィキペディア https://goo.gl/TuZm5X 「丸谷 才一(まるや さいいち、1925年(大正14年)8月27日 -...

Posted by 山本 鉄二郎 on Monday, October 12, 2020


"発表年月日順・丸谷才一作品目録.xls"
エクセルファイル(約三千行)
単行本・文庫本90数冊分の
目次・初出・書評対象書を、
発表年月日順に並べ変えて
編成、作成中。
完全編年体・丸谷才一全集
(の目次・内容一覧)
1925年8月27日誕生
2012年10月13日逝去
「ゆがんだ太陽」
『秩序』第1号(1952年1月発行)

「わが青春の一ページ
 桐朋学園音楽科60周年記念
コンサート・祝賀会での挨拶
 2012年10月8日」
『別れの挨拶』集英社 2013年10月刊
を夢想(妄想)してます。

https://note.com/fe1955/n/n49dc2860af81
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『梨のつぶて 文芸評論集』
晶文社 1966.10

https://note.com/fe1955/n/n3c66be4eafe5
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本詩人選 10 後鳥羽院』
筑摩書房 1973.6

https://note.com/fe1955/n/n39b0bac5071d
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『星めがね』
集英社 1975年10月刊
320ページ
[写真]
「新聞や週刊朝日などで多くの書評を書き続けた
丸谷才一氏 1968年」

https://note.com/fe1955/n/n696d2a8ff839
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
山崎正和(1934.3.26-2020.8.19)他
『雑談 歴史と人物』
中央公論社 1976年2月刊
400ページ
荒畑寒村(1887.8.14-1981.3.6)
末川博(1892.11.20-1977.2.16)
源豊宗(1895.10.7-2001.1.17)
金子光晴(1895.12.25-1975.6.30)
守随憲治(1899.3.10-1983.2.7)
植村清二(1901.1.30-1987.5.27)
緒方富雄(1901.11.3-1989.3.31)
中野好夫(1903.8.2-1985.2.20)
石光真人(1904.7.26-1975.8.22)
和田芳恵(1906.4.6-1977.10.5)
濱田義一郎(1907-1986.6.11)
津村秀夫(1907.5.15-1985.8.12)
竹内理三(1907.12.20-1997.3.2)
芳賀幸四郎(1908.12.5-1996.8.6)
角田文衛(1913.4.9-2008.5.14)
小西甚一(1915.8.22-2007.5.26)

https://note.com/fe1955/n/n026b8f7779a3
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『男のポケット』
新潮社 1976年4月刊
新潮文庫 1979年5月刊
272ページ
解説 粕谷一希(1930.2.4-2014.5.30)

https://note.com/fe1955/n/n6458c3ec5b1e
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『遊び時間』
装釘 山藤章二(1937.2.20- )
大和書房 1976年12月刊
285ページ
中公文庫
カバー 山藤章二
解説 金関寿夫
中央公論社 1981年10月刊
310ページ

https://note.com/fe1955/n/nd6424820220b
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『低空飛行』
装幀 池田満寿夫
新潮社 1977.5

https://note.com/fe1955/n/n02eb4952b231
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『言葉あるいは日本語
 丸谷才一対談集』
構想社 1977年11月刊
228ページ
岩淵悦太郎(1905-1978)
飯沢匡(1909-1994)
木下順二(1914-2006)
大野晋(1919-2008)
田村隆一(1923-1998)
山口瞳(1926-1995)

https://note.com/fe1955/n/ncecbb5720ade
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本文学史早わかり』講談社 1978.4
『無地のネクタイ』岩波書店 2013.2
池澤夏樹(1945.7.7- )
「メイキング・オブ・文学全集」
『池澤夏樹、文学全集を編む』河出書房新社 2017.9

https://note.com/fe1955/n/n6affaef46310
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『古典それから現代 丸谷才一対談集』
構想社 1978年5月刊
堀口大學(1892.1.8-1981.3.15)
平野謙(1907.10.30-1978.4.3)
司馬遼太郎(1923.8.7-1996.2.12)
岡野弘彦(1924.7.7.- )
谷沢永一(1929.6.27-2011.3.8)
大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
久保田淳(1933.6.13- )
岩松研吉郎(1943.10.31-2019.8.24)
関容子(1935.5.24-)
「丸谷才一さんのスーツ」
『銀座で逢ったひと』
中央公論新社 2021.9

https://note.com/fe1955/n/n3c0584d6e951
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『コロンブスの卵』
筑摩書房 1979年6月刊
363ページ
「徴兵忌避者としての夏目漱石」
『展望』1969年6月号

https://note.com/fe1955/n/n1cb8080f344e
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『遊び時間 2』
大和書房 1980年2月刊
287ページ
レイモンド・チャンドラー
『プレイバック』
清水俊二訳
「しつかりしていなかったら、生きていられない。
優しくなれなかつたら、生きている資格がない」

https://note.com/fe1955/n/n766d60240b79
『オール讀物』
1982年5月特別号
文藝春秋
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 2
 ちよつと政治的?
 アメリカ橋
 小説作法」
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
東海林さだお(1937.1.30- )
椎名誠(1944.6.14- )

https://note.com/fe1955/n/na23a2eb002ed
『オール讀物』
1982年7月特別号
文藝春秋
392ページ
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 4
 扇の風
 馬芝居
 タイム・マシーン的方法」
 いしいひさいち
 椎名誠
 東海林さだお(1937.1.30- )
「男の分別学
「のぞき部屋」について
 急に痴漢になったような気がして」
椎名誠(1944.6.14- )
「全日本賛否両論型録 国鉄問答」
いしいひさいち(1951.9.2- )
「忍者無芸帖」

https://note.com/fe1955/n/n8d39fb24356a
『オール讀物』
1982年8月特大号
「第28回 文藝春秋漫画賞
 植田まさし(1947.5.27- )
戸板康二(1915.12.14-1993.1.23)
「泣きどころ人物誌 永井荷風の勲章」
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 5
 佐々木邦の糞尿譚
 麻雀必勝法
 二日酔ひの研究」他

https://note.com/fe1955/n/nf7b96d51f990
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 6
 パロディ白秋詩集
 顔について
 画家の来訪
 雑誌づくし」
『オール讀物』
1982年9月特別号
文藝春秋 1982年8月刊

https://note.com/fe1955/n/ne7c88687dcfd
『オール讀物』
1982年11月特別号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 8
 甲子園の土
 料理雑誌の編集長
 孫の手考」
田辺聖子(1928.3.27-2019.6.6)絵と文
「絵入り随筆
 まことより嘘がたのしや……」

https://note.com/fe1955/n/n6884d26dc428
『オール讀物』
1983年1月新年特別号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 10
 犬の名前
 コルク考
 偏読」
黒岩重吾(1924.2.25-2003.3.7)
森浩一(1928.7.17-2013.8.6)
「蘇我氏と卑弥呼」

https://note.com/fe1955/n/na04841444a88
『オール讀物』
1983年3月特大号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 12
 赤と白
 理屈学入門
 恐怖」
戸板康二(1915.12.14-1993.1.23)
「泣きどころ人物誌
 松井須磨子の香水」

https://note.com/fe1955/n/n534af899ac1a
『オール讀物』
1983年5月号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 14
 ほととぎす
 影響について」
山藤章二(1937.2.20- )
「山藤章二のオール曲者
 立川談志
 東海林さだお
 百目鬼恭三郎」

https://note.com/fe1955/n/n032186fb2e99
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『冗談そして閑談
 丸谷才一対談集』
青土社 1983年6月刊
238ページ
山本健吉(1907.4.26-1988.5.7)
大久保房男(1921.9.1-2014.7.25)
ドナルド・キーン(1922.6.18-2019.2.24)
吉行淳之介(1924.4.13-1994.7.26)
藤沢周平(1927.12.26-1997.1.26)
野坂昭如(1930.10.10-2015.12.9)
常盤新平(1931.3.1-2013.1.22)
井上ひさし(1934.11.16-2010.4.9))

https://note.com/fe1955/n/n755f00287f6f
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『好きな背広』
文藝春秋 1983.8
文春文庫 1986.11
『オール讀物』
連載エッセイ集
第一冊(全十一冊)

https://note.com/fe1955/n/n09c4dcce62dc
丸谷才一(1925-2012)
『日本語そして言葉
 丸谷才一対談集』
集英社 1984年5月刊
222ページ
石川淳(1899-1987) 
中島文雄(1904-1999) 
幸田文(1904-1990) 
大岡昇平(1909-1988) 
大野晋(1919-2008) 
吉行淳之介(19243-1994) 
大岡信(1931-2017) 
前田愛(1931-1987) 
古井由吉(1937-2020)

https://note.com/fe1955/n/neb893e222a8d
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『遊び時間 3』
大和書房 1984年11月刊
321ページ
改題・文庫化
『ウナギと山芋
(中公文庫)』
中央公論社 1995年5月刊
461ページ

https://note.com/fe1955/n/nd10e2c10514f
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『みみづくの夢』
装幀 吉岡実
中央公論社 1985年3月刊
284ページ
丸谷才一作品名づくし
「知らざあ言って聞かせやしょう」

https://note.com/fe1955/n/n1998cbebf2ac
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『挨拶はむづかしい』
朝日新聞社 1985.9

https://note.com/fe1955/n/ne794ce812fe8
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『文学ときどき酒
 丸谷才一対談集』
集英社 1985年9月刊
240ページ
中公文庫 2011年6月刊
306ページ

https://note.com/fe1955/n/n012937058de2
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「犬だつて散歩する 1
 大文学[夏目漱石(1867.2.9-1916.12.9)]
 外人接待法 最初の言葉」
え・和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
『小説現代』1985年10月号

https://note.com/fe1955/n/na3403e9e042b
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「犬だって散歩する 2
 コアラ 立ちて見に来し印南国原」
『小説現代』1985年12月号
講談社 1985年11月刊

https://note.com/fe1955/n/n0430d280f0df
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「犬だって散歩する 4
 阿部お定 徴兵検査 日系マッカーサー」
『忠臣蔵とは何か』
昭和六十年度 野間文芸賞
「受賞のことば」
『小説現代』1986年2月号

https://note.com/fe1955/n/n1664fae299a8
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「犬だって散歩する 6
 酒杯の間 味噌汁考 バイコロジー」
村上春樹(1949.1.12- )
「きざみうどん」
東海林さだお(1937.1.30- )
「行きつけのお店
 鳥源(西荻窪)」
『小説現代』1986年4月号

https://note.com/fe1955/n/n9332757af295
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「犬だって散歩する 8
 残念な話
 食堂車
 漱石の句」
『小説現代』1986年6月号

https://note.com/fe1955/n/nd40702f8c7fa
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「犬だって散歩する 10
 アヂサヰとドヂヨウとオツトセイ
 カラオケ論
 歴史の勉強」
『小説現代』1986年8月号

https://note.com/fe1955/n/n2a4537d5f361
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『鳥の歌』
装幀 吉岡実 
福武書店 1987年8月刊 
228ページ  
小野二郎先生(1929.8.18-1982.4.26)

https://note.com/fe1955/n/n17b237a668df
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『世紀末そして忠臣蔵
 丸谷才一対談集』
立風書房 1987年9月刊

https://note.com/fe1955/n/n0d04f004682c
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『新々百人一首』新潮社 1999.6
丸谷才一・大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
「詞華集と日本文学の伝統」『新潮』 1999年8月号

https://note.com/fe1955/n/n8df1c95b5881
大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
『おもひ草』
世界文化社 2000.2
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
由良君美(1929.2.13-1990.8.9)
大岡信「日本の「中世」の特色」
『國文学 解釈と教材の研究』1973年9月号
丸谷才一・大岡信
「詞華集と日本文学の伝統」
『新潮』 1999年8月号

https://note.com/fe1955/n/n56fdad7f55bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『樹液そして果実』集英社 2011.7
『後鳥羽院 第二版』筑摩書房 2004.9 
『恋と女の日本文学』講談社 1996.8

https://note.com/fe1955/n/na3ae02ec7a01
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「昭和が発見したもの」
『一千年目の源氏物語(シリーズ古典再生)』
伊井春樹編  思文閣出版 2008.6 
「むらさきの色こき時」
『樹液そして果実』集英社  2011.7

https://note.com/fe1955/n/n2b8658079955
林望『源氏物語の楽しみかた(祥伝社新書)』祥伝社 2020.12
『謹訳 源氏物語 私抄 味わいつくす十三の視点』祥伝社 2014.4
『謹訳 源氏物語 四』祥伝社 2010.11
『謹訳 源氏物語 五』祥伝社 2011.2
丸谷才一「舟のかよひ路」
『梨のつぶて 文芸評論集』晶文社 1966.10

https://note.com/fe1955/n/nfa05714e8ec4
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「浮舟のこと」
『袖のボタン』
朝日新聞社 2007年7月刊
192ページ

https://note.com/fe1955/n/na6c90e3b93cc
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『人形のBWH』
文藝春秋 2009年11月刊
320ページ

https://note.com/fe1955/n/nd41726da27bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『快楽としてのミステリー(ちくま文庫)』
筑摩書房 2012.11

https://note.com/fe1955/n/nf236daad7399
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『決定版 深夜の散歩 ミステリの愉しみ』
講談社 1978.6

https://note.com/fe1955/n/n26e000989c48
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『深夜の散歩
 ミステリの愉しみ(創元推理文庫)』
東京創元社 2019.10


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