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『オール讀物』1983年1月新年特別号 丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)「好きな背広 10 犬の名前 コルク考 偏読」和田誠・え(1936.4.10-2019.10.7)  黒岩重吾(1924.2.25-2003.3.7)・森浩一(1928.7.17-2013.8.6)「蘇我氏と卑弥呼」  東海林さだお(1937.1.30- )「男の分別学 フィジー島 PART Ⅲ」

『オール讀物』
1983年1月新年特別号
文藝春秋 1982年12月刊
458ページ
2022年2月5日 拾い読み
福岡市総合図書館蔵書

作成中のエクセルファイル(約三千行)
"発表年月日順・丸谷才一作品目録.xls"
目次・初出・書評対象書を、
単行本80数冊分他、
発表年月日順に並べ変えて編成、
に、単行本・文庫本未記載初出誌年月号数を
入力するため、四十年前の雑誌
(書庫納バックナンバー)を借りました。
完全編年体・丸谷才一全集
を夢想(妄想)してます。

丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 10
 犬の名前
 コルク考
 偏読」
p.40-47
和田誠・え(1936.4.10-2019.10.7)

「以前、『図書新聞』に
「わが偏読の記」とか「わが偏書記」とかいふ
一人五回つづきのコラムがあったらしい。
ドイツ文学の
富士川英郎氏[1909.2.16-2003.2.12]や
フランス文学の
杉本秀太郎氏[1931.1.21-2015.5.27]が書いたと、
富士川さんの
『書物と詩の世界』[玉川大学出版部 1978]、
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8RIA8

杉本さんの
『文学演技』[筑摩書房 1977]
https://www.amazon.co.jp/dp/4480013571
のなかに、そのコラムが収めてある。…

表藝の本はあげない、
有名な本は避けるといふ
ひねくれた選び方をする、
無用に徹してゐて、
まことに閑雅である。

そこで、わたしなら何をあげるか、
まづ第一に
長田幹彦[ながた みきひこ 1887.3.1-1964.5.6]
『青春物語』[新潮社 1955]。
https://www.amazon.co.jp/dp/B000JB37U0

長田幹彦は、一時は
谷崎潤一郎[1886.7.24-1965.7.30]と並ぶ勢ひだつた
「耽美派」(といふものが昔あつた)の作家で、
京都の花柳界に材を取つた小説で人気があつた。

改造社の
『現代日本文学全集』では、
岡本綺堂[1872.11.15-1939.3.1]
と並んで二分の一巻が割当てられてゐる。
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=254043792
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=475592425

今ではむしろ
「祇園小唄」の作詞者といふほうが
通りがいいかもしれないけれど。
昭和三十九年、七十七歳にて没。」
p.45「偏読」

『好きな背広』
文藝春秋 1983年8月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J7BQHU
文春文庫 1986年11月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4167138069

https://www.youtube.com/watch?v=LQoYQ7Kqd-s
美空ひばり「祇園小唄」1973年発売

https://www.youtube.com/watch?v=C7acPKCZESw
倍賞千恵子「祇園小唄」


いしいひさいち(1951.9.2- )
「忍者無芸帖」p.87
『忍者無芸帳 (アクションコミックス)』
双葉社 1985.1
https://www.amazon.co.jp/dp/4575960012

東海林さだお(1937.1.30- )
「男の分別学
 フィジー島 PART Ⅲ
 血も凍るような恐怖のドライブ」
p.210-215
『ショージ君の男の分別学』
文藝春秋 1983年4月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4163379606
文春文庫 1986年9月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4167177188

黒岩重吾(1924.2.25-2003.3.7)
森浩一(1928.7.17-2013.8.6)
「蘇我氏と卑弥呼」
p.332-341

「森 武士団の発生は
平安時代と関東という舞台をさかのぼって、
その大前提はもっと古い時代、
古墳時代の後期、
墓に馬具を盛んに埋めている時代に、
もう生まれていたんじゃないか。

黒岩 蘇我馬子、
なぜ馬という名前が使われているのか。
大政治家とされているけれども
武人だったのではないか。
物部氏を滅ぼした戦略。
馬子が東国、上毛野国(群馬県)を
制覇できたのは馬の力だと思う。
騎馬集団。蘇我氏には
厩戸皇子、鞍作(蘇我入鹿の別名)など
馬に関係した名前が多い。」
p.334

椎名誠(1944.6.14- )
「全日本賛否両論型録
 機内放送」
p.354-355
イラスト・沢野ひとし(1944.12.18- )
『赤眼評論』
文藝春秋 1984年2月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4163385304
文春文庫 1987年3月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/416733402X
https://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/archives/4795
https://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/archives/1387

読書メーター
丸谷才一の本棚(登録冊数175冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091201

https://note.com/fe1955/n/n766d60240b79
『オール讀物』1982年5月特別号
文藝春秋
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 2
 ちよつと政治的?
 アメリカ橋
 小説作法」
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
東海林さだお(1937.1.30- )
椎名誠(1944.6.14- )

https://note.com/fe1955/n/na23a2eb002ed
『オール讀物』1982年7月特別号
文藝春秋
392ページ
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 4
 扇の風
 馬芝居
 タイム・マシーン的方法」
 いしいひさいち
 椎名誠
 東海林さだお(1937.1.30- )
「男の分別学
「のぞき部屋」について
 急に痴漢になったような気がして」
椎名誠(1944.6.14- )
「全日本賛否両論型録 国鉄問答」
いしいひさいち(1951.9.2- )
「忍者無芸帖」

https://note.com/fe1955/n/n8d39fb24356a
『オール讀物』1982年8月特大号
「第28回 文藝春秋漫画賞
 植田まさし(1947.5.27- )
戸板康二(1915.12.14-1993.1.23)
「泣きどころ人物誌 永井荷風の勲章」
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 5
 佐々木邦の糞尿譚
 麻雀必勝法
 二日酔ひの研究」他

https://note.com/fe1955/n/nf7b96d51f990
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 6
 パロディ白秋詩集
 顔について
 画家の来訪
 雑誌づくし」
『オール讀物』
1982年9月特別号
文藝春秋 1982年8月刊

https://note.com/fe1955/n/ne7c88687dcfd
『オール讀物』
1982年11月特別号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 8
 甲子園の土
 料理雑誌の編集長
 孫の手考」
田辺聖子(1928.3.27-2019.6.6)絵と文
「絵入り随筆
 まことより嘘がたのしや……」

https://note.com/fe1955/n/ncecbb5720ade
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本文学史早わかり』講談社 1978.4
『無地のネクタイ』岩波書店 2013.2
池澤夏樹(1945.7.7- )
「メイキング・オブ・文学全集」
『池澤夏樹、文学全集を編む』河出書房新社 2017.9

https://note.com/fe1955/n/n49dc2860af81
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『梨のつぶて 文芸評論集』晶文社 1966.10

https://note.com/fe1955/n/n3c66be4eafe5
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本詩人選 10 後鳥羽院』筑摩書房 1973.6

https://note.com/fe1955/n/n56fdad7f55bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『樹液そして果実』集英社 2011.7
『後鳥羽院 第二版』筑摩書房 2004.9 
『恋と女の日本文学』講談社 1996.8

https://note.com/fe1955/n/na3ae02ec7a01
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「昭和が発見したもの」
『一千年目の源氏物語(シリーズ古典再生)』
伊井春樹編  思文閣出版 2008.6 
「むらさきの色こき時」
『樹液そして果実』集英社  2011.7

https://note.com/fe1955/n/n2b8658079955
林望『源氏物語の楽しみかた(祥伝社新書)』祥伝社 2020.12
『謹訳 源氏物語 私抄 味わいつくす十三の視点』祥伝社 2014.4
『謹訳 源氏物語 四』祥伝社 2010.11
『謹訳 源氏物語 五』祥伝社 2011.2
丸谷才一「舟のかよひ路」
『梨のつぶて 文芸評論集』晶文社 1966.10

https://note.com/fe1955/n/n0d04f004682c
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『新々百人一首』新潮社 1999.6
丸谷才一・大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
「詞華集と日本文学の伝統」『新潮』 1999年8月号

https://note.com/fe1955/n/n8df1c95b5881
大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
『おもひ草』
世界文化社 2000.2
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
由良君美(1929.2.13-1990.8.9)
大岡信「日本の「中世」の特色」
『國文学 解釈と教材の研究』1973年9月号
丸谷才一・大岡信
「詞華集と日本文学の伝統」
『新潮』 1999年8月号

https://note.com/fe1955/n/n1998cbebf2ac
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『挨拶はむづかしい』朝日新聞社 1985.9

https://note.com/fe1955/n/nd6424820220b
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『低空飛行』
装幀 池田満寿夫
新潮社 1977.5

https://note.com/fe1955/n/n17b237a668df
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『世紀末そして忠臣蔵 丸谷才一対談集』
立風書房 1987年9月刊

https://note.com/fe1955/n/na6c90e3b93cc
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『人形のBWH』
文藝春秋 2009年11月刊
320ページ

https://note.com/fe1955/n/nfa05714e8ec4
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『袖のボタン』
朝日新聞社 2007年7月刊
192ページ


https://note.com/fe1955/n/nd41726da27bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『快楽としてのミステリー(ちくま文庫)』
筑摩書房 2012.11

https://note.com/fe1955/n/nf236daad7399
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『決定版 深夜の散歩 ミステリの愉しみ』
講談社 1978.6

https://note.com/fe1955/n/n26e000989c48
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『深夜の散歩
 ミステリの愉しみ(創元推理文庫)』
東京創元社 2019.10


読書メーター
東海林さだおの本棚(登録冊数109冊 刊行年月順)https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091206
『週刊朝日』1987年連載開始
「丸かじり」シリーズは全冊(45冊)読んでいます
(再読三読以上もあり)。
『オール讀物』1970年連載開始
「ショージ君の東奔西走」
「男の分別学」
シリーズの登録はまだ10冊です。
読書メーター開始(2009年9月)以前に
何冊も読んだけど、何を読んだかは未確認です。
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/東海林さだお
でチェックしなければ!
と数年前から思いながら、出来てません。

我が家のささやかな書庫(書架19連)にある
東海林さだお本のリストはエクセルで作成済。
東海林さだお所蔵一覧
72冊 単行本刊行年月順
2020年10月3日作成
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/4494342367307034

昨日は、我が家にある東海林さだお本のリストをエクセルで作成しました。 読書メーター 東海林さだおの本棚(登録冊数74冊 刊行年月順) https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091206...

Posted by 山本 鉄二郎 on Saturday, October 3, 2020

https://note.com/fe1955/n/na707f7822d01
東海林さだお(1937.1.30- )
『週刊文春 お正月スペシャル号
丸ごと1冊タンマ君! 文春ムック』
表紙・和田誠
文藝春秋 2015年1月1日発売
194ページ

https://note.com/fe1955/n/nf8e46ae0caf5
東海林さだお(1937.1.30- )
平松洋子(1958.2.21- )
「西荻くんだり」
「創作とショーバイ」
『COYOTE No.57
特集 平松洋子 本の丸かじり』
スイッチパブリッシング
2015年11月15日発売

https://note.com/fe1955/n/na1b4228390c5
東海林さだお(1937.1.30- )
『ひとりメシ超入門(朝日新書)』
朝日新聞出版 2020年2月刊
312ページ

https://note.com/fe1955/n/nbcc8f8e1c48f
東海林さだお(1937.1.30- )
『ひとり酒の時間 イイネ! (だいわ文庫)』
解説 新久千映
大和書房 2020年7月刊
288ページ

https://note.com/fe1955/n/n13d57c855813
東海林さだお(1937.1.30- )
『ゴハンですよ(だいわ文庫)』
解説スズキナオ
大和書房 2020年10月刊
288ページ

https://note.com/fe1955/n/nac4686ed8dc3
東海林さだお(1937.1.30- )
『大衆食堂に行こう(だいわ文庫)』
解説 ツレヅレハナコ
大和書房 2021年4月刊
288ページ

https://note.com/fe1955/n/nc2876051f259
東海林さだお(1937.1.30- )
『東海林さだおアンソロジー
人間は哀れである(ちくま文庫)』
平松洋子(1958.2.21- )編
筑摩書房 2021.12
384ページ

https://note.com/fe1955/n/ne8719ab5e759
東海林さだお(1937.1.30- )
『自炊(ソロメシ)大好き!(だいわ文庫)』
大和書房 2022年9月刊
288ページ

https://note.com/fe1955/n/na7a9bc9747ac
東海林さだお(1937.1.30- )
『ショージ君、85歳。老いてなお、ケシカランことばかり』
大和書房 2023年1月刊
224ページ


読書メーター
椎名誠の本棚(登録冊数68冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091261
昔読んだ小説
『哀愁の町に霧が降るのだ』
情報センター出版局 1981
『銀座のカラス』朝日新聞社 1991
は未登録

https://note.com/fe1955/n/n5e8e2f6b4953
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか」
『小説新潮』2019年3月号
特集 何、食べよっか? 食とその風景をめぐって

https://note.com/fe1955/n/n9fa93d73a7bb
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第二回 大海原のレストラン」
『小説新潮』2019年5月号

https://note.com/fe1955/n/n845a9a4d49cf
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第三回 北の果てで銀色の馬を見た」
『小説新潮』2019年7月号

https://note.com/fe1955/n/n9116d0496259
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第四回 北をめぐるでっかい漂流」
『小説新潮』2019年10月号

https://note.com/fe1955/n/n9624b272036b
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第五回 考える漂流イカダ」
『小説新潮』2019年12月号

https://note.com/fe1955/n/ndf7bad113cad
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第六回 アザラシ、シロクマを食って生き延びた帆船時代の漂流者」
『小説新潮』2020年2月号

https://note.com/fe1955/n/n8a84a98b40ce
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第七回 コン・ティキ号黄金航路を行く」
『小説新潮』2020年4月号

https://note.com/fe1955/n/na4704d69c3d3
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第八回 十六中年漂流記」
『小説新潮』2020年6月号

https://note.com/fe1955/n/ndc1bd87d8ff0
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 最終回[第九回]
 竹のイカダでフィリピンから鹿児島まで」
『小説新潮』2020年8月号

https://note.com/fe1955/n/na21479911585
椎名誠(1944.6.14- )
『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』
新潮社 2021年7月刊
224ページ

https://note.com/fe1955/n/ndcd7ce009b50
酒井順子(1966.9.15- )
「人はなぜエッセイを書くのか
 日本エッセイ小史
 第四回 「昭和軽薄体」の時代」
『小説現代』2020年12月号

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