東海林さだお(1937.1.30- )『ショージ君、85歳。老いてなお、ケシカランことばかり』大和書房 2023年1月刊 224ページ
東海林さだお(1937.1.30- )
『ショージ君、85歳。老いてなお、ケシカランことばかり』
大和書房 2023年1月刊 224ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4479012273
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b614080.html
「日本のエッセイ界を引っ張り続ける東海林さだお氏が、ちょっと不便で情けないけど、楽しく好奇心のつきない老いの暮らしを綴ります。」
「パンツがいけない。
パンツのせいでこうなった。
パンツを叱りつけたい。
パンツを睨みつけるのだが適切な言葉が思い浮かばない。
「責任者呼べ!」と叫ぶメイワク老人を横目に、我々もまた、つまづいた石に、パンツをはくにもよろめく体に、腹を立ててはいないだろうか。
デビューから55年超。85歳になってもなお、日本の漫画・エッセイ界の最前線で走り続ける東海林さだお氏が、年齢による肉体の衰えについて、逆に衰えることのない好奇心とユーモアについて、変わっていく死生観について、おおいにつづり、語ります。」
糸島市図書館蔵書(予約4人)
福岡市総合図書館予約10人
「見るもの聞くもの、腹の立つことばかり」
『誰だってズルしたい!』2004.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4167177668
「水分を小まめに」
『バナナの丸かじり』2018.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4167916800
「懐かしきかな“昭和の音”」
『干し芋の丸かじり』2021.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4022518014
「ニュースタイルお節」
『レバ刺しの丸かじり』2012.12
https://www.amazon.co.jp/dp/4167906406
「「序で」の力」
『目玉焼きの丸かじり』2014.10
https://www.amazon.co.jp/dp/4167910012
「相田みつお大研究 名言を量産したっていいじゃないか、書けるんだもの①②」
『さらば東京タワー』2012.9
https://www.amazon.co.jp/dp/4167905329
「頭のふりかけ購入期 薄毛はモウこわくない①②」
『さらば東京タワー』2012.9
https://www.amazon.co.jp/dp/4167905329
「葛湯の実力」
『パンダの丸かじり』2020.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4022517352
「遠ざかる青春 懐かしき早稲田の街を歩いてみれば①②」
『オッパイ入門』2018.1
https://www.amazon.co.jp/dp/4163907793
「焙じ茶をめぐる冒険」
『レバ刺しの丸かじり』2012.12
https://www.amazon.co.jp/dp/4167906406
「明るい自殺①②」
『とんかつ奇々怪々』2000.6
https://www.amazon.co.jp/dp/4167177587
「ああ疎開」
『ショージ君の青春記』1976.10
https://www.amazon.co.jp/dp/4167177056
「昭和の蝿を懐かしむ」
『干し芋の丸かじり』2021.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4022518014
「行って楽しむ行楽弁当」
『目玉焼きの丸かじり』2014.10
https://www.amazon.co.jp/dp/4167910012
「寂しいのはお好き? 定年後、世捨て人のすすめ①②」
『オッパイ入門』2018.1
https://www.amazon.co.jp/dp/4163907793
「インタビュー・85歳のヨタ話」語り下ろし
健康について/死について/テレビについて/野球について/楽しみについて/老いと好奇心について/執筆・制作について/食べ物について/スマホ・パソコンについて/若い世代に
最初に、巻末の「「初出」p.220 から読み始めて、呆れました。
本書を構成する15篇を収録した単行本書名・刊行年月が記載されているだけです。
大和書房という出版社の編集者は、
「初出」という用語を理解していない!
収録単行本は「初出」ではありません!
全部、
『オール讀物』と
『週刊朝日』(2023年5月末で休刊!)に
掲載された文章なのですから、
掲載誌年月号を明記するのが「初出」です!
未読な新稿
「インタビュー・85歳のヨタ話」
p.201-212
のみ熟読。
『オール讀物』2017年何月号?
『オッパイ入門』2018.1
「遠ざかる青春 懐かしき早稲田の街を歩いてみれば②」
p.109-119 を再読。
「[早稲田大学]漫研のコンパはいつも三朝庵でやった。
そのころのコンパの会費は500円だった。
メニューはいつもカツ丼とカマボコとタクアンだけだった。
宴席には園山俊二[1935.4.23-1993.1.20]の笑顔があった。
福地泡介[1937.8.11-1995.1.15]のニヒルな表情もあった。
二人とも、もう二十年以上も前に亡くなった。
そうなんだなあ、あれからもう二十年も経ったんだなあ、と思う。
茫々二十年。」p.116
「三朝庵で懐かしのカツ丼を食べることにした。
790円。旨かった。
ワカメの吸い物とタクアンが四切れ。
カツ丼は比較的小ぶりではあったが、
老体の胃にはかなりこたえた。
青春、再び帰らず。
老境、来る、卒然。」p.118
『オッパイ入門』2018.1 は、
『ガン入院オロオロ日記』2017.3 に続く
「男の分別学」シリーズ26冊目。
1937年10月30日生まれの東海林さだおさんは
2015年11月に肝細胞がん手術で42日間入院されました。
読書メーター
東海林さだおの本棚(登録冊数105冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091206
食べ物の本棚(登録冊数776冊)
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなどを著者名の五十音順に並べています。
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
https://note.com/fe1955/n/na1b4228390c5
東海林さだお(1937.1.30- )
『ひとりメシ超入門(朝日新書)』
朝日新聞出版
2020年2月刊
312ページ
https://note.com/fe1955/n/ne8719ab5e759
東海林さだお(1937.1.30- )
『自炊(ソロメシ)大好き!
(だいわ文庫)』
大和書房 2022年9月刊
288ページ
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