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椎名誠(1944.6.14- )「漂流者は何を食べたか 第八回 十六中年漂流記」『小説新潮』2020年6月号

『小説新潮』2020年6月号
新潮社 2020年3月22日発売
2020年7月5日 拾い読み
https://www.amazon.co.jp/dp/B088B5SX5Q
https://www.shinchosha.co.jp/shoushin/backnumber/20200522/

 
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第八回 十六中年漂流記
漂流したのに辛くない? まるでヴェルヌが書いたかのような、日本人たちの奮闘譚は笑いと涙にあふれている。」p.520-531
本山賢司 画

須川邦彦(1880-1949)
『無人島に生きる十六人(新潮文庫)』
新潮社 2003.6 274ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4101103216

アマゾンの書影で読める文庫帯は、シーナさんです!

「明治32年(1899年)5月座礁 … 
乗組員で紹介されている人 … 
あとひとりはこの本の語り手であり
後に東京高等商船学校の教官となった
中川倉吉氏。」

『少年倶楽部』
1941年10月号~1942年10月号連載
『無人島に生きる十六人
(少國民の日本文庫)』
大日本雄弁会講談社 1943.6

『無人島に生きる十六人
 海洋冒險物語』
大日本雄弁会講談社 1948.10

須川邦彦(1880-1949)
https://ja.wikipedia.org/wiki/須川邦彦

「1905年(明治38年)、東京商船学校航海科卒業
1936年(昭和11年)、東京高等商船学校校長となり、翌年退職」

http://birdbookreading.blog.fc2.com/blog-entry-1041.html
「遭難した龍睡丸の船長・中川倉吉は、後に高等商船学校の教諭となったが、本書はその実習学生であった著者が、直接中川氏から聴いたものを書き起こした記録」

「講談社の資料室にあった門外不出扱いな古い本を知り合いの編集者に全編コピーして貰って、その日のうちに読んでしまった。「おもしろかったあ」とよろこんでいるときに新潮社のグラフィック雑誌で日本海の島に取材に。

日本海の離島のしけた掘っ立て小屋の観光ラーメン屋のおばあちゃんに「海鮮ラーメン850円と、スペシャルラーメン750円のグレードはどう違うのですか」などと真顔で質問」する編集者が食べ終えて、「その本のコピーをぼくに読ませて下さい! と力づよく言うのだった。」

「あの謎の漂流船の乗組員が十六人そろって日本に帰還した、という古い新聞を見つけました。それをもとに著者の遺族とも連絡をとれるかもしれません」

「あの本を新潮社で文庫として再生できることになりました。勿論講談社にも連絡しました。したがってその解説をかいてください」

椎名誠(1944.6.14- )
『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』
新潮社 2021年7月刊
224ページ

https://www.amazon.co.jp/dp/4106038692
https://www.shinchosha.co.jp/book/603869/
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/6166638223410765

「ウミガメ、シイラ、海鳥、白熊、ペンギン……生き延びるための食の知恵と工夫とは? 大の漂流記マニアが選ぶ壮絶なサバイバル記。」

「荒海に突然、投げ出されたら、あなたは生き残ることができるか? 残された食べ物はわずか。飲み水もない。彼らはどうやって生き延びたのか。ウミガメ、海鳥、シロクマ、ペンギン……初めて生で口にするものばかり。運と知恵、最後まであきらめない意志が命をつないだ。『117日間死の漂流』『荒海からの生還』『日本人漂流記』ほか、大の「漂流記マニア」が選んだ壮絶なサバイバル記の数々。」

「まえがき」
「夫婦や家族はどう生き延びたか」
「大海原の小さなレストラン」
「北の果てで銀色の馬を見た」
「北をめぐるでっかい漂流」
「考える漂流イカダ」
「アザラシ、シロクマで生き延びた」
「コン・ティキ号黄金海路を行く」
「十六中年漂流記」
「竹のイカダで実験漂流」
「短いあとがき」
「参考文献」

椎名誠『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』新潮社 2021年7月刊。224ページ。 https://www.amazon.co.jp/dp/4106038692 https://www.shinchosha.co.jp/book/603...

Posted by 山本 鉄二郎 on Monday, September 20, 2021


http://www.hatirobei.com/ブックガイド/作家から/椎名誠/雑誌掲載記事


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椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか」
『小説新潮』2019年3月号
特集 何、食べよっか? 食とその風景をめぐって

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椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第二回 大海原のレストラン」
『小説新潮』2019年5月号

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椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第三回 北の果てで銀色の馬を見た」
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 第四回 北をめぐるでっかい漂流」
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椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第五回 考える漂流イカダ」
『小説新潮』2019年12月号


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「漂流者は何を食べたか
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「漂流者は何を食べたか
 第七回 コン・ティキ号黄金航路を行く」
『小説新潮』2020年4月号

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