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【ひつまぶしみたいなケーキ】
「メロンという素晴らしいフルーツで、人の想像を超えた感動スイーツを作れ」
また難しい事を言うなあ...
2019年、4月。
突如、製造課長に依頼された、難易度の高い、商品開発。
世の中は、めまぐるしいスピードで、 次々とお菓子がリリースされます。
どんなに頑張って、開発•リリースしても、10日も経てば、古くなる。
そんなの悲しい。
であれば、忘れようにも、忘れられない、
強烈な体験が、一目で分かるスイーツ。
そして、食べる前のワクワク感を超えた、
”旬の完熟メロンという悪魔の実”を、
スイーツの魔法で、叶える。
頭から離れなくなるような、感動をケーキで体現しろ。
創業者の無茶ぶりですが、
目を背けられない真実と受け止め、
製造課長が全力で開発。
それが、
![](https://assets.st-note.com/img/1684894782350-1n6zbNW492.jpg?width=800)
メロンボールです。
メロンをそのままズドーンと受け皿にしたこのケーキ…。
気になりませんか??笑
すごそう。
一目で、理解できますよね。
イルローザでは、5月~7月の時期になると、毎年、
「もうメロンボールの予約って、できますか??」
リピーターのお客様から、必ずお声がけいただきます。
この声をいただく理由は、見た目だけでなく、
色んな食べ方が体験できる『秘密』があります。
この食べ方・・・何かに似てる気がする。
まずは、ウナギとご飯で食べて…
次は、薬味を乗せて味わって、最後は、出汁で堪能して、〆る。
どこの部分から食べても、2度、3度、違ったおいしさ…!
まるでひつまぶし!!!みたいなケーキ。
贅沢の上位互換。
それが、このメロンボールです。
今回は、そんな製造課長の努力の結晶、
メロンボールのこだわりを、一部ご紹介します。
「もうまるごと使っちゃお!!」
感動させるスイーツを作るため、まるごとメロンを使うと決め、同じようなものを調べ尽くしました。
すると、ショートケーキサイズの大きさはあっても、ホールサイズの規模感でリリースしている所は、ほとんどありません。
そりゃホールサイズは、大変だし、誰もやりたがらないわ(苦笑)
「よし!じゃあホールで作るか」
″メロン好きが喜ぶインパクトを残したい“
その一心で、考えたのが...
旬の完熟メロンを半分にカットして、
大胆にケーキの受け皿に採用すること。
そして、完熟の糖度が上がった、
甘くてとろける一番おいしい部分をくり抜き、
アイスの実ならぬ、
リアル『メロンの実』
これをゴロゴロつめよう。
あとは、どこから、食べても
おいしくなるように、
メロンの実の下には、豪華6層仕様で、
メロンパフェみたいにしたら...
![](https://assets.st-note.com/img/1684894968100-j5JMIIyXvt.png?width=800)
あ、やばいわ。
これはいける。
見た目でも食べても感動できる!
確信を持って、開発に取り掛かりました。
そして、製造課長のイメージした通り、
心躍る見た目の試作が完成しました。
ただ、作る前の予想を超える、
とんでもない事態が起こりました。
再度、メロンの実の下、
断面図の6層にご注目下さい。
![](https://assets.st-note.com/img/1684895044979-Gjh6Ae6xvS.png?width=800)
生クリーム・スポンジ各2層、
最下層のバニラのパンナコッタ。
ここを味わってみると…
「何これ!!!!!!!!!メロンの香りがすごい!!!」
その秘密は、メロンの受け皿。
作った後から、じわじわと完熟メロンの香りが...
生クリーム・スポンジ・パンナコッタに、
メロンの受け皿から溢れ出る香りが染みついているんです。
これが、予想を超える、衝撃的なおいしさを生みました。
リリースしてから、商品改良を常に繰り返し、
年々、おいしさを更新するイルローザですが、
このメロンボールに関しては、試作時点から、
レシピ変更が一切行われてません。
あまりにも完璧なクオリティだったからです。
そんなメロンボールを、メロン好きの社員に聞くと、
もうね、一言で言うと、爽やか!
夏ですよ。
間違いなく、旬のメロンのためだけに作られた、メロン好きのためのスイーツです!!
意外と、一番下のバニラのパンナコッタ、これが、おいしいんですよ。
脇役かなーと思いきや、すごいバニラがきいてて、私、一番好きかもしれないです。
メロンの果肉の影響でしょうね。
![](https://assets.st-note.com/img/1684895124136-aIulXHownS.jpg?width=800)
スポンジ・生クリームは、しっとりしていて、メロンの香りがうつってて、ペロっと食べちゃうんですよ〜。
もちろん、上のメロンは甘いですよ。
完熟のものを選んでるんだなって、
口に入れるだけで、分かるくらい、贅沢な味です。
1聞くと、100返ってくる熱弁量。
なぜこんなにもメロンが甘いのか?
常に職人が、メロンの完熟具合を見極めているからです。
「作る時は、絶対味見をして、糖度を見極めろ」
少しでも、完熟に達していなければ、作ってる最中でも、作り直します。
職人の細心の注意によって、このメロンの糖度は成り立ちます。
「メロンで、想像を超えた感動するスイーツを作れ!」
突如、言われた無茶ぶりを、
旬のメロンと向き合い、
「今年はもう予約できますか??」
メロン好きの心を射止め、離さない、
感動するスイーツに成長させました。
![](https://assets.st-note.com/img/1684895196239-x8yNpl13v3.jpg?width=800)
2度、3度、どこから食べても、おいしいと感じられ、
何度食べても、おいしさの奥行きが広がる。
完熟メロンの魅力をご堪能ください。
今日も工房には、新鮮な完熟メロンが届きます。
甘さはどうかな?職人が見極めながら、
最高に贅沢なケーキが作られます。
メロンボールの詳細はこちら↓↓↓
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