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【ひつまぶしみたいなケーキ】

「メロンという素晴らしいフルーツで、人の想像を超えた感動スイーツを作れ」



また難しい事を言うなあ...



2019年、4月。


突如、製造課長に依頼された、難易度の高い、商品開発。



世の中は、めまぐるしいスピードで、 次々とお菓子がリリースされます。



どんなに頑張って、開発•リリースしても、10日も経てば、古くなる。


そんなの悲しい。


であれば、忘れようにも、忘れられない、
強烈な体験が、一目で分かるスイーツ。



そして、食べる前のワクワク感を超えた、



”旬の完熟メロンという悪魔の実”を、
スイーツの魔法で、叶える。





頭から離れなくなるような、感動をケーキで体現しろ。





創業者の無茶ぶりですが、
目を背けられない真実と受け止め、
製造課長が全力で開発。



それが、







メロンボールです。




メロンをそのままズドーンと受け皿にしたこのケーキ…。


気になりませんか??笑

すごそう。




一目で、理解できますよね。



イルローザでは、5月~7月の時期になると、毎年、

「もうメロンボールの予約って、できますか??」


リピーターのお客様から、必ずお声がけいただきます。




この声をいただく理由は、見た目だけでなく、


色んな食べ方が体験できる『秘密』があります。






この食べ方・・・何かに似てる気がする。

まずは、ウナギとご飯で食べて…

次は、薬味を乗せて味わって、最後は、出汁で堪能して、〆る。




どこの部分から食べても、2度、3度、違ったおいしさ…!


まるでひつまぶし!!!みたいなケーキ。


贅沢の上位互換。
それが、このメロンボールです。



今回は、そんな製造課長の努力の結晶、
メロンボールのこだわりを、一部ご紹介します。




「もうまるごと使っちゃお!!」




感動させるスイーツを作るため、まるごとメロンを使うと決め、同じようなものを調べ尽くしました。



すると、ショートケーキサイズの大きさはあっても、ホールサイズの規模感でリリースしている所は、ほとんどありません。


そりゃホールサイズは、大変だし、誰もやりたがらないわ(苦笑)



「よし!じゃあホールで作るか



″メロン好きが喜ぶインパクトを残したい“



その一心で、考えたのが...

旬の完熟メロンを半分にカットして、
大胆にケーキの受け皿に採用すること。




そして、完熟の糖度が上がった、
甘くてとろける一番おいしい部分をくり抜き、



アイスの実ならぬ、


リアル『メロンの実』


これをゴロゴロつめよう。



あとは、どこから、食べても
おいしくなるように、


メロンの実の下には、豪華6層仕様で、
メロンパフェみたいにしたら...





あ、やばいわ。

これはいける。


見た目でも食べても感動できる!


確信を持って、開発に取り掛かりました。
そして、製造課長のイメージした通り、
心躍る見た目の試作が完成しました。



ただ、作る前の予想を超える、

とんでもない事態が起こりました。




再度、メロンの実の下、
断面図の6層にご注目下さい。



生クリーム・スポンジ各2層、
最下層のバニラのパンナコッタ。

ここを味わってみると…



「何これ!!!!!!!!!メロンの香りがすごい!!!」





その秘密は、メロンの受け皿。




作った後から、じわじわと完熟メロンの香りが...


生クリーム・スポンジ・パンナコッタに、
メロンの受け皿から溢れ出る香りが染みついているんです。


これが、予想を超える、衝撃的なおいしさを生みました。



リリースしてから、商品改良を常に繰り返し、
年々、おいしさを更新するイルローザですが、


このメロンボールに関しては、試作時点から、
レシピ変更が一切行われてません。


あまりにも完璧なクオリティだったからです。


そんなメロンボールを、メロン好きの社員に聞くと、

もうね、一言で言うと、爽やか!

夏ですよ。


間違いなく、旬のメロンのためだけに作られた、メロン好きのためのスイーツです!!



意外と、一番下のバニラのパンナコッタ、これが、おいしいんですよ。


脇役かなーと思いきや、すごいバニラがきいてて、私、一番好きかもしれないです。


メロンの果肉の影響でしょうね。




スポンジ・生クリームは、しっとりしていて、メロンの香りがうつってて、ペロっと食べちゃうんですよ〜。



もちろん、上のメロンは甘いですよ。


完熟のものを選んでるんだなって、
口に入れるだけで、分かるくらい、贅沢な味です。


1聞くと、100返ってくる熱弁量。


なぜこんなにもメロンが甘いのか?


常に職人が、メロンの完熟具合を見極めているからです。


「作る時は、絶対味見をして、糖度を見極めろ」

少しでも、完熟に達していなければ、作ってる最中でも、作り直します。


職人の細心の注意によって、このメロンの糖度は成り立ちます。


「メロンで、想像を超えた感動するスイーツを作れ!」


突如、言われた無茶ぶりを、
旬のメロンと向き合い、


「今年はもう予約できますか??」


メロン好きの心を射止め、離さない、
感動するスイーツに成長させました。


2度、3度、どこから食べても、おいしいと感じられ、
何度食べても、おいしさの奥行きが広がる。


完熟メロンの魅力をご堪能ください。



今日も工房には、新鮮な完熟メロンが届きます。

甘さはどうかな?職人が見極めながら、
最高に贅沢なケーキが作られます。

メロンボールの詳細はこちら↓↓↓


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