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『大鏡』への愛を語る-1000年の時を繋いで私の心を照らす-

えりたです。今回は初4000字越えの記事です。

実はワタクシ、幼い頃から歴史が大好きで。正確に言うと、「歴史の物語」が好きで好きでたまらないのですね。

小学生の頃、毎月2冊ずつ本を買い与えられていました。そのタイトルは『まんが 日本の歴史』。なぜかは知りませんが、私はそれだけを与えられ、次に買ってもらえる日までお家ではそれを繰り返し読んでいたのです。

そこから私の歴史好きは少しずつ作られていきました。

あまりにも歴史の本が好きすぎて、ついには担任の先生が私のために、学級文庫へ歴史の本を補充し始める始末。のめり込んだら、一心に極楽浄土を目指してしまう性格はこの頃から発揮されていたようです。

月日は経ち、大学院生時代。
学部生時分の卒論の題材は『源氏物語』でした。でも、どうしても歴史が、歴史の物語が好きすぎて、さまざまな人を説得し、研究対象を『大鏡』に変更したのです。

その後は、研究者から塾講師へジョブチェンジしたのですが、それは別のお話(笑)

で。今回はこの大好きすぎる『大鏡』についてのお話です。

・ ・ ・

今回のお話をちょっとだけ先取りしておくと。

来年の大河ドラマ『光る君へ』の主人公は紫式部です。彼女が生きたのは西暦1000年前後。登場人物が「藤原だらけ」で辟易していらっしゃる方も多いと思いますが(笑)、でもあのあたり、ほんとうに「藤原だらけ」なんです。

でも、来年の大河を予習しようと『源氏物語』を読むのは、いかにもハードルが高すぎて、挫折する未来しか見えない。じゃあ、どうしようかというとき『大鏡』があるんです! 

これを読まない手はない!
超予習になる!
何より、めちゃくちゃ面白い!

と、いちばんおもしろいのは私のテンションの高さかも知れませんが(滝汗)。今回はこの『大鏡』を超プッシュして、ご紹介しようと思います。




■『大鏡』を読むならこの本がおすすめ

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