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生産現場に関わりながら、農産物を販売したい

私は将来、仕事として生産現場に関わりながら、農産物を販売したいと考えています。私は以前、農産物の通信販売に関する仕事に関わっていました。関わる中で、生産者と密接に関わる機会がないことに、徐々に疑問を抱くようになりました。

この疑問から、販売担当者だからこそ生産現場に足を運び、現状を知ると同時に、生産者と深く関わりながら、農業や農産物の価値を理解する必要性を感じました。

そのため、これからは生産現場に関わりながら、農産物を販売する仕事がしたいと考えるようになりました。従来の販売担当者の仕事を変えていきたいと考えています。

⒈仕事を通して変えたいこと

私は仕事を通して、消費者の認識と生産現場の現状のギャップを減らしたいと考えています。私は、ニュースや店などで得た情報から生育状況を判断している消費者の皆様に、ご納得いただけるような対応をすることの難しさを感じておりました。

農産物の生育状況は天候に左右されやすいため、販促物に出荷予定時期を載せていても、予定通りに出荷できない場合があります。その場合、現状をお客様に説明すると「店にはもう並んでいる」「ニュースでは『発送が始まっている』と流れていた」などお話になる方がいらっしゃいます。

通信販売では「予定通りに商品が届く」という認識の元、想定した使用シーンに合わせて注文される方が多いと思います。そのため、実際の出荷時期が出荷予定時期よりもズレてしまうことに対し、不満に思う気持ちはとても理解ができます。

店の品揃えもニュース番組等で流れる情報も、生育に関わる情報の1つですが、必ずしも全ての生産現場が同じ状況とは限りません。このことから、私は消費者の認識と生産現場の現状にギャップがあると考えました。

消費者の認識と生産現場の現状のギャップを埋め、消費者にご納得いただけるような対応をするために、私は販売担当者の仕事の仕方を変える必要があると考えています。例えば、生産現場に足を運び、自分の目で現状を知ることも、販売担当者には必要だと考えています。

あくまで私の実務経験や見聞きした情報ではありますが、基本的に農産物の販売を行う部署と生産者と関わる部署は別です。そのため、販売担当者は生産者と関わる機会はほとんどありません(※)。

販売担当者は仕事上、生育状況など生産現場の情報を知る必要があります。そのため、生産者と関わりのある部署と情報を共有することがあります。

しかし、私は、実際に生産現場に足を運んでいる方と、人伝に生産現場の現状を聞いただけの方とでは、認識のズレがあるかもしれないと思っています。

生産現場は深刻でも、情報を伝える側・受け取る側次第で、現状とは異なった解釈をしてしまう(されてしまう)場合があるかもしれません。だからこそ、販売担当者こそ生産現場に関わる必要があると考えています。

※各会社の体制によると思いますので、一概に全ての会社が分業しているとは言えません。あくまで“私の実務経験や見聞きした情報”での話です。

⒉夢を実現するために

私は、理想の仕事に向けて解決したい課題が2つあります。1つ目は、私自身の食に対する関心の薄さです。これは、農産物と関わりのある仕事をしていた身として、致命的でした。

これまでの私は、それほど食に対して関心がなく、食べ物に対しても「美味しい」以上の感情を抱いたことがありませんでした。農産物に関する知識が必要な立場となったことで、私自身の食に対する関心の薄さを実感しました。

2つ目は、農産物に関する知識のなさです。私は農産物を販売する立場でありながら、農産物の特徴や適切な保管方法、育て方や美味しい食べ方など、農産物に関する知識がありませんでした。

そのため、私はお客様や農産物に誠実に向き合っている自信がありませんでした。

例えば、私は育て方の知識がないために、私と生産現場に関わりのある部署の方とでは認識のズレが生じていた可能性がありました。育て方の知識があるからこそ、生育状況が適切に把握できると考えているため、育て方の知識の必要性を感じていました。

また、私は検品をしたことがなく、農産物がどの程度の状態だと発送できるのか、どのような状態で発送しているのか知りませんでした。そのため、お客様から品質等に対するお問い合わせがあったとしても、ただ謝ることしかできませんでした。

さらに、他都道府県産の農産物との違いを知らないため、地元産の農産物の本質的な価値が分かりませんでした。そのため、お客様から各商品の違いやおすすめ等を問われても、一般的な特徴しか紹介することができませんでした。

お客様や農産物に誠実に向き合うためにも、農産物に関する知識のない自分を変えたいと思うようになりました。

⑴自身の理想像

これらの課題を解決するためには、ありたい姿を持ち、課題解決に向けて段階的に行動すべきだと考えました。私のありたい姿は、2つあります。

1つ目は、「農産物を通じてどのような価値を提供したいか見出し、言語化できている状態」です。生産過程も含め、農業や農産物全般に対する理解を深めていきたいと考えています。その中で、自分なりに農業や農産物の価値を見出し、消費者に発信できる状態になることが目標です。

私にとって食とは何か、農産物から「食べて美味しい」以上に得られるモノは何か、農産物そのものに対する価値を理解している状態でありたいと考えています。そのために、1年後には「農産物そのものに対する自身の潜在的価値観を理解している状態」を目指します。

2つ目は、「お客様の目的や好みに合った商品を提案できる状態」です。各農産物、各品種にフォーカスして、理解を深めていきたいと考えています。

文字情報だけではなく、五感も活かし、農産物を理解した上で、お客様の目的や好みに合った商品を的確に提案できる状態になることが目標です。そのために、1年後には「各品種の特徴を体感で理解できている状態」を目指します。

⑵2024年の自分

ありたい姿になるために、今年の自分はどうありたいのか。理想の仕事に関われるよう行動するため、下記の通り、ありたい姿を考えてみました。

①1年後の自分(2024年12月)
・仕事や普段の食事以外で食に関わる機会が2週間に1回はある状態
・農産物の特徴を体感で理解できている状態(農産物の特徴について概要を理解できている状態)

②半年後の自分(2024年6月)
・仕事や普段の食事以外で、最低でも月に1回は食に関わる機会がある状態。関わる中で、感じたことや疑問に思ったことを記録する習慣もある状態。
・取り扱いのある農産物について理解を深めるため、自身の五感を活かし、行動を始めている状態

③3ヶ月後の自分(2024年3月)
・潜在的価値観を理解するために取り組みたいことを洗い出し、計画を立てている状態
・取り扱いのある農産物の知識を文字情報として理解している状態

⒊現在の悩み

仕事について考える中で、悩んでいることがあります。それは、農業との関わり方です。

私にとって農業は、関わらなくてはいけない(義務)、避けては通れない産業であると考えています。しかし、どのように関わるかが、私にとって大きな課題となっています。

・本業として関わるか?
・本業の一部に農業との関わりを持つか?
・副業など、本業とは別の仕事として関わるか?
・プライベートで関わるか?

これまで肉体的な仕事をしたことのない私は、どこから関わり始めるべきか。理想の仕事に関わるために、早急に考えたいと思っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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