狐月

こげつです。しがないおたくです。大学の課題でブログを書いています

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記事一覧

成城学園前という駅について

 学校の授業の一環で、私は小田急線の成城学園前駅におけるユニバーサルデザイン・バリアフリーの取り組みについてフィールド調査を行った。  まず、事前調査における情…

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1年前

私の好きな仏像

 私が好きな仏像は、楊貴妃観音像だ。これは京都府にある泉涌寺の観音堂に安置されている観音像で、1230年に湛海律師が南宋から持ち帰った木製の像である。像容の美しさか…

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1年前
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アクリルタワシはいいぞ

 私の弟(小学生)が家庭科の宿題で作ったアクリルタワシを使ってみた!のでレビューします。 ①タワシについて  タワシには様々な種類があり、私たちがよく見る茶色のタ…

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1年前

安楽死について

 安楽死の定義は、完治する見込みがなく、身体的に極度の苦痛を抱えたままの状態にある患者に対して、医師 が患者の要望に従って患者を死亡させることである。 中でも積極…

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1年前
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西洋美術史とは何を学ぶ学問か

私は大学で芸術を学んでいる。特に、西洋美術史が好きなので何を学ぶものなのか考えてみた。 西洋美術史とは、一生学び続けることができる学問だと考える。 なぜなら、…

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1年前

音楽における作品のあり方は、絵画作品とどう違うか

 音楽における作品のあり方について、絵画とどのように異なるか論じる。  まず、鑑賞のしかたに違いがある。我々が音楽を鑑賞する際に1番に使うのは聴覚である。もちろん…

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1年前
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私の好きな本

「あなたの描く光はどうしてそんなに強く美しいんでしょう」 そう訊かれたとき、私はいつもこう答えることにしている、「暗い海の底や、遠い空の彼方の宇宙を照らし出す必…

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1年前
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高齢化社会について

 現在、日本における高齢化社会が大きな現代社会問題になっている。2018年の日本の高齢者の数は約3557万人で、これは日本の総人口の約28.1%を占めている。今後も高齢者の…

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1年前
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ディエゴ・ベラスケスの《ラス・メニーナス》はどのようにして制作されたのか

《ラス・メニーナス》は1656年にスペインでディエゴ・ベラスケスによって描かれた油彩画である。現在はスペインのプラド美術館に所蔵されている。絵の大きさは318 cm × 27…

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1年前

成城学園前という駅について

 学校の授業の一環で、私は小田急線の成城学園前駅におけるユニバーサルデザイン・バリアフリーの取り組みについてフィールド調査を行った。
 まず、事前調査における情報として、成城学園前駅は東京都世田谷区成城6丁目に位置しており、平均で1日に66,680人が利用する駅である。フィールドを観察してバリアフリーが見られたところは、車椅子の方が通れる幅の改札や、切符売り場だけでなくいたるところに点字が使われて

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私の好きな仏像

私の好きな仏像

 私が好きな仏像は、楊貴妃観音像だ。これは京都府にある泉涌寺の観音堂に安置されている観音像で、1230年に湛海律師が南宋から持ち帰った木製の像である。像容の美しさから、玄宗皇帝が楊貴妃が亡くなった後に彼女の面影を写させて作らせたとの伝承が生まれた。現在では、縁結びや美人祈願、安産にご利益があるとされ、女性に人気がある。
 私がこの観音像が好きな理由は、その美しさだ。この観音像を初めて見た時に持った

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アクリルタワシはいいぞ

 私の弟(小学生)が家庭科の宿題で作ったアクリルタワシを使ってみた!のでレビューします。

①タワシについて

 タワシには様々な種類があり、私たちがよく見る茶色のタワシはパームを使用しているものです。その他にもサイザル麻を用いた柔らかめのタワシや、化学繊維を用いたもの、研磨粒子の入ったものもあります。

②アクリル繊維の特性・なぜたわしに用いられるのか

 アクリルは化学繊維のなかで、合成繊維に

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安楽死について

 安楽死の定義は、完治する見込みがなく、身体的に極度の苦痛を抱えたままの状態にある患者に対して、医師 が患者の要望に従って患者を死亡させることである。
中でも積極的安楽死は、患者に致死性の薬物を投与して死に至らしめることを指す。積極的安楽死を行う場合に、肉体的苦痛が大きく病状改善の見込みがないこと、本人と医師の同意があること、患者に対して病状の適切な情報開示をすることを条件とする。以上を踏まえた上

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西洋美術史とは何を学ぶ学問か

私は大学で芸術を学んでいる。特に、西洋美術史が好きなので何を学ぶものなのか考えてみた。

西洋美術史とは、一生学び続けることができる学問だと考える。
なぜなら、美術館で作品を見たり、本を読んだりして知識を重ね、その過程で新たな疑問や興味を見つけることができるからである。学ぶほどに程新しいことを知りたくなるのが西洋美術史であり、それがこの学問の面白さだと考える。
また西洋美術史を学ぶことに、ど

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音楽における作品のあり方は、絵画作品とどう違うか

 音楽における作品のあり方について、絵画とどのように異なるか論じる。
 まず、鑑賞のしかたに違いがある。我々が音楽を鑑賞する際に1番に使うのは聴覚である。もちろんコンサートに行くなど視覚的に楽しむ方法もあるかも知れないが、どんな曲なのかを知るには聴くことが1番大事だと考える。これに対し、絵画を鑑賞する際に一般的に使われるのは視覚だ。百聞は一見にしかずということわざがあるが、美術館に行って実物を見た

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私の好きな本

「あなたの描く光はどうしてそんなに強く美しいんでしょう」
そう訊かれたとき、私はいつもこう答えることにしている、「暗い海の底や、遠い空の彼方の宇宙を照らし出す必要があるからだ」と。

今日は私の大好きな本、辻村深月さんの『凍りのくじら』を紹介します。中学生の時に出会って、今でも時々読み返すくらい大好きな本です。辻村深月といえば、近々彼女の代表作『かがみの孤城』がアニメ映画化されるみたいです。小説の

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高齢化社会について

 現在、日本における高齢化社会が大きな現代社会問題になっている。2018年の日本の高齢者の数は約3557万人で、これは日本の総人口の約28.1%を占めている。今後も高齢者の数は増え続けると言われており、2040年に人口の約35%を占める3921万人になると予想されている。一体何が高齢化の原因となっているのか。また、高齢化はどのような弊害を我々に及ぼすのだろうか。
 高齢化を引き起こす原因は大きく分

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ディエゴ・ベラスケスの《ラス・メニーナス》はどのようにして制作されたのか

《ラス・メニーナス》は1656年にスペインでディエゴ・ベラスケスによって描かれた油彩画である。現在はスペインのプラド美術館に所蔵されている。絵の大きさは318 cm × 276 cmで、登場人物らがほぼ等身大で描かれていることが分かる。場所はマドリード宮殿の一室で、皇族とその付き人らの様子を瞬間的に切り取り、1枚の写真のように描いていることが特徴だ。

私は、この絵に作者であるディエゴ・ベラスケス

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