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男って馬鹿な生き物。


こう書くと、男女差別とか、
昭和だとか言われそうだけど、
まぁ個人的な話を、なんとなく聞いてほしい。



男って素直じゃない。


俺がふだん話していると、
男相手には口調も荒くなるし、声のトーンも低くなる。

男をフラットに見ているという見方もできるし、
女性を特別丁寧に扱いたいという見方もできる。
”尊”でも”卑”でもないんだけど、まぁとにかく、俺が誰かと接するとき、明確な男女差がある。


男には、目をみて心から「ありがとう」を伝えることはできない。

そんなもの、なんだか気持ち悪い。


”ありがとう”と男の親友に言えば、「は??」って返ってくるし、
”ごめん”と言えば、「お前、奢れよな」って返ってくる。

男なんて、”ありがとう”と”ごめん”なんかよりも、
愛のあるイジりを嬉々として聞いてる生き物だ。

『”ありがとう”と”ごめんなさい”が言える人になりなさい。』
そう言われて育つこの時代に、とんだ時代錯誤。とんだ馬鹿者たち。



男たちは、素直じゃない。
想いを言葉に表せられない。受けとるのすら、無性に気持ち悪い。

そう、お前に、
俺の純な心を伝えるのが気持ち悪い。
胸と背中がぞわぞわする。吐きそうだ。




だから、握手を、
しよう。



「いつでもお前の味方だ」「応援してるぜ」
「好きに帰って来いよ」「ありがとな」
「見てろよ」「絶対負けねえからな」
「尊敬してるわ」「お互い頑張ろうな」
「何かあったら連絡しろよ」「まぁ、平気だよ」
「骨は拾ってやる」「行ってこい」



そんな、
言葉にしたら鳥肌が立ちそうなほど青臭い言葉を吐く代わりに
できるだけ大きく、
できるだけ力強く、
ぐっと、ぐっと、、ぐっと、、、
この時ばっかりは、相手の目を真正面からみて、
喧嘩を売るように笑みを浮かべて、手を差し出して握るんだ。


そうやって、
勝手に伝えて、勝手に受け取る。


男同士の、時代錯誤で大馬鹿な会話に
美しさを感じてしまうのは、俺も大馬鹿なのだからだろう。



昨夜、耳から流れてた歌、
『生きててよかった 生きててよかった
 生きててよかった そんな夜はどこだ』

眠るまで流れる深夜高速は、
『生きててよかった』と思える夜にしてくれた。



朝、目を覚ます前から頭に流れてた歌、
『Oh baby 今夜のキスで 一生分のこと 変えてしまいたいよ』

寝起きから流れるサーカスナイトは、
朝なのに、昨夜の温度に浸らせてくれる。



つくづく、
男は馬鹿な生き物、
そう思う。

それでも、
どうしても、どうしても、助けが必要なとき、
汗で体をぐしゃぐしゃにしながら、
口調が荒いまま、泥沼から引き上げてくれる。

何者かになりたい男たちには、それがいい。



2020年8月18日
しっぱいノート185日目
えだちゃん。

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