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【理不尽な事は給料に含まれている】

今日は

『理不尽な事は給料に含まれている』

について考察していきます。

世の中には

「現実は自分の理想と大きく異なっている」

「周囲の企業と比較して恩恵を受けていない」

「思いも寄らない事態が次々と発生する」

etc

あらゆる場面で
満たされていないと
感じている人も
多いのではないでしょうか。


かく言う私も管理職時代に
「グギギっ」と
思う事はありました。

それは休日に
模擬試験の試験監督として
お手伝いする事です。

内容としては大学の壇上に立って

「試験開始&終了の合図」

「試験に関する注意事項の説明」

「不正行為の監視」

etc

まさに従来通りの試験監督です。


ただ夏休み中の暑い時期だったので
スーツ着用が堅苦しかったです。


上司から依頼された時は
即答で引き受ける返事をしました。

炎天下の中で作業する訳でもなく
空調設備が整った室内で
試験監督するだけなので
氣にもしていませんでした。


しかし
スケジュール表を見て
目を疑いました。

何と集合時間が
朝6時との事です。


試験開始は9時なので
早くても7時で良いのでは
と個人的に思っていました。

打ち合わせ等もあるので
余裕を持ってとの事でしょう。


試験会場までは
自宅から約2時間かかります。

支度準備の時間を含めて
逆算すると最低3時半には
起床する必要があります。


「まさかここまで早いとは」
(名探偵コナン 赤井秀一風に(笑))

思わず声に出してしまいました。


普段の就寝時間が
早くて深夜0時ゆえに
この時摩擦を感じました。

心の中で

「もう少し寝たいのになぁ」

「集合時間遅らせてほしい」

「休日のボランティア出動なのに酷い」

かなり愚痴っていました。


今思えば
愚痴や不平不満を言うのは
不束者かつ未熟者の証です。

当時の自分はまだ

「自己防衛」

「責任転嫁」

が蔓延していた事もあり
幼稚レベルです。

本当に情けない限りです。


「ボランティア」であろうと

「アルバイト」であろうと

本質は使命感と責任感を持って
取り組む事です。


もし自分が上司の立場で
部下に愚痴や不平不満を言われたら
腹が立つと同事に哀れさを感じます。

上司の心の声を察すると

「愚痴や不平不満しか言えないのか」

「一緒に手伝う仲間の事を思いやれないのか」

「なぜ試験会場で一所懸命に取り組む受験生の事を
 真剣に考えて応援する氣持ちがないのか」

「自己中心的な視点で捉えるばかりで
 共同で主催する模擬試験の会社に対して
 尊敬する対応が出来ないのか」

etc

苛立たしさと悲しさが
こみ上げてきます。


手伝うスタッフも皆
口外はしませんが内心では

「朝早くから面倒だなぁ」

「少額でも手当欲しいなぁ」

「暑い時期にスーツ着用は嫌だなぁ」

と思っているかもしれません。


会社員やスタッフが
愚痴や不平不満を口走る根底に
「従業員マインド」があります。


「従業員マインド」とは

「波風立てないように従順にする」

「常に消極的かつ受動的態度で指示待ちでいる」

「失敗してはいけないと考える」

「意見は対立を招くので積極的に主張しない」

「給料は必ず安定してもらえる」

etc

全て受け身姿勢です。


悪く言えば

「クレクレ君」

「Taker」

「給料泥棒」

です。


中でも

「給料はもらえて当然である」

発想が強く根付いています。


私が会社に対して
愚痴や不平不満をこぼす事は
エネルギーヴァンパイアとなり
上司の意志力を奪っていきます。

自分が上司だったら
すぐにでも解雇したくなる
社員(スタッフ)に思えるはずです。


社員全員が上司と同じマインドで
盛り上げていく士氣があれば
会社は無限に発展します。

人それぞれ世界観も異なるので
無理に上司の考え方を
強要しても意味がありません。

会社が目的と掲げる事に対して
どれだけチーム一丸となって
協力し合えるかです。


では「起業家&経営者マインド」
どういう視点になるかと言えば
下記の通りです。

「起業家&経営者マインド」

「安定した給料がない」

「最初の1年位は無給を覚悟する」

「最後までやり切る覚悟を持つ」

「全力でコミットメントする」

「最大の恐怖を乗り越える」
 (心の中で感じている事)

「自分が1番やりたくない事を行う」

「居心地の悪い所に飛び込む」

「人生の「パラドックス」を受け入れる
例)自由になりたいと思っているのであれば
  積極的に不自由になる事を享受する

「失敗する 嫌われる 支配される等
 これらの恐怖を乗り越えて初めて一人前になる」

etc

全て能動的姿勢です。


「従業員マインド」と
「起業家&経営者マインド」の最大の違いは
「自己責任」による心構えの有無です。


会社員や従業員が悪いのではなく
特に給料に関してどういう視点で
受け取るかです。

会社員や従業員はシステム上
給料を受け取る仕組みに
なっています。


給料がどのようにして発生し
毎月決まった日に支給されているかは
余り考えない事だと思われます。

むしろ給料日に

「自動的に振り込まれる」

「確実に手渡しされる」

と捉えているでしょう。


「契約だから給料はもらえて当然だ」

という屁理屈は一旦脇に置いて
給料が発生する原理を考えます。


会社員であろうと
公務員であろうと
給料をもらえる構図は
変わりません。

会社員であれば

「商品&サービスを購入してくれるお客さん」

「業務提携をしてくれる取引先企業」


公務員であれば

「国家に税金を納めてくれる国民」

「世界中の国家」


必ず人が関わっています。

待っていれば自動的に
もらえるのではありません。

価値を構築して提供し
その見返りに対価の報酬
として受け取ります。


給料をもらう前に相手がいます。

相手との関係性を抜きにして
給料もらうだけでは
失礼に当たります。

雇われ側だとしても
最低限の儀礼として
感謝の氣持ちを表明し
受け取る事です。


過剰なサービス残業や休日出勤を
奨励しているのではありません。

時間外や超過した分に対して
支払われる事は当然です。


要するに
私の模擬試験のお手伝いのように

「仕事で理不尽な事は給料に含まれている」

と認識しておく事です。


最初はキツイと感じている事も
やっていくうちにコツを
掴めるようになります。

芸の肥やしと同じで
進化出来る余地があると
思って取り組んでいきます。


理不尽な事を

「嫌な雑用事として認識する」

あるいは

「自分を向上させてくれる貴重な経験とする」


どちらで解釈すると飛躍するかは
もはや言うまでもないでしょう。

理不尽とは
[名・形動]道理をつくさないこと。
道理に合わないこと。また、そのさま。
                              goo辞書

世の中は理不尽な事だらけです。

道理的に筋が通った事は少なく
受け入れ難い事が多いです。


「理不尽で嫌だ、鬱陶しい、辛い」

と発信する前に理不尽さを
積極的に受け入れて取り組む事です。


『成功するには全てを受け入れる』参照。

自分が思っている程
過酷でもありません。

理不尽な事を避けると
追いかけて来るように
突きつけられます。


全ては受け止めた瞬間楽になり
一歩前進していきます。

理不尽を楽しみましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。


追伸
あなたにとって
「理不尽と思う&感じる事」を
教えてください。

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