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えんたのエッセイ

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デザインに紐付く忘れたくない思い出を綴ります
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#建築

右ききの左

右ききの左

ぼくは右ききだから
左手なんかじゃうまくできないや

だなんて
そんなの左手に失礼で

実は右手よりも
左手の方が得意なことが
たくさんある。

たとえば

鉛筆で文字をかくときに
紙が動かないように
おさえているのは左手で

いつもきまって
サポート役をしてくれている。

たしかに右手は

箸を使って料理を食べることができるし

ギターを鳴らすことができるし

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つくりモノの視線

つくりモノの視線

部屋で着替えを
していたときのこと。

視線を感じたので
あわてて着替えをすませて
みてみたら

なんのことはない。

学生の時分につくった
建築模型の住人でした。

あわてたことが
急に恥ずかしくなり

そしてすぐに
うれしくもなりました。

この建築模型の住人は

ボクの中で、たしかに生きていて

この空間は

ボクにとってフィクション

ではなかったという

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うんとかすんとか

うんとかすんとか

中学生の頃だったか、ひょんなことから
先生と言い合いになったことがある。

(生意気なやつですね、、)

残念ながら内容は覚えていないが
自分なりの正義があったのだろう。

平行線になったから
だんまりを決め込んでいると

「うんとかすんとか言ったらどうですか?」

と言われたので

「すん!」

と言ったら、もうそれ以上は
何も言われなかった。

ぼくは

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♯7days_ホコリをかぶった本棚

♯7days_ホコリをかぶった本棚

なんの本を選ぶかも
とくに決めないまま
走りだした7days企画。

この記事はそのスピンオフ。
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いわむらかずおの
14ひきシリーズを
選んだときだっただろうか

気がつけば

おそらく
本の配置が20年前とはまったく
変わらないまま誰も行くことの
なくなった書庫へ向かっていた。

散り積もったホコリのせいもあるだろう。

むかしの自分へタイムスリップするのに
そう時

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ところで、僕は2人いる

ところで、僕は2人いる

ぼく、夢を見たんです。2020年の初夢です。

夢の中のぼくはテーブルで仕事をしていて、その時に声が聞こえたんです。

透明なテーブルの上でアイデアを練り、
白いテーブルの上でインプットせよ。
そして木のテーブルの上でアウトプットを試みよ。
12000回の打ち合わせをするというよりは12000種類の打ち合わせをする感覚で。

という夢です。

これは夢の中のぼくの声なのか、心構えな

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♯7days_読み聞かせ

♯7days_読み聞かせ

今朝、母が紅茶をだしてくれた。

このとき、紅茶のつまみにと
ぼくが絵本の読み聞かせを
するながれになった。

えらんだ本は
『あおくん と きいろちゃん』
レオ・レオーニの名作である。

読み終えて、絵本の抽象的な世界観についての感想やら何やらを話していたとき、母から読み聞かせの指南が入った。

たしかにおっしゃる通りである。
自分の読み聞かせのヘタさに気がついた。

その圧倒的

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あのときメモは切符だった

あのときメモは切符だった

いつの日からかメモを
とるのが癖になっちゃったんですね。

気が向いたときに書いている
このnoteの記事もメモの抜粋なんだけど

実はメモをとるようになった
きっかけがあるんです。

今日はその話。

みなさんはメモに対してどんな
イメージありますか。
伝言だったり記録だったり
まぁ様々ありますよね。

メモは第2の脳みそ
なんて言葉もよく耳にしますよね。

今言った全部ね
メモをする理由と

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「生物」+色の形容

「生物」+色の形容

先日、母が言っていた。


カラスは黒で損してるよね。
頭良くてすごいのにね、でも考えてみて。
カラス赤だったらもっと悲惨じゃない?

えんた
、、、、、、!!!
(なにその理論!手も足も出ない、、)

兎にも角にも、、
このヘンテコな日常会話から
烏羽色(からすばいろ)という
色を思い出したのである。

カラスというトリの名前がついた色。
女性の美しい黒髪をあらわす色である。

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「つまらない」という価値

「つまらない」という価値

父は読書が苦手である。

活字を追うのは、
まどろっこしいらしい。
疲れるらしい。そしてつまらないらしい。

これはあくまで本の中身ではなく
体験として。

そんな父だが、
ときどき本を読むことがある。

この瞬間、僕の興味は
どんなものよりも父に向くのだが、

本を読んだかとおもうと、
すぐにテーブルに置き
眠りにつくことが大半である。

距離にして、おそらく2.3行。

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都会と田舎

都会と田舎

都会と田舎。なにが違う?

景色が違う。

都会は人間がつくった景色。
田舎は自然がつくった景色。
どちらも美しいのだけれど、たくさんの緑色はやっぱりぼくの「目」を癒してくれる。

音も違う。

都会は人間が働く音。
田舎は小鳥の声だとか、
小川の流れる音だとか。

今日も本当に静かだ。
時間がゆっくりすぎていく。

ところが目の前のiphoneときたら、なんだかブーブー忙しない。近くの小鳥と小川

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あの日、僕らはバンクシー

あの日、僕らはバンクシー

大学生の頃の話である。
夏の暑い日、僕は友人と2人研究室にいた。彼の名前はチャック。もちろん本名じゃない。大きなチャック付きのカバンを愛用していたから、みんなからチャックと呼ばれていた。

チャックは僕と同じ研究室。研究室はボロボロのくたびれた鉄筋コンクリート造の建物の中にある。1階と3階に男子便所。2階と4階に女子便所があって、サインがあるだけ女子便所の方が見栄えがいい。まぁ、五十歩百歩である。

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