昔、バンドを組んでいた時に作詞したものや、新しく書いたものも含め
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#作詞家になりたい
Hasta Luego
陽射しが黄色く にごって溶けた午後
窓の外は雑踏 ざわめく足音
近くて遠く 愛しく切ない
時間が流れてゆく
抱き寄せてHasta Luego
耳元をかすめた言葉が痛い
抱きしめてHasta Luego
喉元を通り過ぎれば綺麗さ
夜空はただ暗く 散らばって輝く嗚呼
月と星と輪舞 さざめく歌声
暗くて眩しい 寒くて恋しい
時間は流れ星だね
くちづけてHasta Luego
微
桜木町から関内よりも 近くて遠いヘイヴンを君に
毎日毎日夕焼けで
コバルトの空が西の方から
地平線燃え尽きるまで
夜が来て胸に抱いた
ただ一つの夢が星になるまで
空飛ぶサソリを見上げたら
ゆっくり回るレコード盤
ぐにゃりと曲がるレコード盤
空飛ぶサソリが笑ってる
自分で自分に突き刺した
針から漏れた毒が虹
拈華微笑の巨仏は電気仕掛けの夏になる
朝日の差し込む白い白い京浜東北線
桜木町から関内よりも
近くて遠いヘイヴンを君に
Cumulonimbo
ある晴れた夏の朝
薄暗い街の向こうに
広がる入道雲
寝ぼけたままの木立をぬうように
白いクルマが走ってく
よく晴れた夏の朝
渡る人もない信号機越し
膨らむ積乱雲
沈んだままの道路をぬうように
僕のクルマは泳いでく
濃密な朝、濃密な時間、濃密な夏曜日
もう仕事も休みもカンケーない
何の心配もない夏曜日
渋滞も信号無視も
コンビニの角を抜けてくバカも気にならない
ある晴れた夏の朝
薄暗い街の片隅