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短歌

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高校短歌

高校短歌

前回の投稿から一か月以上が経っています。

三日坊主癖が出ただけでなく、心が限界だったこともあってnoteは開いてもいなかったです。
日常のストレスに加えて、梅雨と就活とコロナってやばいですね…

梅雨はまだまだ明けてくれませんが、私の心の方はちょっとずつ回復しつつあるので、そろそろnoteを更新したいと思います。

以前ちょろっと書いたのですが、実は高校の3年間、短歌をつくっていました。

短歌

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短歌 雨の夜

雨は嫌いだ。

昨日の夜、恋人と電話中に「雨が好きか嫌いか」の話になった。彼はそれほど嫌いではないようで、雨ならではの楽しみも持っていた。私だって、彼の好きなものを好きになるようなポジティブでかわいい彼女になりたかった。

でも、どうしたって雨は嫌いだ。

私の曾祖母は、雨の夜に死んでしまった。
自らこの世に手を振って消えた。

あの日から、心の底の方でずっと自分に絶望している。心底自分が嫌いにな

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短歌 おばばちゃんの命日2021

短歌 おばばちゃんの命日2021

今日は大好きな曾祖母・おばばちゃんの命日です。

おばばちゃんは2016年、96歳で自殺しました。

遺書はありませんでした。
今でも明確な理由はわからないし、おばばちゃんの気持ちに気づかなかったことや自分が最後に背中を押してしまったのではないのかという恐怖に、自責の念が消えて無くなることはないと思います。

死ぬ1週間前に夫の27回忌を執り行い、いつもと変わらず優しくそこにいて最後に私たちに笑顔

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短歌 入院した1個上の幼馴染へ

短歌 入院した1個上の幼馴染へ

幼馴染が悪性リンパ腫と白血病になった。

それを告げる電話口で、母はひどく動転していた。私はなんだかまだ信じられないでいる。
幼馴染は春から社会人になる予定なのだ、きっと本人が一番憔悴している。

遠く離れた私にはこれといってできることが見つからないんだけれど、とにかく君とまた元気に会えることを祈っています。

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短歌 ミッフィー

短歌 ミッフィー



お母さん、あなたがくれてた愛しさを
この度自分で迎えてみたよ

ピンクとかキティーちゃんとかフリルより
小さい頃からこういうのが好き

なんらかの役に立つためとかじゃなく
存在こそが君のいる意味

人間もぬいぐるみのように“いる”だけで
とても素敵よ生きてるだけで

寂しいとうさぎは死ぬって嘘なんだって
にんげんの方が弱いのかもね