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あくまでも「サポート」という自覚

こんにちは。自動車ライター/インストラクター/ジャーナリスト/ドラマーの齊藤優太です。

11月の3連休が過ぎ、いよいよ2023年も残り2ヶ月を切りましたね。

まもなく年末年始ということもあるため、改めて車の運転支援システムについてお話しようと思います。

タイトルにもある通り、運転支援システムはあくまでも「サポート」機能でしかないというお話です。


運転支援システムに頼るな!

出典:フリー素材サイト「ぱくたそ」

車の運転支援システムは、日々機能がブラッシュアップし、さまざまな危険に対応できるようになるなど、常に進化しています。

しかし、運転支援システムの立ち位置は「運転を支援する補助的な機能」という所から変わっていません。(自動運転レベルでいうところの「レベル2」が大半です。)

技術の進歩や機能のアップグレードがあると、「安全な車」ということばかり拡散され、肝心の「支援機能」ということを忘れてしまうこともあります。

繰り返しになりますが、運転支援システムは、あくまでも運転の支援/サポート/補助機能です。

そのため、"運転支援システムが装着されているから"と自分に言い訳したり、"安全機能が充実しているから安心"と思い込んだりするのはやめてください。

言い換えれば、「運転支援システムに頼る運転をするなら運転技術を磨け!」ということになります。

また、「運転支援システムに介入されるような運転をしている=安全運転の技術が不足している」と考えることもできます。

運転支援システムに頼って運転するのではなく、運転支援システムが介入しないレベルにまで自分の運転技術を上げ、人の瞬発力では対応できない危険場面のみ運転支援システムに助けて(サポートして)もらうというマインドセットにすることが大切だと言えるでしょう。

公道における運転技術を上げる方法

出典:フリー素材サイト「ぱくたそ」

公道(一般道路や高速道路など)における運転技術を向上させるための特効薬はありません。

なぜなら、人によって苦手な部分が異なり、性格・技術・能力などのレベルに違いがあるからです。

例えば、「運転している時にどこを見ればよいのかわからない」という人は次のような原因が考えられます。

・運転操作に不安がある
・「目線を遠く」の意味がわかっていない
・道路の情報をすべて把握しようとするために情報処理や取捨選択ができていない
など、、、

これらは、あくまでも一例に過ぎません。
その他にも原因がたくさんあり、それぞれが複雑に絡み合い、「運転している時にどこを見ればよいのかわからない」に繋がっています。

また、他にも運転できない/運転がこわい/運転が苦手/運転が不安など、公道における運転でのネガティブ要素は数え切れないほどあります。

そして、運転技術向上の万能薬はありません。
それぞれに合った処方箋を出す必要があります。

運転免許の取得は企業の利益のため

出典:フリー素材サイト「ぱくたそ」

私は、教習所の指導員として勤務していた時期があります。
(教習指導員資格者証(普通自動車第一種/普通自動二輪)、運転適性検査指導員、応急救護指導員などの国家資格を保有)

教習所の内部から見たことを一言でいうなら、「今や教習所は運転免許を取得させるための裏校的な存在になっている」と言っても過言ではありません。

教習所は、企業です。会社として運営しています。ボランティア事業ではありません。

つまり、利益を追求するという会社として当たり前の原則に従って運営しています。

ただ、国家資格=運転免許取得に係る教育現場という側面もあるため、単に利益だけを追求すれば良いというものではありません

企業としての側面、交通社会に関わるという社会的責任、教育に関わる仕事という使命など、さまざまな側面や責任を背負っているのが教習所という事業です。

とはいえ、利益を出さなければ従業員(指導員・検定員/事務員/管理者など)の生活を支えることはできません。そのため、利益にばかり目が行ってしまい、運転技術が多少未熟でも卒業させてしまうということが起きていると考えられます。

本来であれば、運転技術や交通に対する知識が未熟である人を卒業させてはいけません。しかし、生活(利益)のためには卒業をさせなければならないという葛藤があるのです。

運転を上達させるためには分析できる人に教えてもらうべし!

出典:フリー素材サイト「ぱくたそ」

運転が上手くなりたい、運転支援システムが介入しないほど安全な運転ができるようになりたい、、、と思うのであれば、先述した最適な処方箋を出せる医者=指導員に指導してもらうことがポイントです。

多くの教習指導員の資格保有者は教習所という企業やペーパードライバー講習をしている会社で働く従業員となっています。

であれば、教習所の講習やペーパードライバー講習をしている会社に依頼すれば良いと考えるかもしれません。

しかし、従業員になっている時点で、企業としての利益を追求する歯車の1つ(ヤブ医者)となってしまいます。

ちなみに、教習指導員の資格を保有している人であれば、何が不足していて、どんな指導をすればよいのか分析できるはずです。ただ、企業に属した時点で医者がヤブ医者に変わります。

よって、残念ながら企業に属していない指導員資格保有者は少ないと言えるでしょう。

無所属の資格保有者を探しているなら・・・

出典:フリー素材サイト「ぱくたそ」

もし、企業に属していない教習指導員資格保有者を探しているのであれば、私にご連絡ください。

私は、これまでの様々な経験を活かして幅広く活躍したいと考え、2020年にフリーランスのライター/インストラクター/ジャーナリスト/ドラマーとしての活動を始めました。

つまり、無所属の資格保有者ということです。

そのため、少しでも運転を改善したい、運転が上手くなりたい、とにかく運転が不安、などなど、、、
公道を運転する悩み・心配・不安を抱えている方は、小さなことでも構いませんので、まずご相談ください。

サービスの購入・問い合わせ先の一覧

ココナラ:https://coconala.com/services/1852354
ジモティー:【リピートの必要がない?!ドライビングレッスン】運転のコツや不安を解消します #ジモティー
・問い合わせ専用:メール

他人にできるなら自分にもできる

出典:フリー素材サイト「ぱくたそ」

私は、運転支援システムの進歩とともに、ドライバーとしての責任や自覚が失くなってきていると感じています。

車の運転は、人の自由を広げる便利なものです。
と同時に、使い方を間違えると命を奪う凶器になります。

キッチンにある包丁も同じです。
上手に使えば美味しい料理を作ることができますが、下手な使い方をすると手を切ってしまいます。

どちらも「人のコントロール次第」で結果が変わるものです。

では、上手な人と下手な人の違いは何か・・・それは扱い方です。
上手な扱い方を身につければ、今まで怖くて不安だったことが解消されます。
すると、「今までの心配は何だったんだろう?」となるでしょう。

話がだいぶズレましたが、運転支援システムに頼る運転 または 運転中に運転支援システムが介入することが多い人は、今すぐにでも運転技術の向上が必要です。

そして、その運転技術は、知識と技術と分析力を持っている資格保有者(医者)が、適切な処方箋を出すことによって、短時間で解消されます。

人の命を守るためにも、運転する責任と自覚を改めてみてはいかがでしょうか。

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