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運動でワクチンの効果が高まる

運動でワクチンの効果が高まる

2022年「British Journal of Sports Medicine」オンラインに掲載された論文によると、運動を習慣的に行っている人は、新型コロナワクチンの効果が高いことがわかりました。

問題
ワクチンの効果を高めるのに理想的な運動時間は、週に何分以上でしょうか?
1、300分
2、150分
3、60分

答えは2
週に150分以上、ウオーキングなどの運動をする習慣がある人

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長寿を作るのは、運動習慣?遺伝子?

長寿を作るのは、運動習慣?遺伝子?

今年8月24日「HUMAN KINETICS JOURNALS」に 米国63歳以上の女性5000人以上を8年間追跡した調査が発表されました。

死亡率との関連が見られたのは、軽度の運動、中強度の運動を行う時間と、座る時間の長さでした。
そして、それらは全て、長寿に関係する遺伝子を多くもつ人も少なくもつ人も同様に死亡率が変化していたのです。

つまり、 長生きの家系でなくても、長寿の遺伝子を持ってい

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5万人のデータで分かった健康歩数

5万人のデータで分かった健康歩数

2022年3月、マサチューセッツ大学が15の研究、約5万人のデータを分析して、毎日の歩数と疾患リスクの関係をまとめました。

その調査結果から得られた
死亡リスクを減らすのに有効な1日の歩数は、次のうちどれでしょう?
1、3000歩
2、7000歩
3、10000歩

答えは3の7000歩

 1日の歩数が7000歩を超えると死亡リスクが下がり始めることが明らかになりました。

年齢別で分析すると

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血糖が上がりやすいのは、こんな人

血糖が上がりやすいのは、こんな人

食後高血糖になりやすい耐糖能異常。

以下のどれに当てはまる人が多いでしょうか?

1、標準体重の人

2、日本のやせた若い女性

3、米国の肥満女性

答えは2の、日本の痩せた若い女性でした。

やせていても血糖が低いとは限らない

痩せ型の日本女性13.3%は、標準体重1.8%の人にくらべて、耐糖能異常の割合が約7倍高いという研究結果があります。

その比率は、米国の肥満者10.6%よりも高か

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ランニング VS  早歩き
生活習慣病予防に効果的なのはどっち?

ランニング VS 早歩き 生活習慣病予防に効果的なのはどっち?

1、 ランニング
2、 早歩き
3、 ほぼ同じ

答えは3で、ほぼ同じという結果でした。

大規模調査の結果

Paul Williamsらは4万人以上の人を対象に6年以上かけて大規模な調査が行いました。
ランニングする人と早歩きをする人を追跡し、高血圧、脂質異常症、糖尿病、心臓病などの発症を調べ、食事の内容、運動量、そして体重の変化などもチェックししました。

その結論は、ランニングも早歩きも、

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運動は、何分すればいいのか?

運動は、何分すればいいのか?

軽めのウォーキングなどの運動は、何分行うと代謝に変化がある?
1、48分
2、24分
3、12分

答えは3!

短時間の運動でも、代謝に変化があらわれる 2020年9月に米国心臓学会発行の雑誌Circulationに掲載された研究によると、1日わずか12分の軽い運動で健康に関係ある代謝物の80%に変化が現れることが分かりました。
 短い時間の運動では効果がないと思われがちですが、短時間でも代謝に

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2021年6月発表! 2時間座るごとに死亡リスクが15%上がる!

2021年6月発表! 2時間座るごとに死亡リスクが15%上がる!

クイズです。日本人が1日に座っている時間の平均は?
1、7時間
2、5時間
3、3時間

答えは1!

1日平均7時間も座っているのです。
シドニー大学が2011年に行った調査の結果で、世界20カ国の中で、最も長い時間座っているのは日本でした!

2時間座るごとに、死亡リスクが15%上昇 2021年6月にアメリカ心臓学会で発表された研究によると、座る時間が2時間長くなるにつれ、死亡リスクが15%上

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脳を萎縮させない習慣についてのクイズ

脳を萎縮させない習慣についてのクイズ

「40歳で〇〇不足だと、20年後の脳萎縮が加速する」
〇〇に入る言葉は何?
1、 勉強
2、 運動
3、 糖質

正解は2の運動でした。

体力がないと脳が加速しやすい
 米国1583人を対象に行われた、20年間の追跡調査の結果をご紹介します。2016年に米国神経学会(AAN)が発行する医学誌「Neurology」に発表された論文です。

 40歳の参加者にランニングマシンで走ってもらい、体力を測

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月経前のイライラを予防するには?

月経前のイライラを予防するには?

月経前のイライラや集中力低下を予防・軽減するのに有効なのはどちらでしょう?
1、筋トレ
2、有酸素運動

答えは2の有酸素運動です。

 月経の数日前から不快な感情や気分の症状、体の症状が起こることをPMDD(月経前不快気分障害)と言います。周りに八つ当たりしてしまったり、涙が出てきたり、やる気が出なくなったりして、自分の気持ちのコントロールが難しくなります。
 低用量ピルを服用する、タンパク質、

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