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趣味嗜好は年を取ると変わるよね

年を取ると共に、趣味嗜好って結構変わってくるよねっていう話。

例えば音楽。
私は学生の頃はロック一本で、バラードなんてほとんど聴かなかった。

別にバラードが嫌いとかそういう理由ではなく、単純に好みではなかった。
好みでなかった理由も別にない。
芸術ってフィーリングで好きか嫌いか決める部分が多いと思うから。

ところが最近になってバラードや、はたまたEDMなんかもかなり良いな、って思うようになってきた。

ヨルシカの「逃亡」という曲。昔の自分なら絶対に好きじゃなったタイプの曲だと思う。

静かで抑揚がなく、淡々とした曲。
でもこの静かで淡々としたメロディの魅力を感じられるようになっていた。

また歌詞がない純粋な音楽なども。
音楽の再生リストにはかなり多様性が産まれた。

モンスターハンターのBGMのオーケストラ演奏会のチケットに当選し、今度行くことになった。凄く楽しみだ。
学生の頃だったらオーケストラなんて絶対行かなかったと思う。

例えば映画。
私は元々アクション映画やアニメしかほぼ見なかった。
勿論以前記事に書いたように一番好きな映画はマーベルシリーズであることには変わりはないが。

ロックが好きだったのと一緒で、激しく退屈しないものが好きだったのだろう。

だが、例えば「ジョーカー」のように派手な演出はほとんどなく、役者の演技・色彩・BGMなどで魅せるタイプの映画も魅力的だと思えるようになった。


以前自分の好きなものついて語る記事でも書いたが、映画カリレオ「真夏の方程式」もその類の映画だ。

この映画もずっと暗く、派手な絵面のシーンなどない。
だがストーリーや演出は凄くできており、個人的に泣いてしまうシーンが二つほどある(仙波が出頭するシーンと、駅のホームで湯川が子供を勇気づけるシーン)

これらの映画を高校生くらいの時に見ていたら、多分退屈で寝ていたんじゃないだろうか。

例えば絵なんかも。
サムネに設定してるこの絵なんかもそう。

私は油絵が好きだか、元々この手のものには全然興味などなかったが、いつのまにか良いな、と思うようになっていた。

世の中を見てると、「これしか認めない」みたいな感じで食わず嫌いしてる人って結構多いよね。
特に年を取ると新しいものを受け入れるのに時間がかかるようになってくるから、そうなったらやっぱり勿体ない。
思い出を美化しはじめたら、いよいよ脳みその劣化の始まりだ。

世の中にはいろんな素晴らしいものを作る人がたくさんいて、色んなものを楽しめた方がやっぱりお得だ。

好みが広がった、というのは成人して得した部分の一つだと思う。

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