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毒多
2018年4月27日 17:37
宮台真司共著の「子育て指南書 ウンコのおじさん」を読んだ。 正直にいえば宮台真司が嫌いだった。嘘。嫌いというほど知らないし、付き合いがあるわけでもない。なので、たまにカチンとくる台詞を聞いたことがあるような、ないようなぐらいで、よい心象はもっていなかった。ぐらいのこと。 ところがである、へぇ〜、いいヤツかも、と思わせた本。 ちゅうか、ワタシと似ていて子ども好きなのである。まあ決定的な違いは
2018年4月19日 14:20
2007年9月・・・台風9号はすっかり消え去ったけど、ワタシのなかでフラッシュバックする映像がある。テレビで生中継された、濁流の多摩川の中洲に取り残されたホームレスの姿である。そのホームレスはヘリコプターでの救助を頑なに拒否していた。「普通」は救助を求める状況なのに、迷うことなく拒否していたのだ。濁流にながされ死ぬかもしれないのに拒否した。実際に周りにいた濁流に呑まれた3人は命を落とし
2018年4月18日 18:27
ずっとまえ、ある友人たちと話をしていた。独身同僚が死んで2日後に発見された、という。孤独死である。友人たちは、ひとりで死んでいくなんて惨めだ、という前提で話していた。ワタシだけが、別にいいんじゃない孤独死で、と言った。それが彼らには想定外すぎて、全く理解されずスルーされた。ワタシが何も言ってないかのように話しがすすんだ。介護の初任者研修のなかで「死」についての項目があった。てっき
2018年4月16日 10:13
今朝、朝日新聞の片隅にありました。4人の子どもを東大医学部に入れました。講演のテーマは「受験は母親が9割」講演の内容は「子どもは基本的に勉強嫌いで怠け者なのだから、勉強をする環境づくりが必要」勉強を習慣化させるため、リビングルームで勉強させたり、キッチンタイマーを使って時間を管理したり……この講演に165人の親が参加しました。こうして子どもたちの魂は殺されていきます。親の9割の意
2018年4月16日 09:00
消え入るような声に耳を傾ける夢から覚醒めた朝世界が違って見えた。全てが輝いている。全てが生きている。虚ろなすべてに彩が着いた。目に入るもの全てをなぜたくなり、出会う人全てを抱きしめたくなる。思えば暗く長く狭いトンネルを彷徨いつづきたセミのよう。地上にでたくても石畳に阻まれもがいている幼虫。とても小さな声に導かれて地上に這い出た。光と風と彩に満ちた世界。石畳の隙間のスミレが目に
2018年4月15日 17:42
夜明けまえの雨、闇。すべてに溶け込んでしまいそうな少女の声。全力で耳を傾けないと聴き取れないないほど薄く途切れた「助けて」。苦しそうな声がぼくのなかで尾を引きながら目が醒めた。夢だった?いつのまにか寝落ていた床の上のち小さなため息消え入りそうな声をおいかけ、あてもないまま外に出た。ふと気がつくといつもの散歩道。雨上がりの公園。昨日とはまるで違う景色。耳の奥で夢のなかの声がリフレ