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第154回受賞作『異類婚姻譚』(本谷有希子/講談社)

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第154回受賞作『異類婚姻譚』(本谷有希子/講談社)を…番組ラテ欄っぽく紹介!

【80文字】
自分と旦那の顔がそっくりになってきた▼男を人間をやめたい旦那・自堕落で引きずられる妻▼互いの境界が曖昧になり個は溶け人間の形から崩れ…▼日常を異化する現代の寓話

【200文字】
自分と旦那の顔がそっくりになっていることに気づいた私▼別人のはずなのに一緒に暮らすうち互いの境界は曖昧になり個が溶け混ざり合う▼そんなある時…旦那の目鼻が勝手に顔中を自由に動いたり自分を真似ていることに気づく▼「私たちはいつか一つになってしまうのでは」感じる違和感と不気味さ▼考えるのをやめ仕事を休み揚げ物を揚げ続ける…男を人間を辞めたい旦那に引きずられていく私は行動に出る▼日常を異化する現代の寓話

<以下、出版社ページより抜粋>
●著者:本谷有希子(モトヤユキコ)
1979年生まれ。2000年、「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。2006年上演の戯曲『遭難、』により第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞。2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』により第53回岸田國士戯曲賞受賞。2011年に小説『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、2013年に『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、2014年に『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞を受賞。他の著書に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『あの子の考えることは変』『生きてるだけで、愛』『グ、ア、ム』など多数。

出版社ページ https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189633

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