till the tree

エッセイ的なものを綴ってます。日常の中のついうなずけるワンシーンをリアルに描けたら。

till the tree

エッセイ的なものを綴ってます。日常の中のついうなずけるワンシーンをリアルに描けたら。

記事一覧

ハチミツのようにディープキス

ひたすら、甘く、甘く、甘く・・・ キスした時から溶け込んでいく。 明日も、ずっとこのまま難しいことは何も考えず感じるままにとろけ続けていたい。。 何か思いが溢れ…

till the tree
5年前
8

初夏のそよ風に抱かれて

違和感ばかりだった。 熱狂するみんなの中で白けた気持ちで見ていた。 ここにいるのも、長くないだろうな。 ずっと私の奥にあった別の道に進むだろうな ひとりぼっちで…

till the tree
5年前
5

チョコミント依存症

幼い頃の自分は 無敵だった気がしている どんなに無謀な夢だって 叶えるにはまだ早いと思えてたのに 人目が気になって、KYと言われない為に必死になったときに身につけ…

till the tree
6年前
9

あなたは透明クリアブルーの男の子

ずっとずっと好きだったの。 好きすぎて、何にも手につかないくらい。 すごく好きだって、強迫的に思い込んでたの。 いつのまにか。。 一人でカフェに入った。 夕方にも…

till the tree
6年前
6

品川駅の改札前で

好きじゃない人とのデートを待つ時間。 心を紛らわしてくれる不毛で優しい時間。 勇気を振り絞って呼び止めた改札がフラッシュバックする。 あの人はきっと私を好きなの…

till the tree
6年前
3

夏の終わりにキスをして

火遊びのつもりで無邪気に飛び込んでみた 夜すらムンと暑い頃だった 哀しいはじまりはわかっていたのに 気持ちはもう 決めていた 愛のはなしをする度に、それに値しない…

till the tree
6年前
4

まだ出会ってないものを探し求めて

自分の人生って、完璧からは程遠い感じがする。 なんとなくみんなそう思っていて、納得できなくて。 自分の欲しいものは他人がすでに持ってる。 素敵な人には恋人がいる…

till the tree
7年前
7

パンケーキ女子の生態系

新しくできたパンケーキを女友達と食べに行ってインスタにアップする。 これってすごくふつうで健全。 普通に素直でいい子たち。 彼氏との関係性、あの子は誰かと付き合…

till the tree
7年前
2

休日に何を想う?

休日に出掛けると、人を観察してしまう。 自分とは全く異なる生活をしている人たちが、多種多様の娯楽施設や電車に群がっていて、なんだか不思議に思う。 彼らはこのつか…

till the tree
7年前
5

大人って、まじクソだな。

大人になると、偉くなったように勘違いする連中がいる。 やりたい放題、無意味に他人を傷つける。 結局のところ、利己的なモノサシでしか物をみない人が多いからだと感じ…

till the tree
7年前
3

平日のナイトライフ

ふーっ    さっきまで息も詰まるようなつらさで、椅子から立ち上がるのも億劫なくらいだったのに オフィス用の靴からパンプスに履き替え、下りエスカレーターに乗った…

till the tree
7年前
6

月曜日の囚人たちへ

そんなこんなで気づけば日曜の夜。 浮かれてた一昨日の夜は幻のように、 遠ざかってしまった。 明日の今頃は疲れ果てているだろうか 休みのしわ寄せで、眠さを引きずって…

till the tree
7年前
8

アフターファイブ

火曜日の仕事帰りは、なんだか気持ちがパッとしない。 1日の間に起きた色んなことに動かした感情で身体の中身から疲れてる。 急に襲ってくるネガティブに、気持ちが負け…

till the tree
7年前
2

人をバカにしないと生きていけない人たち

誰にでも嫌なことを言われた経験はあるはず。 大半は悪意によるものだと思う。 悪意によるもの、つまり相手を傷つけて相対的に自分が上になったような気分を味わうための…

till the tree
8年前
1

花火大会、とか。

なんだかとても花火大会に行きたい。ここ数年行っていない。 その日になると、大勢のカップルがひしめきあってみんなして浴衣を着て。 女の子たちの大半が私かわいいでし…

till the tree
8年前
1

ささいなこと

人が密集する都会では、人と人がよくぶつかる。人の物にぶつけられる。気になるくらいムカつくやつがいる。 8割の人は普通なのだけど、人混みの中でこそデカイ態度というか…

till the tree
8年前
1
ハチミツのようにディープキス

ハチミツのようにディープキス

ひたすら、甘く、甘く、甘く・・・

キスした時から溶け込んでいく。

明日も、ずっとこのまま難しいことは何も考えず感じるままにとろけ続けていたい。。

何か思いが溢れるわけでもないけど、今ここで二人でテンポを合わせて滑らかに進んでいく。

「大人になったから」昔とは違って少しこなれた自分であることを意識したりして。

甘酸っぱさよりもひたすら甘く、ただただ完璧なロマンチックに体を任せていく。。

もっとみる

初夏のそよ風に抱かれて

違和感ばかりだった。

熱狂するみんなの中で白けた気持ちで見ていた。

ここにいるのも、長くないだろうな。
ずっと私の奥にあった別の道に進むだろうな

ひとりぼっちで帰る郊外の電車に揺られていた。

緑の多い、地元にもよく似た田舎の風景の中を抜けて行く。

誰とも話したくない。。

心に嘘をつきすぎて、自分が信じられなかった。

したくないことをしたいといい、目指してない場所を目指したいという。

もっとみる
チョコミント依存症

チョコミント依存症

幼い頃の自分は 無敵だった気がしている

どんなに無謀な夢だって 叶えるにはまだ早いと思えてたのに

人目が気になって、KYと言われない為に必死になったときに身につけた武器

気づいたら 普通すぎる一般人になっていて すれ違う誰かより秀でていたいともがきながらいるだけだった

キープだけの彼氏とは連絡しなくてホッとして

見栄えだけで選んだ仕事はネームバリューについていけない

誰にも思ったことは

もっとみる
あなたは透明クリアブルーの男の子

あなたは透明クリアブルーの男の子

ずっとずっと好きだったの。
好きすぎて、何にも手につかないくらい。

すごく好きだって、強迫的に思い込んでたの。
いつのまにか。。

一人でカフェに入った。

夕方にもなるとコートでも寒くて、少し喉の痛さも気になるくらいだった。

暇なときも、他のこと考えなきゃいけないときも常に連続的に彼のことを考えてたから それを失った今は頭で考えるネタがなくなったみたいでスッキリしてるみたい。

持て余してる

もっとみる
品川駅の改札前で

品川駅の改札前で

好きじゃない人とのデートを待つ時間。

心を紛らわしてくれる不毛で優しい時間。

勇気を振り絞って呼び止めた改札がフラッシュバックする。
あの人はきっと私を好きなのに。

高層ビル周辺で待ち合わせるなら
ちょっと気取ったラウンジとかバーじゃないと癒されないくらい。

年の瀬の浮かれたシーズンに
風邪引きのサラリーマンたちと
相変わらずかじかんだ手。。

澄んだ、透明な空気が、辛くしみこんでくる。

もっとみる

夏の終わりにキスをして

火遊びのつもりで無邪気に飛び込んでみた
夜すらムンと暑い頃だった

哀しいはじまりはわかっていたのに
気持ちはもう 決めていた

愛のはなしをする度に、それに値しない人になっていく

元々孤独だったのか
それとも一緒に孤独になっていったのか

わからない、いつからか。

夏の傷がふさがらないから、歩くほどに記憶は映像となって繰り返し流れていく

彼の唇の温度が蘇って
溶けていった恍惚の感触が

もっとみる

まだ出会ってないものを探し求めて

自分の人生って、完璧からは程遠い感じがする。

なんとなくみんなそう思っていて、納得できなくて。

自分の欲しいものは他人がすでに持ってる。
素敵な人には恋人がいる。
入りたいコミュニティは私には閉ざされてる。

私には、希望を叶えられないのか??

足りない、足りない、、

満足なんてしたことなくていつもソワソワ
頭の中ではどうしようが渦巻いている。

どこにそこ場所はあるの?
どこに行けば誰か

もっとみる

パンケーキ女子の生態系

新しくできたパンケーキを女友達と食べに行ってインスタにアップする。

これってすごくふつうで健全。

普通に素直でいい子たち。

彼氏との関係性、あの子は誰かと付き合って、
職場にこんな人がいてこんなことがあって

あー旅行に行きたいとか
働きたくないとか

それを繰り返し話してるのが華が咲く。

お店に入ってもテーブルにそれぞれスマホを置いて、目の前の相手との会話に飽きてきたらそれぞれスマホをい

もっとみる

休日に何を想う?

休日に出掛けると、人を観察してしまう。

自分とは全く異なる生活をしている人たちが、多種多様の娯楽施設や電車に群がっていて、なんだか不思議に思う。

彼らはこのつかの間の休息に何を思うのだろう?

いつも休日は同じように過ごしているのか?

メディアで祭り上げられるイベントに行くのか。

ディズニーランドに行くのか。

ショッピングモールに行くのか。

そうすれば楽しいのか。

こどもは金切り声を

もっとみる

大人って、まじクソだな。

大人になると、偉くなったように勘違いする連中がいる。

やりたい放題、無意味に他人を傷つける。

結局のところ、利己的なモノサシでしか物をみない人が多いからだと感じる。

それも、しょうがないことなのだ。

無個性をヨシとする日本ではみんなに合わせるから。

多数派に流れることが安泰だから。

小さい頃、大人っていうのは立派なひとなんだって思ってた。

自分が大人になって、大人ってクソなんだなって

もっとみる

平日のナイトライフ

ふーっ   

さっきまで息も詰まるようなつらさで、椅子から立ち上がるのも億劫なくらいだったのに オフィス用の靴からパンプスに履き替え、下りエスカレーターに乗った瞬間みなぎっていた。

夕暮れから夜に変わる狭間は高揚感を盛り立てていた。

待ち合わせのイタリアンは、仕事帰りの人々で賑わっていて世間の楽しみとはこういうものかとしみじみ思う。

ベタに頼んだアヒージョの、オリーブオイルの香りがすごくい

もっとみる

月曜日の囚人たちへ

そんなこんなで気づけば日曜の夜。

浮かれてた一昨日の夜は幻のように、
遠ざかってしまった。

明日の今頃は疲れ果てているだろうか
休みのしわ寄せで、眠さを引きずっているだろうか

ゆらりゆらり電車に揺られてわけもわからず外を見る

楽しい時間は一週間おあずけなのか。

5日は無心で過ぎますように。
#エッセイ

アフターファイブ

火曜日の仕事帰りは、なんだか気持ちがパッとしない。

1日の間に起きた色んなことに動かした感情で身体の中身から疲れてる。

急に襲ってくるネガティブに、気持ちが負けそう。

街までぶらぶら歩いていると、気づいたら涼しくなっていた風。

誰かの香水のにおいと混ざって肌を撫でてくる。

人生はよくわからない。
偉そうになってみたり、みじめになったり。

人といるのは楽しいときもあるけれど
作り笑いで顔

もっとみる

人をバカにしないと生きていけない人たち

誰にでも嫌なことを言われた経験はあるはず。

大半は悪意によるものだと思う。

悪意によるもの、つまり相手を傷つけて相対的に自分が上になったような気分を味わうためのもの。

そういうことをする人たちに、何かを頑張ってる人や向上しようとしている人はいない。

何かに向かってる人や自分がある人に対して攻撃するのが彼らの生業。

意味のない攻撃、が特徴。

ふと、気付いた。

彼らは自分の内面は貧しいで

もっとみる

花火大会、とか。

なんだかとても花火大会に行きたい。ここ数年行っていない。

その日になると、大勢のカップルがひしめきあってみんなして浴衣を着て。

女の子たちの大半が私かわいいでしょ?って顔に出しながら。カップルの男の方は今日の彼女はいつもと違ってちょっとドキッとするなーなんて態度できどってる。

花火が打ち上げられるまでの高まっていく感覚が好きだ。

空が暗くなるまでだいぶ長い間浴衣デートを楽しんでいるのだけれ

もっとみる

ささいなこと

人が密集する都会では、人と人がよくぶつかる。人の物にぶつけられる。気になるくらいムカつくやつがいる。
8割の人は普通なのだけど、人混みの中でこそデカイ態度というか自分を誇示するやつが一定数いる。
よければいいものをわざとぶつかったり、こちらがよけようとしたのにぶつかってきて舌打ちしたり。

都会の恩恵を受けるために、そこに住むならガマンしなきゃいけないことなのかもしれない。
いちいち傷ついていられ

もっとみる