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品川駅の改札前で

好きじゃない人とのデートを待つ時間。

心を紛らわしてくれる不毛で優しい時間。

勇気を振り絞って呼び止めた改札がフラッシュバックする。
あの人はきっと私を好きなのに。

高層ビル周辺で待ち合わせるなら
ちょっと気取ったラウンジとかバーじゃないと癒されないくらい。

年の瀬の浮かれたシーズンに
風邪引きのサラリーマンたちと
相変わらずかじかんだ手。。


澄んだ、透明な空気が、辛くしみこんでくる。


約束も、プレゼントも
放置されたままもう戻ることはないのかな。

会いたいと思う気持ちは自傷行為になって
どうしようもない今と 妄想の二人の姿が

頭の斜め横で抜けて消えていくみたい


あんなに泣いたのに、また泣きたくなる


会いたいのはきっと 私だけ・・

キスしたいのは 私だけ・・・


会うたびに違う態度で困らせる子供じみた人に夢中なの


今からは

違う男と洒落たバルでお食事。











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