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ビューエルカスタム

ネットでみつけた斬新なカスタマイズ。 Ukrainian custom project "DobrBobr" ("GoodBeaver"). Buell xb12s. だそうです。 メーター横置き、リアサスのリザーバタンクを…

N9b
1日前
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012-水の都ベニス

ヨーロッパを放浪するにあたって、ベニスには行ってみたかった。水の上に建つ街というものになんだか魅力が感じられた。 玄関となる駅に着機、橋渡ると運河に囲まれた街ベ…

N9b
4週間前
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011-旧ユーゴスラビア

アーニャと別れてブルガリアから、次はイタリアのベニスが次の目的地 当時は国としてユーゴスラビアがまだあった頃。 朝、ソフィアを出発。 日本の在来線のようなボックス…

N9b
4週間前
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Buell XB12Scg 全バラパーツから登録まで

そもそも、ビューエルの予備パーツとして揃えていた、スイングアームやホイール、フロントフォークなどが邪魔だなと。これだけ場所取るくらいならエンジン手に入れてもう一…

N9b
1か月前
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010-黒海沿岸の街バルナ

次の日はアーニャ、お母さんと一緒に黒海沿岸の街バルナまで電車とバスで小旅行。 電車とバスを乗り継いで黒海の沿岸の街まで出る。冬の黒海ら、穏やかな水面が暗く深く見…

N9b
5か月前
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009-アーニャとの初対面

ラズグラードの街を何日か散策。 日本の田舎街とは違うなんだか落ち着く雰囲気でずっとここにいたいと思うような街。 3日目だったかにホテルの部屋の電話が鳴り、受話器の…

N9b
5か月前
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008-ラズグラード

翌朝、ホテルのベットで目を覚ました。 部屋は暖かく、窓から見えるうっすらと雪に覆われた街中はとても寒そうだった。 街へ出るといくつかのお店があり、何軒かそれらし…

N9b
5か月前
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007-初めての対面...

アパートの部屋のドアが開くとふくよかな年輩の女性。 アーニャのお母さんだと思い、日本から来たペンパルである事を伝えるが、彼女はまったく英語を話せないようで伝わら…

N9b
6か月前
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006-最初の目的地に辿り着く

なんとかバス停に着いて運転手に行き先を確認。ラズグラードに着いたら教えてくれと伝えてバスは発車。 ラズグラードに着くと運転手に声をかけられバスを降りた。着いたの…

N9b
6か月前
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005-一難去ってまた一難とは言葉通り

無事に最終発をし、トラブルもあったことで夜になり眠くなってきたのでバックパックを抱えて横になった。知らない間に眠りについていた。 どのくらい寝ていたのだろう。。…

N9b
6か月前
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004-カラテキッド

ソフィア駅から列車に乗り、ヴェルコ・タルノヴォ駅まで。 映画とかではみたことがあったけど、向かい合わせの席が2列で一部屋のコンパートメントと呼ばれる車内は人もま…

N9b
6か月前
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003-ブルガリアの首都 ソフィア

空港から駅を探し歩いたが、人けもまばら。 もう、30年以上前のこと。印象に残っていることは、街のそこかしこが壊れて小さな瓦礫が散らばっていたこと。ただゴミらしいゴ…

N9b
7か月前
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002-フォークとナイフで皿を叩く

モスクワで一夜を過ごした。よくわからない英語での会話の中でトランジットだということがわかった。 そもそもトランジットの仕組みも知らなかったので無料で一泊できてよ…

N9b
7か月前
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001-インディアンになりたかった中学生

1990年4月 高校を卒業して地元を離れ、東京に出た。 とにかくはやく独り立ちしたくて、東小金井に寮のある会社に入った。 お金を貯めて、海外に行きたいというそれだけの…

N9b
8か月前
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ビューエルカスタム

ビューエルカスタム

ネットでみつけた斬新なカスタマイズ。

Ukrainian custom project "DobrBobr" ("GoodBeaver"). Buell xb12s.

だそうです。

メーター横置き、リアサスのリザーバタンクをエアクリーナーボックスの位置に移動。

バッテリーはどこに?
フロントからの写真を見るとオイルクーラー下なのか、斜め後ろにつけているみたい。たしかに、Vフレームとプライマ

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012-水の都ベニス

ヨーロッパを放浪するにあたって、ベニスには行ってみたかった。水の上に建つ街というものになんだか魅力が感じられた。

玄関となる駅に着機、橋渡ると運河に囲まれた街ベニスだった。
路地は石畳で、車は走っていない。
街を歩くとそこかしこに運河が見え気持ちいい。
まずは滞在する場所を探してインフォメーションに相談。一泊三千円ほどの安宿を手配。部屋は狭く古いけど嫌な感じはない。
部屋に一つだけある木の窓を開

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011-旧ユーゴスラビア

アーニャと別れてブルガリアから、次はイタリアのベニスが次の目的地

当時は国としてユーゴスラビアがまだあった頃。
朝、ソフィアを出発。
日本の在来線のようなボックスシートで、途中までは空いていたが、ユーゴスラビアに入ってからは満席の状態。
旅にも慣れてきたのか、夜になって疲れて眠りについてしまった。

突然、隣のおばちゃんに起こされた。
何かトラブルかと思ったら、ベオグラードに着いたから乗り換えだ

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Buell XB12Scg 全バラパーツから登録まで

Buell XB12Scg 全バラパーツから登録まで

そもそも、ビューエルの予備パーツとして揃えていた、スイングアームやホイール、フロントフォークなどが邪魔だなと。これだけ場所取るくらいならエンジン手に入れてもう一台組んじゃえからスタート。
ネットオークションを見ていたらエンジンやら書付き07フレームが格安で出ていたのでとりあえず落札。
そこから、ちまちまと主要パーツを手に入れていったら、2023年末でほぼ1台分パーツが揃い、組み立て開始。

クラン

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010-黒海沿岸の街バルナ

次の日はアーニャ、お母さんと一緒に黒海沿岸の街バルナまで電車とバスで小旅行。

電車とバスを乗り継いで黒海の沿岸の街まで出る。冬の黒海ら、穏やかな水面が暗く深く見えた。砂浜を3人で歩きながらブルガリアのこと、日本のことをたくさん話した。

教会を観に行ったり、レストランで食事をしていい思い出になった。

2024年、この黒海の向こう岸で戦争が起こっている。あの時もそのちょっと先で戦争が起こっていた

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009-アーニャとの初対面

ラズグラードの街を何日か散策。
日本の田舎街とは違うなんだか落ち着く雰囲気でずっとここにいたいと思うような街。

3日目だったかにホテルの部屋の電話が鳴り、受話器の向こうからはアーニャの声。
今ホテルのロビーに着いたので降りてきてと。
やっとアーニャに会えるんだと浮き足立ちロビーに向かう。

エレベーターを降りると少し離れたところからでもアーニャ本人だということがすぐにわかった。

どう接していい

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008-ラズグラード

翌朝、ホテルのベットで目を覚ました。
部屋は暖かく、窓から見えるうっすらと雪に覆われた街中はとても寒そうだった。

街へ出るといくつかのお店があり、何軒かそれらしいお店に入っては、食べるものを売っているかどうか確認しながら探し歩いた。

何軒か目で、牛乳やヨーグルトを売っている店を見つけた。瓶に入ったヨーグルらしきものを指差し、お金を払い無事に買うことができた。

少し歩いた所にあった公園のコンク

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007-初めての対面...

アパートの部屋のドアが開くとふくよかな年輩の女性。
アーニャのお母さんだと思い、日本から来たペンパルである事を伝えるが、彼女はまったく英語を話せないようで伝わらない。
アーニャから送られてきた手紙と写真を見せると、ブルガリア語で何か話しているけどまったくわからない。。
ただ顔は笑顔になり、何かを言いながら部屋に入るように促された。

アーニャの家と思われる家は、暖炉があり暖かい。促されるまま上着を

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006-最初の目的地に辿り着く

なんとかバス停に着いて運転手に行き先を確認。ラズグラードに着いたら教えてくれと伝えてバスは発車。

ラズグラードに着くと運転手に声をかけられバスを降りた。着いたのは街の中心部なのか。

ここを目的地にしたのは、ブルガリアヨーグルトが大好物だったから。高校の時、ファスティングをするために断食。その時の唯一の食べ物がブルガリアヨーグルトだった。
もうひとつの理由は、今ではそんなことする人はいないだろう

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005-一難去ってまた一難とは言葉通り

無事に最終発をし、トラブルもあったことで夜になり眠くなってきたのでバックパックを抱えて横になった。知らない間に眠りについていた。

どのくらい寝ていたのだろう。。なんだか変な感じ。。

まだ眠いのに目が覚め、ふときがつくと、誰かが横にいる。。。

おじさん!?誰???

知らないおじさんに添い寝されてる。。

飛び起きてシートからおじさんを蹴落とし、荷物を持ち戸を開けて外に飛び出る。強盗の次は、望

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004-カラテキッド

ソフィア駅から列車に乗り、ヴェルコ・タルノヴォ駅まで。
映画とかではみたことがあったけど、向かい合わせの席が2列で一部屋のコンパートメントと呼ばれる車内は人もまばら。

列車が動き出し、いよいよ旅がはじまったと感じた瞬間。
窓の外から見える景色は、街中を数十分走っただけで周りは山や林の中。
何駅目に停まった時かは覚えていないが、コンパーメントの引き戸が開き、若男女のカップルが入ってきた。途中駅で人

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003-ブルガリアの首都 ソフィア

空港から駅を探し歩いたが、人けもまばら。
もう、30年以上前のこと。印象に残っていることは、街のそこかしこが壊れて小さな瓦礫が散らばっていたこと。ただゴミらしいゴミはあまり落ちておらず、目についたのはひまわりの種の殻。
昼間なのに薄暗い街は一国の首都とは思えなかった。

それもそのはず、前年1990年11月に、共産党の一党独裁政権から自由選挙が行われ、ブルガリア人民共和国からブルガリア共和国になっ

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002-フォークとナイフで皿を叩く

モスクワで一夜を過ごした。よくわからない英語での会話の中でトランジットだということがわかった。
そもそもトランジットの仕組みも知らなかったので無料で一泊できてよかった位にしか思わなかったけど。

朝起きて朝食の案内がありレストランに。
はっきりとした人数は覚えてないけど、100人以上はいたと思う。おそらく全員がトランジットの乗客。
テーブルの上には何も置かれていない皿と水。少し待っているとパンとビ

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001-インディアンになりたかった中学生

1990年4月

高校を卒業して地元を離れ、東京に出た。

とにかくはやく独り立ちしたくて、東小金井に寮のある会社に入った。
お金を貯めて、海外に行きたいというそれだけの理由。

中学の進路面談で卒業後どうするのかという話になり、アメリカに行ってインディアンになりたいと。
我ながら今思えばアホなこと言ってるなと思うけど、その時は真剣にそう考えてた。

その時の思いもあり、学校を出て自分で稼げるよう

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