マガジンのカバー画像

現代社会 / Veile Creative

69
生々流転するテクノロジーに翻弄される現代社会を考察。
運営しているクリエイター

#中国

1月の市況と、ボランティアという生き方

1月の市況と、ボランティアという生き方

2024年の2月は想像以上に波乱の月になりそうです。一つに、1月の日経平均大暴騰、そして暗号資産の調整売りがあります。

これらの二つの出来事に中国経済の失速や米国大統領選挙などが加わり、市場の先行きは予想以上に予想不可能になっています。

調整売り新年が明け、仮想通貨市場では1月に相場調整が見られました。ビットコインやイーサリアムなど主要な仮想通貨の価格傾向が2月以降どのように変動しているか、そ

もっとみる
台湾侵攻の可能性:グレーゾーン戦略の脅威

台湾侵攻の可能性:グレーゾーン戦略の脅威

近年、中国と台湾の緊張関係は急速に高まっています。中国は台湾の領有権を主張し、「再統一」を誓っており、軍事的な圧力をかける一方で、台湾は独立を維持しようとしています。

中国は、台湾周辺での軍事演習を強化し、台湾の防空識別圏(ADIZ)に戦闘機を頻繁に派遣しています。これは、台湾の防衛力をテストし、国際的な支援のレベルを探るための行動と見られています。さらに、中国は台湾の主張する国境線の存在を否定

もっとみる
米ドル一強の本格的終焉か?【通貨世界大戦】

米ドル一強の本格的終焉か?【通貨世界大戦】

BRICs、これらの大国はそれぞれ「中国」「ロシア」「インド」「ブラジル」「南アフリカ」ですが、つい最近ここに新しいメンバー国が加わることが決まりました。

日本や米国などが太平洋とインド洋をめぐり繰り広げている中国やロシアに対する新枠組「QUAD」は周知されていますが、BRICsにも新しい動きがありました。

こんな中、BRICsは米国のドル支配を終わらせるべく新しい通貨「R5」を構想しています

もっとみる
8月に起きたことまとめる記事

8月に起きたことまとめる記事


恒大集団など中華不動産暴落

中国の不動産市場は、2020年に中国政府が不動産業界の規制を強化したことをきっかけに、大きな混乱に陥っています。

中国政府は、不動産業界の過剰な借入を抑制し、住宅価格の上昇を抑制するために、不動産業界の規制を強化しました。この規制により、不動産開発会社は、資金調達が難しくなり、事業が行き詰まるようになりました。

特に、中国最大の不動産開発会社である恒大集団は、巨

もっとみる
アメリカの麻薬問題について【コラム】

アメリカの麻薬問題について【コラム】


アメリカの麻薬問題についてかつて工業の中心地だったデトロイト、フィラデルフィア、アメリカ経済を代表する街であるニューヨーク、一流大学の集積地であるボストン、世界のIT企業が集うシリコンバレー、これらの街はすでに麻薬に破壊されつつあると言ってもいい。アメリカは今、報道されないところで麻薬問題が深刻化しており、若者の7人に1人がドラッグ中毒により死んでいる。

世界でもっともGDPの高い国でいったい

もっとみる
いわゆる「成長センター」は今どこにあるのか?

いわゆる「成長センター」は今どこにあるのか?

急落する東アジアの出生率

日本はおろか、韓国や台湾、中国など東アジアの出生率の鈍化に歯止めがかからない。この状況は極めて特異といえるもので米国でもアジア系の出生率だけが突出して減っている。ヒスパニックや黒人、欧米系の人種に至ってはアジア系よりもはるかに高い出生率を保っている。

出生率の低下が招くことの一つとして挙げられるのが世界の成長センターの変遷である。人口が多ければ、なおかつ若い人が多けれ

もっとみる
中国検察、NFTに対する見解示す

中国検察、NFTに対する見解示す

中国の検察当局は、NFT(非代替性トークン)コレクションが「暗号資産(仮想通貨)の属性」を共有していると警告しました。

中華人民共和国最高人民検察院は、2021年に国内の暗号資産取引を取り締まり、銀行による暗号資産関連サービスの提供を停止した後、NFTに関するガイドラインを発表しました。このガイドラインでは、「リスク調査と判断」の強化と「犯罪を正確に処罰する」ことが推奨されています。

以前はN

もっとみる