投書1-20170316最終加工目隠し2

新聞投書① - 受動喫煙対策の本質とは

 2年半も前の話なのですが、実は「掲載」されたことがあります。

 行政・立法に対する、公共性のある論評です。と言っても、堅苦しく難しい話題ではなく、一般社会生活者である私たち皆に少なからず関係する身近なテーマです。

 《文章のプロ》《一般市民の声の妥当性の評価者》に(極端に穿った見方だと一蹴されるのではなく)認めて頂いたからこその掲載ですので嬉しい限りです!
 ですが、誌上欄での文脈はとても丸められた表現で、かつ言いたい事の1割にも満たない圧縮形ですので、ここで少し補足します。以下及び掲載文面につき、”早とちり”することなくできるだけ先入観を無くして、(まずは誌上部分を)読んで頂ければと思います。----------

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「自分が属するグループ」の便益向上を目論んでの主張などではありません。

 《①制限される人》への締めつけがさらに厳しくなる点以外に、《②飲食店側》にとっての「客足が遠のくのでは」と懸念している話が近頃多く取り沙汰されているが、それら①②の減益は、《③二次/三次喫煙を回避したい人》がこれまで甘受してきた苦悩の一部を転嫁したものになるわけではない(≒愛煙家が我慢を強いられる分だけ嫌煙者が楽になるわけではない)。本質を見据えた対処をしなければ①②③三者全てにとってマイナスにしかならないのでよく考えるべき。というのが論点です。
 
 誌面にあるように、今般制限しようとしている飲食店内よりも多くの人が日常的に入るエリアが、既に酷い現状よりもさらに煙濃度が高まるようなことをし、「避けようにも否応なく煙を吸わされる実態」を悪化させようとしている⤵ ということに気付かなければなりません。
 
 軸となるのは『健康増進法』。成人病を根本から減少させ医療費を抑えようとの目論見の深さは知りませんが、大義名分は少なくとも「東京オリンピック関連で来日する外国人に格好つけるため」ではなく(それがたとえ深い分析をしないようなタイプの人を納得させるための”作戦”であるにしても)、ここでは「受動喫煙」対策の立法であることが命題なのであって、「保護しているフリ」ではなく実際的な回避効果が無ければ意味がない。「形」ばかり整えようとするのはいかがなものか、というのが論旨です。


***** 実証 *****

コンビニの前はこうです。普通に、歩道に、”喫煙所”が設置されています。
※東京都心では希少な光景らしいですが、大阪ではこれが”当たり前”です

 それぞれの飲食店がどのような方針を取ろうと「入らなければ」それで済みますが、これでは避けて通れません。屋内全面禁煙になると、これが今以上に増えること必至です。


 さらに別の、既存の(良くない)措置実施事例を一つ、下記noteで述べています。

 今や『全席禁煙(喫煙所設置)』が主流となっている新幹線ですが、以前の禁煙車/喫煙車という分煙スタイルから”改悪”された、と言えます。それを実感していない人はつまりハッピーなのですが、上述の流れからでもまだピンときていなくて”?”マークの人も、「形」で充足できるタイプなのかもしれません。喫煙車を無くしてしまうという(本質不在の”形”のみの)措置には、実際、甚だ困惑させられます。

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