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「否定から入るのはよくない」のデザイン

 表題の概念/フレーズにつき、何かしらの場面で貴方ご自身が使ったことはありますか?
 他者から発せられるのを見聞きした場合に、「そうだよね~」という賛同意見を示す人が多数派なのだろうと予想します。

 その一方で、「そうとも限らない」という見解や論旨を持っている人も存在します。
 それらの【どちらが正当か】を議論展開しようとする記事ではありません📖

 

 《「気付き力が弱く、表面だけ見て絶賛する人」が多数居る》場合に、「ちょっと立ち止まって考えてみよう」を提起する当方みたいな人がいて、それに対し「否定から入るのは…」と非難している例がありました。

 ここで示す〔鵜吞みにはせずに再考の推奨〕は、my note 内で幾度となく記事にしてきたので、日頃から目を向けて下さっている方にとっては、事例をいくつか思い出されることだと存じます。
 つまり、「つぶさに全面的に感心している場合じゃない、のでは?」という提起ですね📣

 そのような、「きちんと本質思考しましょうよ!」という呼び掛け/”気付き”のきっかけ の類に対し、『否定から入るのはよくない』という持論的指摘で反論する人がいた(主張が述べられていた)、という、気になる話。

 

それ、

使い方を間違っているのでは?

というところ。

 何も否定はしていない。

 『否定から入るのはよくない』という、その人が覚えた言葉を使いたいだけ、のような気がします。
 このフレーズ自体には大いに賛同するし、それこそ「頭ごなしに✖を付ける」浅さかさには違和感を抱くので、思考鍛錬の心得として土台となる要件です。なので、だからこそ、軽々しくこの『否定から入るのはよくない』が”場違い”に使われてしまうのに遭遇し、残念感がひとしおなのです…

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 この話から連想される、同系の本質のフレーズがあります。

 「改善しよう。今とは別の方法でこの業務を実施して成果を上げよう」という場面。多くのメンバーが「別に変えたくはないし現状のままで構わない…」という典型例。
※これぞまさしく『否定から入る』態度がみられる(~_~;)

 その際に、リーダーなどの立場から発する《説得目論見の常套句》--- 

◆とりあえず、やってみましょうよ。
 もし上手くいかなかったら/望ましい効果が出なかったら 元に戻せばいいんだから!

 

それ、改善じゃないですから☝

 

 現状が望ましくないのが明らかで、確実に好転すると分かっているからこそ、不適切な要素を払拭するための進化こそが『改善』。
 いまだに「”改善”のようなこと」「カタチばかりの改革」を”試しに”やっているようでは、令和の社会では傾いていくシナリオが濃厚です。

 【聞き手を納得させるための誤魔化しテクニック】なんていうメソッドごときで前進するくらいならとっくに解消しているはず。

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

◆『否定から入るのはよくない』
◆『やってみて、マズかったら、また元に戻せばいい』

・・・これらを発するマインドに対し、「そうですよね!」ではなくて「いや、この懸案ではそれじゃないでしょ!(なのにそれ言っちゃいますか!?)」というケースが多く、本質外しの典型例であるように感じるのですが…

貴方にはどのような”気付き”がもたらされたでしょうか?

 

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