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叱責と称賛のTPOのデザイン《後編》

 人前で叱るのは”晒しもの”感が生じるので差し控え、他方の褒める方は「望ましい点を披露」するのだから大っぴらに☝・・・という捉え方が推奨されがちである点について📖 ~の前編から続きます

 いくらプラス要素の事案だからって、困惑することが意外と多いということにも気付いておきたい、というお話です。周囲で聞かされる〔称賛対象者以外〕にとっての不快感のみならず、当の本人でも😔

 「褒めてるんだから、不満なんてないでしょ?憎まれ口を叩くのか?」という気持ちが生じるかもしれませんね。でも、それ、自己満足だとすれば本質不在ですよね(~_~;)

 

《高評価レッテル》

 「褒め言葉」だと決め付けてはいけない。「贅沢な悩み」とでも表現し得る話。
 『余人を以て代えがたい人』と表現するとオーバーに聴こえるかもですが、スキル等が抜きんでている(と他人が思った)人に対する呼称や形容表現に関しても、慎重になる心得があった方がよさそうです。
 望ましい評価に聴こえる方の”レッテル貼り”は、たとえ相手を持ち上げているつもりでも、無論相手がひねくれてなくても、心象効果はむしろマイナスになる危険性を大いに孕んでいます。

 【表現の裏返し】と言えばよいのでしょうか、ある一つの要素を前面に出してしまうせいで「それ以外はそうでもない(≒劣っている)」という意味を含んでしまう展開のことです。
 もちろん、潜在能力が「特定領域に留まらずに高い」「得意分野を伸ばす」という発想は歓迎なのです。『器用貧乏』よりはマシなのかもしれません。しかしながら、ただその点を先入観とし、他の素質を殺してしまう評価がまかり通りがちで、その傾向に”気付き”がないまま…というのは残念なことです。

 

 イメージしにくい話を展開してしまって恐縮です…
 お心当たり、いかがでしょうか?
 褒め言葉っぽい『レッテル貼り』をされた経験ないですか?

・○○のスペシャリスト
・算数博士
など、いろいろありがちです。

 当方の場合。現在までを振り返ると様々あるのですが、代表的なのが、他の拠点事務所を訪問した際に、「今日来たのはシステムの関係で?」と言われてしまうのがなんとも心象悪く…

 

《『リケジョ』と呼ばないで》

 ネット記事になりがちな領域。このようなワードを以前見掛けました。
 『Z世代の特徴』のようにひと括りにしてしまう荒っぽさの話とは異なるニュアンスでの例示です。

 「女性なのに?」というジェンダーバイアスに基づいているからこそ生まれたフレーズ(?)/違和感を抱く(言われた)本人はそう受け止めている。
 感じ方は人それぞれ。ハラスメントと同じ。

 もしかしたら、深い根っこのところでは《学校でのあだ名禁止》思想につながっているのかもしれません。
 形容表現や代名詞的語句。相手のこと思うなら軽はずみに”変換”しないでおくことです。

 そして、他方において。
 世間で取り沙汰されるまでもなく先んじて、『慮って敢えて言わない人』もいる。その”気遣い”は察知されにくい。さり気ない配慮。自ずと心得・実行できている人に対する評価力も高められたし🙇

 

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