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トップアスリートへの評価・感銘のチグハグ
某メディア番組にて。次のようなニュアンスの評価(一説)がなされているのを見掛けました。
兄弟・姉妹(・兄妹)でオリンピックに出場する例が多い
それは、【互いにライバル視】したり【切磋琢磨】したりと、技術・能力を向上しやすいという点でも好効果が期待できるから
あなたは、どの”ペア”が思い浮かびましたか?
冬季五輪の前の夏の東京においても見受けられましたね🥋
精神面で支え合ったり、複数の側面でプラスに生じる要素は実状として充分にあり得るのだと思いますが、それは上記で引用した理由解析とは少し異なりますよね。
兄弟姉妹でなくても、同じチームにいたり、身近な友人関係であっても相互に刺激し合う例は少なくないと想像できるので、冒頭で掲げた内容を
◆仮定 --- 兄弟姉妹で同じスポーツに打ち込めば
◆結論 --- 高成長しやすい
と捉えれば、『因果関係』の面でも緩く、《仮定》の方を強調した当該「メディアでの主張」はしっくりしません😟
つまり
◆兄弟姉妹だからこそ、互いに刺激し合って努力度合いが他者より突出する結果になった
という見方よりむしろ逆に、
◆兄弟姉妹共にそのレベルにまで到達できるということはやはり〔共通に持って生まれた素質=生まれつきの能力〕が大きな要素として含まれているのではないか
との捉え方が大きくなっていきそうです😵
また、
◆兄弟姉妹共に、同等のトレーニング環境に恵まれている
との要件も想像してしまいます。
【兄弟姉妹だからこそ】を付けてしまうことでもたらされる効果・聞き手への説得力は表裏一体。
冒頭のメディア取り沙汰のような有効な賞賛とは逆の側面の方がかえって際立ってしまいそうな気がして、マイナス効果をもたし得ると危惧されます。
【どのようなマインドで努力・鍛錬してきたのか】という点は本人にしか理解しがたく、他者が踏み入った観点での評価は「褒めているつもりでもその補足解析はむしろ…」とならないよう注意が必要です🚫
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本稿前半は、大舞台で結果を残せたニュースに由来する取り沙汰でしたが、以下はその逆の展開です📺
連覇を果たしてきたようなエリート中のエリート。実績を積み上げてきたということもあり、誰もが例外なく認める選手。同時に人気が集中、という事実があります。
敗者が吐く(談話内に織り込む)『報われない努力』って、”名言”でしょうか…??
もし、報道で、発言者の名を伏せて、すなわち「結果を残せなかった他の無数の敗退選手」がこれを言った、となれば、聞き手の反応はいかがでしょう?
あくまで『結果や数字ばかり見ようとするのではなくプロセスを重んじる』思考である者からの提起であることを前置きしますが、前述したように、『結果を出した者だからこそ』の、「そんな大口叩くのは、まぁ寛容しなきゃなぁ…」な事例ではなくて、なので。
いやいや、発言するのも、感動するのも、もちろん自由です👌
ただ、「誰が言うか」ばかりで、それを前提にして、の感受性って、本質から遠くて、そのスタンスが心底定着するがあまり別の肝心なところでリズムを狂わしてしまうような影響をもたらしそうで、「あぁ…やっぱりか…😵💫」と感じてしまう --- 。
それこそ、他のあらゆる”日の目を見ない”結果に終わる競技者こそ、『注目される人気者』に勝るとも劣らないほど
のだと気付きがあれば、”反応”は異なるものになるような気がします。
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