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同音異義語のデザイン⑥ - 複数の読み方

 東京オリンピックが閉幕しました。
 テレビのニュース番組やワイドショーなどでは、幾度となく聞かされた語句 --- カンセン。

 主にマラソン等の市中で実施される種目について、

〔感染〕拡大防止のため沿道での〔観戦〕はお控えください🚫

 このように並列・連続的に発せられるとまだよいのですが、原稿など言葉で報じる際には〔観戦〕という語の方は【言い換える】という工夫をしないのかなぁ…🙄

 

 基本的に無観客での開催ということもあり、むしろ逆に〔観戦〕という語が多用された/ニュース原稿内での頻度に拍車がかかった ような気がします。

 そもそも、〔無観客〕って、どう読むのでしたっけ?
 先日、うめこさんが『「むかんかく」でも良いそうです』と教えてくれました。

うめこ

もとい、コチラのかた👇 コメントクイーン👑

 

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《客》

 でも、”むかんかく”って気持ち悪くないですか?
 〔無感覚〕と同音になっちゃいますからね🥴

◆客 という字に関して、どのような音にするか◆
ですね
もし単体(漢字一字)で示されたなら、大多数が”きゃく”と答えます。

でも、

・旅客や旅客機 --- きゃく にこだわってしまうと言いにくい
⇒りょかく・りょかっき を好みます
 早口言葉でなくても、”かく”とみなして発音すると失敗しにくいので、ある意味で”コツ”です☝
 「りょきゃきゅ」になってしまうくらいなら💦

・乗客 --- 逆に、かく とすると気持ち悪い
⇒じょうかく とは滅多に聞かれません

『むきゃんかく!』
『となりの郭はよく客食う郭だ』

 

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《施策》

 貴方はこれ、何と読みますか?

 当方は”しさく”と言いたいタイプです。
 【施】を使う最もメジャーな熟語は”実施”です。なのでこれの読みは”し”、と定着したように思います。

 いやもっと強い動機(理由)があります。
 自ら文字に起こした経験がある方ならお気付きかもですが、当方の手元では”せさく”だと変換されません🙅
※どうやら現段階では、『慣用読みとして、”せさく”もある』とのフェーズのようですが…

 にもかかわらず、”せさく”が多数派なのだと思います。何故なのでしょうか?🤔
 お布施(おふせ)によって”せ”か?
 布施明の存在?人名は強力💪『シクラメンのかほり』の”ほ”が気になるか否かとは無縁。

 

◆施策を「試作」や「思索」などほかの「しさく」と読む言葉と区別するために、あえて「せさく」と読む

 動機・目的がある作戦 --- これはスマートな大人が臨機応変に打ち出す『施策』の一例。これが常套手段化した足跡があるのかも。
~7時を”ななじ”と言う〔工夫〕と少し似ています。【しちじ≠いちじ】聞き間違いを起こすのは賢明ではありません💡

 

ちなみに、

《施工/施行》

に関しては、理屈は《施策》と同じだと思うのですが、”しこう”のみならず”せこう”でも変換されます。

※当方の感覚では、施工:せこう/施行:しこう 😅

 

関係無いですが、【施】という漢字は意外とゲシュタルト崩壊です😰

 

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 同音異義語があるために、しかも用法(使用場面)が割と”近い”ため混同・困惑しやすい、との要件は重視したいところです。

 

 英語は便利です☝
 多角的な説明の追究で手堅く真意が伝達できます💯

◆化学 ---  (scienceではなくて)chemicalの方ね。
◆私立 --- (publicではなくて)privateの方ね。

 メジャーな「ばけがく」「わたくしりつ」を毛嫌いしている当方は別策を構築しがちです。 ※科学/市立と対比

 一般的には、「間違いじゃなくてわざと読み換えてます!」の意思も込められる例か否か、との仕訳基準が主流になりそうです。

 

 まだまだ続きが・・・📖 次編でまた👋

 

 

 

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