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ASD(自閉症スペクトラム)の強み!初めて特性が活かされた話

「発達障害の人はキラっと光るものがある」と言われるのが本当に辛かった

発達障害の特別な才能を活かして活躍されているのはごく一部の人…

息子を見ていると
「ただただこの世の中では生きにくいだけ!」そう感じてしまい、
「才能がある」だの「とぎすまされた感性の持ち主」だのと言われるのが辛いとさえ思いました。

正直なところ、困りごとが99%で、
「もしかして何かで活かされるかな?」の期待は1%です。
(息子にはもちろん言いませんが)


ASD(自閉症スペクトラム障害)の特徴:個人差あり

息子は上記のASDとADHD(注意欠如:多動症)の混合だと診断されました。

今回フォーカスするのはASDのほうです。

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息子の場合は上の症状が全部当てはまります。
「空気を読む」ことが大変苦手ですので、コミュニケーションでは相当苦戦します(^_^;)
(ようやく最近、自発的に他の人の気持ちを考えるように意識し始めました)


良いことも書いてあった!

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「良いこと」も確かに当てはまります。
確かに真面目で信頼できる面はあります。

いま気づきました。
「困ること」ばかりにフォーカスしてしまい、
私は良いことを見ていませんでした。
(反省…)


突然の出来事で親バカが顔を出した(^_^;)

先日息子と、精神科専属の臨床心理士▲▲さんのカウンセリングを受けました。

▲▲さんがおっしゃいました。
「私、独立することになりまして専属としては今回で最後になります。」
突然で驚きました。

息子が心を開いて話せる人なので、私としては関係を切りたくないと思いました。とっさに
「今まで通り、月1でカウンセリングをお願いします。」と言いました。
そのあと「アッ!本人の気持ちが第一でした(;^ω^)」「○○はどう思う?」
息子に尋ねたところ…


息子の発言にびっくり!そして納得

「僕がクリニックに通う一番の目的は、診断書を書いていただきたいからです。診断書がないと色々な手続きができないので。」
「ですので、わざわざ別のところへ通う意味があるのかな?と思います。」

!!
私なら目の前の▲▲さんに気を遣って、そこまでハッキリ言えません。この時点では、私は▲▲さんが気を悪くされるのではないかという心配の心境でした。(けっこう気が弱いんです、私)

そして息子が続けて言いだしました。
「失礼なことを言っているのかもしれませんが…」

おお~!いつの間にか、ちょっとは相手の気持ちも考えられるようになったんか(涙)


良い感じでおさめることができました

「それはそうですよね(^^)」

そのように▲▲さんは答えられました。
息子は表情一つ変えていません。(元々外に出ると乏しい表情)

「それではもし今後何か困りごとがあって、息子が▲▲さんに話を聞いてほしくなれば、連絡するという形でいいですか?」
ということで落ち着きました。


帰り道で息子が話したことと、私の感想

「さっきも言ったけど、僕は診断書のために通っているんやからね!」
「▲▲さんは良い人だったから寂しい気持ちもあるけど、僕としては『愚痴や悩みを聞いてほしい!話を聞いて!』とは思ってないんやわ」
「それに、行かなければその分お金もいらんやろ?」

……ちょっと意外でしたが、なんだかその日は息子が頼もしく感じられました。

ASDって、もしかして周りに左右されず、ブレずに自分の意見を言えるのかな?いつも人の気持ちを考えすぎてブレブレになる私ですので、この点では息子を見習おうかな?と思いました。

初めての気持ちです。



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