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午前10時は朝か昼か
午前10時は朝だろうか。昼だろうか。
通勤や通学(あるいは通園)の嵐が過ぎ去った後、街は人の匂いを忘れ、夜明け前の静けさを取り戻す。ただし、陽の光はシャワーとなって降り注ぎ、猫は眠っている。
開店前のレストランの、濃い茶色(チェロの低音のような)のテーブルの上に、風のない日の雲みたいに、真っ白で清潔なナプキンが置かれている。
レストランはまだ夢の中である。
ゴールが見えないことについて
ゴールが見えない。最近のつらいところだ。修論も、絵本の出版も、英検もTOEICも絵本の読み聞かせも、経済学検定も。終わりが見えない。
25mプールを永遠に往復させられている気分。100mなら4往復でそんなにつらくないけど、泳いだ分だけ評価が高くて「自分ができるだけ泳いで!」って言われているような感じ。最初は楽しかったけど、今はただつらい。肺が痛くなってきて、腕も足も重だるい。右足を上げてるの
君を笑顔にできないこと、無力感について
悲しくて、無力感。私なんかじゃどうにもならない。時間も巻き戻せないし、国の偉い人たちを説得することもできない。力不足でごめんなさいって、あやまることしかできない。ごめんなさい。ごめんなさい。あーでもしつこいよね、ごめん。あ、また「ごめん」て言っちゃった。ごめん。
これってさ、傲慢だよね。よくもまあデカい顔して「世界の平穏を保ってるのは私です」みたいなこと言えるよね。世界の平穏はお前のおかげじゃな
臓器と孤独と不安について
臓器って、正直キモい。いや、もはや字面から。赤黒くて、てらてらぬめぬめしてて、たぶんグニグニ動く。そんなものが自分の中にあるって想像すると、ちょっとゾワっとする。鳥肌のブツブツもちょっとキモい。そんなキモいのが、ほとんどの人間にはある。他人のソレって、自分のよりもさらにちょっとゾワっとする。外側から見えないだけで、似たようなのが推しのあの人にも、死ぬほど嫌いなあの人の中にも、たぶんある。
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