#鈴井貴之
君は OFFICE CUE を知っているか ~120の半分~
120の半分
その昔、すすきのでなまらあやしい占い師と出会った。
その人は、ディスコ帰りのイケイケギャル(死語?)だった私の手のひらを見て、きっぱりと言ったのだ。
「あなたは 120歳まで生きます。」
マジで?120てかい⁉と友達と大笑いした。
3年ほど前、もしもその占いが当たっているとしたら、私にはこの先,今まで生きてきた年月と同じだけの時間があるのだと気づいた。
子育ては完了
君は OFFICE CUE を知っているか ~飛ばねぇ豚はただの豚~
音尾琢真の琢じゃないよ 豚だよ。
なんでたった一度の人生を
「常識的な普通の一般人」として
周りの目を気にして生きなきゃならんのよ。
ずっとポルコ・ロッソが言った言葉だと信じていた。
どこで拾ってきたのかはもう忘れてしまった。
けれど、ずいぶんとこの言葉に助けられてきた。
人生 山あり谷あり なんていうけど
数年前までの私はずっと山を登っていた気がする。
それは登りたい山だったのか、
君は OFFICE CUE を知っているか ~報われない愛だってある~
中島みゆきの「誕生」という楽曲がとても好きだ。
冒頭は恋の歌のようだけど、聴き終わったときには、すべての人に
「生きてくれてありがとう」と
みゆきが言ってくれている曲だと思っている。
4年前、強気で生きていた私は、ある時から涙が止まらなくなった。
何を見ても何を聞いても涙が出る。
ゴミステーションに置かれた壊れた椅子を見ただけで、急に降ってきた雨と風の音が聞こえただけで、涙があふれた。
君は OFFICE CUE を 知っているか ~真夜中の密かな時間~
ほぼワンオペの母親業をこなし、やっと4人の子どもたちを寝かしつける。 末っ子の3男はもちろん母としか寝ない。次男は私の耳たぶをちょしながら寝る。長男長女は勝手に寝てくれるようになってはいたが、寝かしつけと寝落ちはほぼ同意語だった頃の話。
起床とともに始まる格闘は、子どもたちが寝静まるまで手も気も抜けない毎日。唯一自分のためだけに時間を使えるのが、みんなが寝静まったあと、日付変更時前後の2時間ほど