お題

#眠れない夜に

夢のような話、目を閉じるのが怖くなる怖い話……。夜に読んでほしい物語を投稿ください!

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翻訳不能な深夜3時

また目覚めてしまった。 けど、それもおそらく今日までだ。 というのも今日、主治医に睡眠導入剤を処方してもらうようにお願いするつもりだからだ。 確かに、睡眠不足は、僕の不調のいちばん分かりやすい兆候だから、先生もきっと出し渋るようなことはしないだろう。 そんな近未来の明るい展望のおかげだろうか、いつものようになんとか眠らなきゃ、という焦りも今はなくて、自分でも不思議なくらいとても穏やかな気持ちに満たされている。 こんな僕でも、このときばかりは、なんだか誰にでもとても優

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幸せな5秒間

旅先のホテルでエレベーターを待っていたら、 ちょうど同じタイミングで中国人の親子がいらした。 おそらく推定5歳くらいの男の子とお父さんだ。 その親子は降りるボタンを、わたしたちは上るボタンを押した。 のんびり待っていたら、上るエレベーターが先に来た。 エレベーターに乗り、ふとフロアの方を見ると、エレベーターを待っている親子とちょうど目が合った。 なんだか温かな空気が流れていたので、咄嗟に手を振ると、真っ先に満面の笑みでお父さんが手を振りかえしてくれた。 後から男の子

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エピソードが めっちゃ好き

「面白い話だけは、忘れたら損!絶対に忘れるものか」昔から思っていた。そんな私なのに昨今、転げ回るほど可笑しかったり、涙が込み上げたりする事もめっきり少なくなっている。しつこめのコレクター気質で、目を凝らし耳を澄まし、偶発的に触れた話でも有り難く、あちこちから眺め、何度もその味を噛み締めたくなるのだ。 ★ 友人達からの写メ 生きていると、良い事も悪い事もまぁ半分半分やって来る。なのに悪い事や嫌な人ってのは、総量は少しなはずでも、一気に人の気持ちを落としめてしまう厄介なパワ

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【創作】深夜、浴室で【スナップショット】

雨の音が聞こえる うん 静かだね 夜の雨って静かで好き そうだね 聞いていると 吸い込まれていきそう ううん、きっと吸い込まれる きっと夜の奥に吸い込まれるんだ 吸い込まれたら? 多分もう戻って来ない どこに行くのか分からない 私は多分そんな場所を ずっと望んでいたと思う 私が普段どんな生活をしているか 聞きたい? 君が言いたくなければ 言わなくていいよ 何で私がここにいるかも それも君が言いたくなければ 言わなくていい ありがと

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【ウリ坊日記】ある夜のこと。

まだ外は暗い深夜2時 ウリ坊、起床。 「パパ、ママ、おはよーーーう!!」と 言わんばかりに大泣きします。 我々夫婦は、鉛のように重たい体を起き上げます。 まず、私が甘くてとろけそうな優しい声をかけながら、ウリ坊を抱きかかえます。 その間、妻が授乳のスタンバイをします。 ウリ坊は、ひたすら泣き続けます。 妻の準備ができ次第、授乳させます。 ウリ坊は、ようやく落ち着き 眠ってくれました。 ゲップをさせてから、 私達夫婦は、静かに眠りにつきます。 3分後、ウリ坊

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大切な一期一会

仕事帰りの電車にて。 次の日は在宅で仕事の予定だったため、バッグにはノートPCが入っていた。 仕事の気疲れとバッグの重みに、心が沈みかけていたが、幸いなことに目の前の席がちょうど空き、座ることができた。 バッグの重みから解放され、お気に入りの音楽を聴いていると、次の駅でご夫婦(推定70代)がご乗車されてきた。 わたしの隣の席が一つ空いていた。 すると旦那様が奥様に声をかけ、奥様が旦那様に御礼を伝え、席に着いた。 ご夫婦の優しい温かなやりとりに、なんだか無性に心打たれ

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【詩】朝の処方箋

今日が長くなりそうな 朝の扉が重い日は 少しの期待とあきらめと 同量ぐらいがちょうどいい どこかで混ざってしまわぬように 仕切りをそっと大切にして 期待は小さな喜びを あきらめは大きな絶望を 丁度いい大きさにしてくれるから 少しの期待とあきらめと 決して混ぜてしまぬように 何も感じなくなってしまうから

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僕の収集癖【あなたはどれが好き?part2】

※この記事は約3分で読めます。 酒が好きです。 そして酒を飲むグラスを集めるのが大好きです。 気になるグラスを見かけると、とりあえず買います。 前回僕のお気に入りのグラスを紹介しましたが今回はその第二弾です。 前回紹介しきれなかったモノと新しく買ったモノも合わせて紹介していきます。 江戸切子前回も紹介した江戸切子です。 まだまだお気に入りがあります。 Canon × 江戸切子 Canonがレンズをイメージして作った江戸切子 期間限定発売だった為おそらくもう入手不可能だ

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眠れない夜に

子どものころの話。 小学校へ上がる前くらいだろうか。 夜、寝ようとすると、誰かが家に近づいてくる足音が聞えた。 毎晩。 体を横たえて、枕に頭をのせると聞こえてくる。 砂じゃりを踏みつけるような足音。 ざっ ざっ ざっ ざっ ざっ ざっ ざっ ざっ  誰か来る! はっとなって、飛び起きる。 音はしない。 でも、また寝ようとすると聞こえる。 さっきよりも、もっと大きい音で。 ざっ ざっ ざっ ざっ ざっ ざっ ざっ 誰か来る! また、はっとなる。 恐る恐る、カー

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【ショートショート】街灯の下で

まだ妹が生まれていない、僕一人だけだったころのことだ。両親が寝静まった深夜、ふと目を覚まして表へ出たことがある。夏の夜風が肌に心地よく、静まり返った町はまるで別世界のようだった。これまで夜中に外へ出ることなんてなかったのに、その日の夜だけは気持ちがフワフワしていたんだ。 街灯の下に一人の女の子が立っていた。彼女は僕より少し年上に見え、白いワンピースを着ていた。その姿は、どこか儚げで幻想的だった。 「おはよう」彼女が微笑んだ。 「おはよう」僕も返した。夜なのにな、と思いな

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【創作】駅の待合室で【スナップショット】

久々の外の空気は素晴らしいな ようやく戻って来れたんだね ああ ここでは空気が動いている 風で人が動いていることを感じるんだ 自分が生きていることを 実感するよ 言おうかどうか迷っていたけど あの人はやっぱり無罪になりそう そうだろうね もう判決があって 僕が収監されたのだから 覆ることはもうないだろう でも、何かの可能性が いや、もういいんだ 僕はこれからの自分の生活しか 考えていないよ あなたは冤罪なのに 彼をかばうの? かばっては

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友だちのふり

先日、仕事の件で電話したら、なんだか普通にあっけらかんとまるで友だちみたいなノリでお互い話せたのが、とても意外で、とても嬉しくもあったから、思わず、最後に 「今度、またいつものメンバーで飲むんだけど、Fちゃんもどう?」 なんて言ってしまいそうになったくらいだった。 でも、やはりやめておいた方がいいと思ったから、やめた。 なんて意味深な発言をしているけれど、別に彼女との間に何かあったわけじゃない。 ただ彼女とは、10年くらい前に毎週のように飲み歩いていた友人同士だった

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私も、あなたも、人間なので。

私のことブロックしてったあの人、生きてるかな。私のこと利用するだけしたらフォロー外して消えてったあの人、元気かな。 去る者追わずのスタンスでいても、そう思うことはままある。私だって人間だ。 noteを始めた頃から、フォローフォロワーにはあまりこだわらないようにしてきた。私自身、タイムラインを埋め尽くしたくなくてフォローを最小限にしているから(もはやタイムラインを活用していないのでフォローの意味すらない)、皆さんお好きにどうぞと思っている。 それでもフォローしてくれる人は

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【創作】演劇部の部室で【スナップショット】

小道具運んでくれて、ありがとう 昼休みにごめんね 部員がみんな出払っていて 全然構わない お礼にね 演劇のチケットがあるんだよ 私と一緒に行こうよ! いや、行かないよ 何で? ケチ この女優さん、すっごい名優なんだよ 舞台には興味ないんだ この人が凄いのはね 喋りと歩き方だけで、 幼女からおばあちゃん、 外国の王子様まで演じられるんだよ 衣装も変えずに! 本当にそう見えてくるんだよ! また今日も人の話を聞いてないな なるほど、でもそういうのは僕には

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誰かの力になる

朝のお散歩中、スーパーの前を通りかかった。 いつもはあまり通らないコースだ。 スーパーの前の道路に、大きなトラックが止まっていた。 トラックには大量の段ボールが高く高くびっしりと積まれていた。段ボールには、トマト、きゅうり、ブロッコリーなど野菜の名前が書かれていた。 段ボールたちを荷台に載せている、一人の男性の姿が見えた。途方もないくらいの数の段ボールがある。それをお一人で運んでいるのか。。。 しかも、こんな早朝に。 男性の表情は、晴々としていて、生き生きとしていた

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底知れぬ笑顔の力

お昼頃、駅前の商店街をお散歩していたら、 目の前を歩いていた男性が誰かに手を振った。 手を振る男性の先を見ると、 八百屋さんの男性が手を振り返していた。満面の笑みを浮かべながら。 そのまま立ち話をするわけでもなく、 前を歩く男性は足早に駅に向かった。 友人同士なのか、八百屋さんの常連さんなのか、関係性は定かでないけれど、お二人の友好的な雰囲気を感じ取ることができた。 ほんの一瞬、数秒の出来事だけれども、 なんともハートフルな光景に、心打たれた。 わたしまでも、静かに

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#218 寝れないです雑文

 クアゼパム15mgと、エスゾピクロン3mgが処方されている。就寝前に欠かさず飲んでいるのに、こんな時間まで寝つけずに、薬の効果か、ふわっとした眠気だけはある。だから、眠れないからといってシャキッとしている訳でもない。そのため、特に何もできない。  遅くとも夜8時までには服薬して布団に入り、9時から10時頃には眠気が来て、耳栓とアイマスクをつけて寝る。これでぐっすり眠れていたのに、最近はさっぱりダメだ。そりゃあ、寝不足の日が続けば、それを回収するかのように眠りこける日もある

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20代後半、自分の人生に迷う

ひとりで過ごすとき、もしくは通勤などで電車に乗るときは専ら何かを聞いている。今まではYoutubeが多かったけど、最近はPodcastsを聞く割合が増えてきた。 これが結構おもしろくて、今まで興味があるけどどこから情報を取り入れたらいいんだろうと思うことも、YouTubeや情報が流れるスピードが早いSNS媒体ではうまく咀嚼することができないようなことも、ふらっと触れていたり。ラジオを聞く機会があまりなかっただけに新しい扉が開いたようで、一日家にいるときはよくよく流すようにな

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ひ弱 な 心 どうやって 育む の だろ 頭 ぐるぐる 小首 かしげる 「ごはんをしっかり食べるんだ」 って 君 が いう 嘘 でしょう ? やって みたら 案外 それ は ほんとう で 真夜中 スイーツ に いつのまにか 心 ほころんでいた 🍮𓌈

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詩 | 雨を聴きながら☂️Poetry | Listening To Rain Fall

Listening to rain fall, I stood barefoot by a big tree all alone. 雨が降るのを聴きながら 裸足で大きな木のそばに立っていた ひとりぼっちで Listening to rain fall, I could do nothing. 雨が降るのを聴きながら 何もすることができなかった Listening to rain fall, I wondered why I was here. 雨が降るのを

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