記事一覧
『サルディーニャの蜂蜜』
<印象に残った話>
・口紅
貴族出身で政略結婚を破棄したことで勘当され、それから自力で生きてきた六十代の女性との出会いの話。
イタリア女性がいくつになっても女性であることを楽しみ、強さとしたたかさを持つ様が描かれている。
・満月に照らされて
イタリアとフランスの国境近くの山間部に筆者が暮らした時に出会ったとその家族の話。この女性も苦労した過去があり、それを乗り越えて手に入れた山での生活が綴
teamLab Borderless: MORI Building DIGITAL ART MUSEUM
<印象に残った作品>
Light Sculpture
大量のムービングライトが作り出す光の彫刻。
光と音に包まれ没入体験する。トランス状態ってこんな感じなのかな。光のパターンもたくさんあり、これを見るだけでも行く価値があった。欲を言えば、奥にある鏡の存在感をもう少し消してほしい。
<その他>
空間全体に映像が映し出される作品は、自分も映像と一緒に動いているような感覚になり、美術鑑賞というよ
『私の体がなくなっても私の作品は生き続ける』
「火」が作り出した煤と「水」という対極の要素から生まれる墨の色は、黒色でも灰色でもないと篠田桃紅は言う。墨の中に何種類もの色を見ている彼女がどれだけ経験を積んでも、コントロールできる素材ではないらしい。
しかも愛用していた筆は、正規で売られている筆ではなく、筆職人の失敗作だったらしい。制御が難しい筆ほどいい作品を生み出すと言う。自分の意図に反して表れる表情に魅了され、一世紀に渡り生涯を通して対峙し
『今日でなくてもいい』
佐野洋子(以下ヨーコさん)のエッセイを初めて読んだのは、2015年頃で、すでにヨーコさんは亡くなっていた。最初に本屋さんでパラパラ立ち読みをしたとき(たぶん『問題があります』だった)、ストレートな物言い(というか口が悪い)でギョッとしたのを覚えている。何この人?変わった人・・という印象だった。でもそんなヨーコさんの文章がすぐに好きになった。
ヨーコさんは日常を淡々とした口調で語る。戦後に壮絶な生活
マティス 自由なフォルム 展
好きな作品
<バーンズ財団壁画 ダンス>
マティスのダンスシリーズの中で、この作品が色合い・構図・フォルムの全てが一番好み。生命の喜びに溢れた作品。
実物大で作成した後に、作品のサイズが間違っていて描き直したというエピソードにもびっくり。マティスほどの大御所でもそんな間違えするんだ・・・そして61歳で大作を描き直す気力があるのがすごい。この時にサイズを間違えてボツになった作品がパリ近代美術館に所
『なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?』
印象に残った内容1.ポジティブ感情は視野を広げ、選択肢を増やし、身体の回復を早める
被験者に楽しい映像(「楽しい」の定義は人それぞれ)を約2分見た後に皮膚の回復力を測定したところ、楽しい映像を見た被験者の回復が早かった。(アメリカのポジティブ心理学者 バーバラ・フレドリクソン博士の実験より)
自分メモ:つい空き時間にお笑いや動物の動画を見てしまい、時間を無駄に浪費したと後悔することもあるが、ダラダ