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あんちゃんとして

こんにちは。ケータです。

今日は真面目な話をしたいと思います。

本題に入る前に家族の話をします。

僕は5人家族の長男で、弟が2人います。
今年大学を卒業し就職する次男と、
高校3年になる三男の三兄弟。

2人からは"あんちゃん"と小さい頃から
呼ばれています。

由来は「ひとつ屋根の下」という
1993年の月9ドラマで、
ドラマの中で長男の江口洋介が"あんちゃん"と呼ばれていたらしいです。

昔は友達の前で"あんちゃん"と呼ばれることに少し抵抗がありましたが、今では特別感があってとても気に入っています。

そんな今でもあんちゃんと呼んでくれる可愛い弟2人ですが、3月頭に三男が手術をするということで母親から連絡がありました。

というのも、三男は生まれつき心臓の病気を患っており、今までも小さい頃に2回手術をしています。

おおよそ体が成長しきった時期、
心臓も大きくなった段階で大きな手術をするという話は前々から聞いていたので、
突然のことではなかったのですが、
やはり心配でした。

手術の日は立ち会えないので
前日に会いに行ってきました。

「あんちゃん来てくれたんや。ありがと。宿題めっちゃあるから手伝ってや。」

心配とは裏腹に弟はいつもと変わりませんでした。

面会した後、先生から手術の説明があるということだったので両親と弟と話を聞きました。

心臓を取り出すということ。
6時間の手術になるということ。
胸に傷ができること。
死ぬ可能性が2〜3%あること。

僕は正直聞いているだけでも
耳を塞ぎたくなったし、血の気が引きました。
不安な顔をしたらダメだと思いながら、
胸の中はグッと締め付けられました。

「絶対貸したマンガ返せよ。」

なんかもう一回会える約束が欲しくて、
変なことを言って帰りました。


その次の日、無事手術成功したと次男から
LINEが届きホッとしました。

この日は1日中仕事が手につきませんでした。

本当に僕の弟は強いと思います。

弟は過去の手術でも胸を切っているのでそこに傷痕が残っています。
なのでプールの時は傷が見られて小学生の時はかなり嫌がっていました。

でも、今は水泳部に所属しています。
心臓に負担がかかるので競技はできませんが
マネージャーとして活動しています。
文化祭の時は自分も裸になって、
傷が出てるところは服を着て隠さず
わざと骨の絵を描いて
ホラーマンみたいになって踊っていました。

僕はそんな弟を心の底から尊敬しているし、
弟が死ぬなら自分の心臓を使って欲しいと本当に思いました。

自慢の弟です。


この手術を受けて命を考えることができて、
あんちゃんとして何かできることがないかと
思いました。

色々考えている中で、免許更新をしてから自分の免許証の臓器提供にサインしていないことに気がつきました。

あわててサインをして、思いました。
意外と知らない人がいるのではないかと。

もしこの記事を読んで頂いたことが
きっかけで免許証の裏面を見て頂けると嬉しいです。

こんな感じで書かれています。

ここでサインする場所は本当に自由で、
1,2,3の自分の思うところに印をつけて頂くのが良いと思います。

サインをして意思を示すのが大切だと僕は思います。

これが必要になる時は
僕たちの意識がない時です。
これがないと家族の意思になります。

家族に決断を委ねるより
自分の体なので自分で決めたいですよね。

臓器提供について説明がウェブにありましたのでURL貼っておきます。
厚生労働省日本臓器移植ネットワーク


今回長くなってしまいました。
最後まで読んでくださった方、
本当にありがとうございます。

少しでも困っている人が救われて、
苦労した人が幸せになりますように。

僕にもっと影響力があったらな。

力不足を感じますが
これからも発信していきたいと思います。

ケータ

記事を読んで「しょーがねーなー。ケータにプリン奢ってやっか!」と思った方はサポート頂けると嬉しいです ٩( ᐛ )و 笑