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解決策2.<前編>低周波音に敏感になっている体の、回復を助ける音楽療法「SSP」を試す 

 私の低周波音症候群は、「音や光に敏感」「HSP」「聴覚過敏」などにも一部当てはまるところがあるなぁと思い、アメリカ在住で旧友のセラピスト、TOKIHANAの Mikiさんに体の状態を伝えて、音楽療法の「SSP(セーフ&サウンドプロトコール)」を試してみたいと相談しました。

 SSPとは、

心の傷やトラウマの状態を体の視点から理解し、回復への確かなロードマップとして近年急速に浸透している ポリヴェーガル理論 に基づき開発された音楽プログラムです。

PTSD、ADHDや自閉症スペクトラムなど発達障害、HSP(感受性が豊かで敏感な気質)、聴覚過敏 など、生きにくさを抱えた人がなかなかリラックスできない原因の一つとして、聴覚システムの機能不全があげられます。本来であれば、抑揚のある人の話し声や音楽などが、つながりや安心の感覚を引き起こす音域なのですが、過去の辛い経験から神経系が不調和な状態に固定するため、音を脳に伝える鼓膜〜耳小骨〜アブミ骨筋 が正しく機能していないことが多いのです。安心のために重要な音域が減弱されて脳に伝わる一方で、危険信号として体が察知する低音域の音が増幅されて伝わります。

この状態では、体が常に危険にさらされていると勘違いしてしまいます。安全な情報でさえ、危険なものと誤認して処理されてしまいます。

SSPの音楽プログラムは、耳馴染みの良いポップス音楽に特殊なフィルタリング加工をしてあり、耳を完全に覆うヘッドフォンで聴くことにより、副交感神経神経に直接作用して自律神経を調整していきます。

副交感神経が活性化し聴覚システムが回復してくると、外部から入ってくる安心情報が増え、過剰に危険と誤認された情報が減ります。それにより、つながりや安心をさらに感じやすくなり、自律神経のバランスが最良の状態で安定してきます。

アメリカでは、自閉症児のコミュニケーションの著名な改善だけでなく、慢性疼痛や難治性咳嗽発作など、身体症状にも効果があることが分かってきており、さらなるデータの集積が進んでいます。

また、自分のライフスタイルにあったスケジュールで、ご自宅の空間で体験できるのも、SSPリモート配信の利点です。塗り絵や写真集を眺めるなど、静かに楽しめるアクティビティを行いながら聴けますので、くつろぎの時間としてもご利用ください

TOKIHANA セーフ&サウンドプロトコール(SSP)とは より引用

 引用した中に、低周波音症候群や、低周波音過敏症という言葉はありませんが、私の場合は、エコキュートや冷蔵庫等の発する低周波音の影響で苦しみ続け、体はその低いドドドドド・・・と聞こえる音を “危険信号として察知” し、その音に身構えるかのように、日々体は緊張状態にあるーー。
 さっそくSSPを試してみることになりました。
解決策2.<後編>につづく)

Mikiさんこと、
森本みきさん トラウマセラピストであり、SSP認定プロバイダー
2020年にTOKIHANA開設
https://mikimwe.wpcomstaging.com/ssp/


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