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新型コロナで終活を意識し、10年続けたハンドメイドブログも整理。こうやって再び書くこと…

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新型コロナで終活を意識し、10年続けたハンドメイドブログも整理。こうやって再び書くことはないだろうと思っていたのですが、謎の音(低周波音)が突然聞こえるようになりーー。「低周波音症候群」を発症し暮らしは激変。克服までの2年間の体験談、少しでも何かのお役に立てればと思いつづります。

最近の記事

謎のキノコ

こんなキノコ、見たことない。 ササクレヒトヨタケ、という名前らしい。 コプリーヌとも呼ばれ、食べられるのだって。 どうして突然、庭に生えたんだろう? 手入れもしないから、野生化してきたのかな。 妖精の住むような、森になってほしいな。

    • 解決策3. 買い替えで、低周波音症候群の私が選んだ冷蔵庫

       聞こえてくる低周波音をなんとかするには、電源を切るしかなかったあの冷蔵庫。(詳しくはこちら→ 4.冷蔵庫の電源を毎日切るなんて )   買い替えてまだ1年も経っていませんでしたが、あきらめました。別の冷蔵庫を探そう!  意気込んだものの、低周波音対策の視点での冷蔵庫選びは、正直たいへんでした。売り場で実際に運転音が聞けるわけでもなく、どのような低周波音が聞こえるかは、買って使ってみないとわかりません。  2022年製の「静か」に注目して失敗したので、「小さくて、できれば旧

      • 解決策2.<後編>低周波音に敏感になっている体の、回復を助ける音楽療法「SSP」を試す

         私の状態に合ったプログラム選びでは、セラピストでSSP認定プロバイダーの Mikiさんが、オンラインで英語のQ&Aを日本語に訳してくれて、私に代わって回答を記入してくれたので、本当に助かりました。  SSPの音楽プログラムは、リモート配信。音楽はクラシックかポップスから選べます。「ポップスはちょっと懐かしいかんじの」と聞いて興味がわき、私はポップスを選びました。  スマホを使って毎日30分間、ヘッドフォンで耳をおおってポップスを聴くーー。ボリュームは控えめで、耳なじみのい

        • 解決策2.<前編>低周波音に敏感になっている体の、回復を助ける音楽療法「SSP」を試す 

           私の低周波音症候群は、「音や光に敏感」「HSP」「聴覚過敏」などにも一部当てはまるところがあるなぁと思い、アメリカ在住で旧友のセラピスト、TOKIHANAの Mikiさんに体の状態を伝えて、音楽療法の「SSP(セーフ&サウンドプロトコール)」を試してみたいと相談しました。  SSPとは、  引用した中に、低周波音症候群や、低周波音過敏症という言葉はありませんが、私の場合は、エコキュートや冷蔵庫等の発する低周波音の影響で苦しみ続け、体はその低いドドドドド・・・と聞こえる音

        謎のキノコ

        • 解決策3. 買い替えで、低周波音症候群の私が選んだ冷蔵庫

        • 解決策2.<後編>低周波音に敏感になっている体の、回復を助ける音楽療法「SSP」を試す

        • 解決策2.<前編>低周波音に敏感になっている体の、回復を助ける音楽療法「SSP」を試す 

          解決策1.エコキュートを取りはずし、低周波音の出ない電気温水器に交換する

           家探しも壁にぶつかり、もう打つ手がないと思っていたところに朗報が!  それは、住んでいるマンションの規約変更。変更内容を簡単に言うと「エコキュート交換時に必要なアンカーボルトの穴なら、マンションに新しく穴を開けていいよ」という内容です。  もちろん事前の書類申請(工事内容や貯湯タンクを固定するアンカーボルトの位置等)は必要ですが、マンション自治会の承認が得られれば工事可能です。築18年、マンション全体がエコキュート交換の時期を迎えていました。  規約変更後、すぐにお隣が

          解決策1.エコキュートを取りはずし、低周波音の出ない電気温水器に交換する

          9.ホテルに避難する

           転地療養のイメージで避難した実家は、「低周波音症候群」の私にはかえって苦しい場所でした。実家がダメなら次は・・・ そうだ! 駅前のホテルに泊まろう!  帰省時の中継地点として時々利用してきた駅前のこのホテル。空港と実家間のアクセスはバスかレンタカーしかなく、バスの本数も限られるため、旅程の一部の宿泊場所としてお世話になっていました。  付き添ってくれていた夫とチェックインしましたが、部屋に入ってすぐ私は苦しくなります。低周波音をたどって窓からのぞくと、数フロア下の広い屋外

          9.ホテルに避難する

          8.田舎の家に緊急避難する

           私の実家は九州にあります。「ポツンと~」まではいかないけれど、星空のよく見える田舎で、町もこぢんまりとしていて、のんびりできるいいところです。  そうだ、実家なら低周波音から離れられるかもしれない! そう思い立ち、大阪から電車、モノレール、飛行機、バスと乗り継ぐこと6時間、夕暮れのふるさとにたどり着きました。  ところが、家のなかに入ると低周波音で体が苦しい。冷蔵庫? いやいやもっと強い音。音をたどって西の窓から外を見ると、古い納屋の暗がりに、黒い大きな塊が見えます。  

          8.田舎の家に緊急避難する

          7.エコキュート、Wi-Fi、スマートメーター

           「電磁波過敏症」の人が「低周波音症候群」でもあった、というケースを何かで読み、私の敏感さは、さまざまなものに対してアレルギーのように広がっているのかもしれない、と考えました。  例えば、eo メッシュWi-Fi。子機を取り外し、親機だけにしてもパタパタと鼓膜にたたきつけるような刺激があり、Wi-Fi自体を切るようにしました。スマホの電源も使うときだけ入れる。電化製品はコンセントから抜く。身のまわりの電化製品からの影響を減らしたいと、こまめに電源を切りました。  低周波音を

          7.エコキュート、Wi-Fi、スマートメーター

          6.エコキュートに防振ゴムを敷く

           南向きのベランダの角、お隣との仕切り板のそばにあるのは、2005年製コロナのエコキュート。  写真の室外機のようなものがヒートポンプユニットで、奥に見える大きな四角い背の高いものが、貯湯タンクユニットです。この二つがセットになって、給湯機のエコキュートというわけです。  夫が、メーカーのコロナ大阪サービスセンターに音と振動について相談したところ、コロナ代理店の男性が来てくれました。  エコキュートの寿命でいうと、使い始めて17年は交換の時期を迎えているとのこと。とにかく深

          6.エコキュートに防振ゴムを敷く

          5.あの日常にいつか必ず私は戻るんだ

           敏感になっていくばかりの私は、壁や天井、床の向こう側、上下左右のお隣の音や気配さえも、感じるようになりました。といっても、超人になったわけではなく、危機を前に動物的な本能の部分がきわだったのだろうと思います。自分にできることには限界があります。今こそ専門家に相談するときです。  かかりつけの内科医に紹介された心療内科では、あなたは心療内科の患者ではない、ということで、今度は精神科を紹介されます。低周波音被害について心療内科の医師にたずねると、「それ(低周波音被害)で診てい

          5.あの日常にいつか必ず私は戻るんだ

          4.冷蔵庫の電源を毎日切るなんて

           静音性が高いと売り場で聞き、これならと買い替えた三菱の冷蔵庫。夫は、「これまであった古い冷蔵庫とは比べものにならないくらい、ほんと静かだね」と言います。しかし私は、初期不良ではないかと思うほど大きな低い音が響いてきて苦しく我慢できず、修理サービスに来てもらいました。  コンプレッサーの回転数によって冷蔵庫から聞こえる音が変わるということなので、その回転数を手元の機器で変えていきながら、「この音ですか」「これはどうですか」と、故障がないかチェックしていきます。7段階か9段階か

          4.冷蔵庫の電源を毎日切るなんて

          3.夫には聞こえず、私には聞こえる音

           大阪の自宅マンションに12年ぶりに戻ってこれて、引っ越しの片付けもひと段落し、新しい暮らしを楽しみにしていた私でしたが、午前3時過ぎに目が覚めるようになります。謎の音に起こされるのです。  それは、「ドンッ ドドドドド・・・」というトラクターの運転音のような、信号待ちのバイクのアイドリング音のような、謎の機械音。強弱があり、ドンッと何かが爆発するような強い音もときどきまじっています。  当時、引っ越しの輸送で壊れてしまったウォーターベッドのマットレスを新しく買い替えたば

          3.夫には聞こえず、私には聞こえる音

          2.夕方になると家の中が苦しい

           マンションに住んでいると、夕方になれば近所からトントントンと包丁できざむ音や、練習するピアノの音が聞こえてきたりします。相撲中継やニュースを流し見しながら夕食のしたくをするひとときは、私にとって、慌ただしくもほっとする時間でした。  ところが、2年前の秋。夕方になると家の中で不調を感じるようになりました。  さあ、そろそろ夕食のしたくを始めようかな。そう思って台所に立つのですが、頭がなんだか重くてはかどりません。風邪でもひいたみたいに熱っぽく、料理をしていても手が止まって

          2.夕方になると家の中が苦しい

          1.家がこわい 突然聞こえるようになった謎の音

          2年間 「低周波音症候群」に苦しんだ 私の やってよかったことと 元気になる家づくりのヒント はじめに  汐見文隆氏の著書『低周波音被害を追ってーー低周波音症候群から風力発電公害へ』(寿郎社刊)のなかに、次のような一文があります。  2016年に発行されたこの本は、低周波音公害の調査や被害者の救済活動に尽力された、汐見医師の遺稿だそうです。  その文中で「マンションで、オール・エコキュート」の未来に警鐘を鳴らしていますが、私は身をもって低周波音の怖さを知ることになるので

          1.家がこわい 突然聞こえるようになった謎の音