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解決策1.エコキュートを取りはずし、低周波音の出ない電気温水器に交換する

 家探しも壁にぶつかり、もう打つ手がないと思っていたところに朗報が!

 それは、住んでいるマンションの規約変更。変更内容を簡単に言うと「エコキュート交換時に必要なアンカーボルトの穴なら、マンションに新しく穴を開けていいよ」という内容です。
 もちろん事前の書類申請(工事内容や貯湯タンクを固定するアンカーボルトの位置等)は必要ですが、マンション自治会の承認が得られれば工事可能です。築18年、マンション全体がエコキュート交換の時期を迎えていました。

 規約変更後、すぐにお隣がエコキュート交換工事をしましたが、このときに気づいたのです。工事後の低周波音が違うことに!
 私の感覚ですが、苦しさを感じていた低周波音の一部が小さくなり、不快で眠れなかった振動も前より小さくなる、という明らかな変化です。低周波音も振動もあるのだけれど、エコキュート交換で現状をいくらかでも改善できると分かり、我が家もすぐ行動しました。
 
 古いエコキュートを撤去し、低周波音が出ない「電気温水器」にしよう。

 奥行き約60センチのスペースに置けるコロナの電気温水器は、追いだきがないタイプでしたが、手動で高温さし湯すればいいのでOK。電気代については、エコキュートより約3倍かかるといわれていますが、東京でオール電化マンション・電気温水器で6年間生活していた経験上、節約のしどころもわかっているので大丈夫、と進めました。

 交換工事をやってどうだったか。
 効果は、エコキュートがなくなって電気温水器になった朝からすぐありました。私の実感として、深夜の低周波音の苦しさの8割が解消。特にエコキュートが動き出すと始まっていた、頭の中をひねられ、たたかれ続けるような苦しさの大部分が消えて、寝坊してしまうことがあるくらい眠れるようになりました。(写真=電気温水器に交換後のベランダ)

 残る2割については、近隣からの低周波音(エコキュートや電化製品、マンション全体の換気、そばの道路を通行する車等)によるものだと思います。これらは自分ではどうしようもできません。
 近隣からの低周波音についてつけ加えると、お隣のエコキュート交換で聞こえる低周波音が変わったことをコロナ代理店の男性に話したところ、彼はお隣の工事も担当していたそうで、「すみません、自分は低周波音は聞こえないのでその音の違いはわからないけれど」と前置きした上で、新旧エコキュートの違いでいうとコンプレッサーが違う、という話でした。コンプレッサーの違いーーそれが私に聞こえる低周波音の違いなのかもしれません。

 電気温水器になって2カ月。日々体調が回復してきていると実感しています。ただ、寒くなってきて暖房を使うようになり、エアコン室外機からの低周波音や振動で体に負荷を感じていますが、以前に比べると対処できるようになったと、自分でも思います。
 そのきっかけを与えてくれたのが、聴覚過敏というキーワードからたどりついた、音楽療法のひとつ「SSP」です。次の解決策2.では、
<前編>で、SSP(セーフ&サウンドプロトコール)の説明
<後編>で、SSP体験談
をつづります。

※SSP( セーフ&サウンドプロトコール)

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